雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

春の日

2021-04-27 01:02:10 | 不思議
新一万円札の肖像に決まったからなのでしょうか。
NHKの大河ドラマなるものも、
今は「渋沢栄一」さんのお話とのことでして。
それでもって



「大河ドラマはよく見ているのぉ。。」



とのたまう、
ぷっちんプリリンな不思議ポンチキおねーさま
よくその話をして来ます。
しかし......僕さん......



「まったく見てへん!(`・ω・´)
つーか、おぬし、
少し前までは鬼滅の話ばっかりだったやないけ!」



と、そんなある日。
そのねーさんとSZさんからこんな写真が送られて来ました。



聞けば、紫蘭(しらん)という花らしく。
その辺の野山にも普通に生えているものなのだそうで。
それを、この時、熱海にいた二人が近くの野山から?
苦労して摘んできたのだ、と......



「そんなこと知らん!(`・ω・´)」



そして、この紫蘭を、
知らんぷりして渋沢栄一さんに届けて欲しいのだと、
二人のポンチキ・アタミーズは僕さんにそんなことを言ってくるのです。



「なんでやねん!?」



至極、当然の質問でございます。
ええ。ええ。
そもそも、この話は、
この時から遡ること数日前の夜に端を発していたのですが。
いつもの様に真剣に大河ドラマを見ていたであろうプリリンねーさんに、
唐突に、渋沢栄一さんからこんな言葉が降りて来たらしいのです......



「深谷の私の生家に来たらいいよ。
Uzmetに言ったらすぐだろうな。
紫蘭(しらん)が欲しいと伝えてくれ。
紫蘭だよ。
だから、もう少し後だな。

紫蘭が咲いていて、
サワサワと風が吹いているサマが好きだったのよ。
初夏の風がね。
乱(蘭)だったからな。人生は」



それで上の写真の紫蘭を渋沢栄一さんに届けて欲しいのだ、と。
そんなことを僕さんに言って来たというワケなのです。
実のところ、僕さんの実家というのは、
この渋沢栄一さんの生家に「近過ぎちゃうくらいの近所」にありまして。
どれくらい近いかというと、
ウチのヨシコ(おかーたま)の散歩コースになっているくらいの近さ。
目と鼻の先。
なので、最近のよし子の愚痴は



「歩いてると観光の人に道ばっかり聞かれるんよぉーー。。」



と、そんなこともあり、
近く所用で実家に帰らなければいけなくなっていた僕さんに、
素敵なプレゼントが届けられて来たと言うわけなのです。





僕さんや渋沢栄一さんの生家の裏手の方の景色。
今は「渋沢栄一記念館」や公園などになっていますが、
基本的にはすこぶる田舎の畑一面な風景。
小川がチロチロと流れている以外は、
なぁぁーーーんの変哲も無さすぎる風景。
遠くには渋沢栄一さんも見ていたであろう赤城山(あかぎやま)の御姿。
この辺で生まれ育った人なら皆、この姿を見て育っているはずで。
僕さんの故郷の風景であり、山。



「......しかし、この辺にこんな花とかあったっけ?
高校までしかいなかったしな、よー覚えてへんな......
花とか全く興味なかったし......



などと、ブツブツと言いながら、
小川沿いの道を栄一さんの生家である
「中の家(なかんち)」へと歩いて行き。
栄一さんの生家の裏に広がっている公園に通りかかると、
その公園の中に紫の花が植えられている花壇がありました。



そして、
その花々の中に.......



「おおおおおおおおおおーーーーーーーっ!!?
こ、コレわわわわっ!」
マジか!?マジなのか!?
本当に紫蘭やんけ。
しかもこの植えてある感じは......
元々この辺にあった花なんだろーな、きっと......
マジか!?......マジだったのか......
紫蘭だけに......知らんかった......」



感激した僕さんは、横浜在住で、
こんな片田舎の風景や花のことなどは全く知らないであろうねーさんに、
現場の写真と、
紫蘭が本当にあったよー、、という報告をしました。



「えええええええ!!!!???
ほんと!?
ほんとにあったんだー!!
なんかとても嬉しい!
本当だったんだぁーーー。。
涙が出てくる、、、泣いちゃうよーーー、、、」



写真を送った直後には、
ねーさんからそんな電話がかかって来ました。
なんだか本気で泣いておりました。ええ。



その後、
僕さんは栄一さん......通称「栄ちゃん♪」
の生家に入っていき、





特別に作ったという「栄ちゃんアンドロイド」や、
母屋の縁側からも見えそうな庭園の片隅にある水辺に、
こっそりと熱海から届いた紫蘭を置きました。





置いた紫蘭の後ろの庭石には気持ちばかりのお酒を少しだけ注ぎ。
そうして、自分の生家にテクテクと帰りました。





綺麗に晴れ渡った空。
小川沿いに広がる田舎の田園には、
子供の頃から変わらない、
勇壮な赤城山から流れくる心地よい風がサラサラと吹き抜けていました。
僕は、なんだかスッキリとした気持ちで空を見上げ、
パシャリと、幾枚か写真を撮りました。





ある春の日の、
そんな1日(^^)



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黄泉比良坂

2021-04-23 00:23:01 | 凄い...パワスポ寺社
「バスツアーの予定が人数集まらず、
6人のプライベートツアーに。なので、
マニアック向けのおすすめスポットを教えてください♫」



なんていうラインが、
少し前に高校の同級生のkumiちゃん(♀)から届きまして。
聞けば、皆で奈良や琵琶湖辺りにお出かけをする♪
なんていうことになったらしく。
その後、彼女とは、
その旅の道中に都度都度エトセトラなやり取りをしていました。



「行きたいところに行くのがよいかと。
それが一番。
おすすめは皆違うし。
何か疑問が沸いたらその時はいつでも連絡くだされポンポン」



僕さんのようなつまらない人間の答えとしては、
いつもそんな感じなのですが。
一方で、旅の最中での質問には、
何かと精いっぱい答えるのが礼節だとも思っておりまして。



「丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)。
丹生家。興味が尽きないです」



なんて言葉を彼女から投げかけられたりした時には、
以下のブログ記事リンクやコメントなどを送ってみたり......



「朱」の女神
「朱」の女神 2
「朱」の女神 3



「真偽を見定めないと危ないからねー」



そのまま彼女達は琵琶湖方面へと周遊をしていたようで。
その後には以下のようなラインも......



「白髭さん(琵琶湖畔にある白髭神社)の岩で
〇×△◇※♪$¥......たら振動数が、上がって、
亀、龍が口から文字を吐いてるのが見えた」



僕さんは......



「古代文字だよ。
その辺古いからね。
白髭さんは裏の山がすごいよねー(^^)」

「裏の山!
みんなでここ凄いねー言って
しばらくエネルギー楽しんできたよ」

「そゆこと。
後ろの山々の名前知ってる?」

「(*^ ^*)全然知らない。教えて~(*^o^*)」

「比良山地(ひらさんち)。比良山(ひらやま)。
君らいたパワーあるところ、坂道だったでしょ。
急峻な。山の斜面で。
違う?」

「山の斜面だった」



そのまま、僕さんは続けます......



「記紀神話にはこう書かれているんだよ、、、
黄泉の比良坂(よみのひらさか、よもつひらさか)。
比良坂、、とは、
比良の山の坂。
黄泉の入り口だね。
だから文字を刻んで封印をしてある。
封印の文字。
その主語として白髭さんがいてくれて、
管理者でいてくれている感じかな。

黄泉の封印に龍さんの力と亀、、、とは、山のこと、、
の力を入れてあるんだね。
琵琶湖は守らなければいけない要害地だからね。
四方を強い神社や寺が囲んでる。
この国の起源にも関わる大事な湖だから。
いつか、日本海側と、
四国辺りに行くとまた色々謎が解けていくと思うよ(^^)

黄泉比良坂

よもつひらさか、、

ヨモは四方。

ツは津。
船着場とか入江とか。
そういう場所のこと。

黄泉=よもつ、とは、
四方に開けた津のこと。
日本最大の津でもある湖。
琵琶湖のこと。

よもつにあるひらのさか。

四方に開けた津の近くにある比良山の坂。

藤原氏はひどいね~(^^)」



最後にまた違うリンク記事を送付。



—藤—



そんな、
kumiちゃん達御一行とのある日のやり取り。



旅というのは楽しいものです。
全身で様々なリアルを感じて。
そのリアルと知見、知識、
感覚とを組み合わせて真実を発見する。
それは、きっと、
自分を発見することであって。
それが何よりも大切なこと。
kumiちゃん達の旅も、
そんな旅路となったのでしょうか。(^^)



かなり前の写真になりますが、
琵琶湖の畔(ほとり)に佇む白髭神社さんの名物鳥居。
仕事や遊びで近くに訪れた際に、時々伺っていました。





境内は常に厳か(おごそか)な感じ。







白髭大神(白髭明神)さんと白龍さんが一番いらっしゃる!?
白い大木さん。



拝殿裏にあるヤバーーーーーイ!?御神石。
神話における「桃」!?的なモノ。。
触るべからず。



湖に立つ鳥居は絶景!故に、最近、
SNSに上げようと撮影に躍起になってしまう人達がいて、
すぐ近くを走る国道の通行を乱し、
危ない状況も多々見受けられると聞いています。
とにかく、旅はやわらかで、ゆったりと......と、
願っていたりもします。はい。(^^)



黄泉(よみ)というのはアノ世のことでもあり、
古代においては、止むに止まれず、
病や体の不自由な老人を置いて来たり。
育てられない乳飲み子を置いて来たり。
そんな場所であったのだとも思います。
また、そんな地の多くは人里離れた山奥であったりもするのですが、
それを「アノ世」「黄泉」などとして人を寄せつけないようにしたり。
そんな場所の入口には供養や人除けの為に祠や神社などを置いてみたり。
神話からそんな黄泉の象徴であったイザナミさんを引っ張り出して、
その祠や神社に祀ってみたり......と。
捨て置かれた人々は時に鬼とか鬼婆などと呼ばれたり、
どんな生活を?思いを?して過ごしていたのでしょうか。

黄泉とされる場所の多くがどこか暗く、重々しい場所となっているのも、
そんな事々が影響しているようにも思います。
出雲など、力のあった一大勢力を制圧した為政者から、
そんな「黄泉の国」として充てられてしまったり、
言われてしまったりしていた部分もあるようにも思います。
そんなコトゴトがまた史実を混乱させてしまったり。
記紀神話においてのソレは、
上記もした幾つかの意味や事実を重ねているとも推察されますが、
しかし、基本的には、この琵琶湖の比良山地であると思われるのです。
そして、カンのある方々にとっては!?四国の某地も......
黄泉を意味するのでしょうか。ね。


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Nomad Work

2021-04-19 00:11:20 | 面白い
「リモートワーク」
「テレワーク」
なる言葉が世に広く歩き出して久しく。
最近では街のあちこちにそんなトレンドを意識したお店とか、
ワークスペースなども増えてきていまして。
好奇心旺盛でポンチキな僕さんは!?
見かけると試しに使ってみたりもしているのですが。
中でも自宅から歩いて7、8分程のところに出来た、
駅から連なるビルの中にあるシェアオフィスがとても良い感じで。
かなり気に入っておりまする。





以前「蔦屋家電」という記事で記していた
「蔦屋家電=TSUTAYA ELECTRICS」というショップが、
フロアの一部を改修してオープンさせたシェアオフィス
「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」





元々、本屋さんのリラックスチェアゾーンだったところなので、
沢山の本にも囲まれてなんだか良い雰囲気。
同じように、
Tsutayaの店舗を改修したものが各地に点在しているようで、
渋谷、田町、湘南、福岡空港、新道東駅、牧野高校!?......と、
これからも増えていきそうな感じ。
色々なところで同じように使えるのもとても便利。
肝心の値段は1時間¥900。
アプリを落とし、そこから予約をすると¥841。
ソフトドリンクは飲み放題。
ナッツ・バーを中心とするスナックやチビっ子パンも食べ放題。
それを考えるとリーズナブルに思えております。はい。
そこも気に入っているポイントでして。













僕さんはコーヒーとナッツとチョコレートと、
ジンジャエールとコーラがあればだいたいご機嫌(^^)



アルコール類の飲み放題プランや、マッサージ機とか、
家電店らしく様々なメーカーのサンプル試供品なども
使えるように置いてあったりします。







人数も一人でのワークスペース押さえから、
二人、三人、四人......と。
使う人数に応じて多様なスペース押さえができるシステム。
打ち合わせとか、電話も、
周囲に迷惑をかけない範囲で出来ます。



昨年の4月。
最初の緊急事態宣言が発令され。
僕らの業務や業界に関してはリモートを中心とする仕事の流れが
生まれて来てもいたのですが、
頭の上に「好奇心」印の旗が立っている僕さんは、
当初は近所のカフェあたりからリモートワークの可能性を探り出し。
大きな問題は無さそうだったので、
そこから徐々に「リモート半径」を広げていってみました。
横浜とか、大磯ロングビーチのスパ施設からとか、
そんなところから会議をやってみたり。
会議モニターの下はスパ用水着のタオル巻き♡みたいな。
引いて見るとかなりアホな絵柄の感じで。ええ。
しかし、依然、業務に支障が出るようなことは無く。
その後もさらに実験範囲を広げていって、箱根の温泉とか、
熱海あたりも行ってみようかしら、とか。
そして、そこから伊豆半島あたりに乗り込んでいった時に......



「ふーーむ。。関東以外もイケそうだな」



と。緊急事態宣言も解除され、一時期
「GO TOキャンペーン」
なんてことも実施されていたので、
京都や奈良あたりにも行ってみたりなんかして。
それでもって、またそこで。
キャンペーンでホテル代がおそろしく安かったのと、
引き続き特に問題が起きなかったということとで、



「じゃぁ、日本の端からも仕事できんじゃね!?」



なんて。
ええ。
そんなポンチキなノリで飛んだ石垣島。



ありがたいことに、八重山諸島出身の、
元、某有名アーティストさん関係の手練れスタッフさんが
現地でナニカト完璧なコーディネートをしてくれて。
ノマドワークの果てにたどり着いたのは、
人が住んでいる所としては日本最南端となる波照間島(はてるまじま)。



まさに、波の果ての島。
波照間ブルー。
で、仕事の方は、と......
なんとかなっちゃった!(*´ー`*)むむーーん。。



竹富島のカフェとかからもネットワークに繋げてみたりして......
仕事わ......
できちゃった☆(。・ω・。)にょふーーん。。



いや、まてよ、、
冬わ雪国から仕事できへんかな......



できちゃった♪(●´ω`●)ぽふーん。。



風の時代」には風っぽく働いてみようかなぁ、と。
そんなおバカな実験と行動を押し進め、
クレイジーなほど厳しい業界と時代とを
乗り切っていこうかと思っております。
風の時代の申し子!?「藤井風」さんも最早ブレイクのようですし。
前回記した映画「NOMADLAND(ノマドランド )」も
大ヒットの流れに乗って来ているようで。
ノマドの様に、
風の様に、
颯爽(さっそう)!と進めればと
気張っている今日この頃なのでございまつ。(^ν^)



おバカと言えば!?
最近、予告編が公開されたおバカすぐる映画
「ワイルドスピード(WILD SPEED)」シリーズ最新作、
「ジェットブレイク」。
原題は「Fast & Furious 9」



やべーーーっす。
早くみたいっす。
映画の公開も少しづつ増えて来ていますし、
とても楽しみにしている作品なんすの。ええ。(^^)


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NOMAD

2021-04-15 00:05:06 | 素敵...映画/音楽/珈琲
「ロードムービー」という映画ジャンルを思うと、
僕の場合、真っ先に浮かぶのが
ヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)監督の
「パリ・テキサス( Paris, Texas )」という作品。
それと、以前も記していたデイヴィッド・リンチ(David Lynch)監督の
「ストレイト・ストーリー(The Straight Story)」あたり。

どちらも好きすぎてDVDを持っていたりもするのですが、
サブスク時代にはもはや意味がない!?
とも言えるパッケージでしょうか......



つい最近、もしかしたらそんな作品さん達以来の、心から
「いいなぁ、、(*´ω`*)、、」
と思えるロードムービーらしいロードムービーに
出会うことができました。



「ノマドランド(Nomadland)」
クロエ・ジャオ(Chloé Zhao)監督。
フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)主演。
予告編はこんな感じ......



冒頭、始まって2分ぐらいのシーンで、もう、
主演女優さんから作品に対する強烈な「覚悟」を見せつけられ。
それはそのまま、
監督さんを含めた映画制作チームの皆さんの覚悟であるとも思われ。
見ている、タダのいち観客である僕さんも、
それ相応の「見る覚悟」を決めさせられてしまう感じ。
ここでもう、勝負あり。
映像というより詩篇を読んでいるかのような丁寧なフィルムワークには、
ヴィム・ベンダースさんのような才能の煌めきは見えないのですが、
作品に対するどこまでも深い愛と誠実さと
丁寧さとを感じさせられました。
今年のアカデミー賞でも何かしらの賞を取りそうですし、
きっと、これから相応のヒットともなるのかなぁ、と。
そんな空気感もプンプン。
僕の中ではもう名作のリスト入りは決定。
サブスク時代には意味のないDVDも
「出たら買っちゃうかも!」
という感じ。

孤独とは何か。

別れとは何か。

友達とは何か。

家族とは何か?

家とは何か?

ホームとハウスの違いは?

豊かさとは何か。

経済とは何か。

国とは?

旅とは?

生きるとは?

動く人と動かない人との相互補完。関係。必要性。

そして、



歳を取るということは、
どんなことかなのか?



そんな、最早ありきたりとも言えるテーマごとを、しかし、
一切の押し付けがましさもなく。
ロードムービーらしい絶え間なく流れる景色と時間の描写の中で
淡々と、じんわりと、うっすらと、
見る者の心の深いトコロに問いかけてきます。
イヤ、「問いかけられる」というよりは
「そっと置いていかれる」......
という表現の方が正確な感触でしょうか。
故に、体にとても染み込んでもきます。



経済大国アメリカの、
その経済に対して貢献してきた人々が、
年齢を重ねるにつれどの様な現実に直面していくのか。
どの様な思いに苛まれていくのか。
それは、この日本国においても、これまでも、これからも、
とても多くの人々が直面するであろう大きな問題であり、風景。
国や家族というものの意味と価値と意義と、
再定義が問われている様にも思えます。



高齢となるまで生きれているとして、
僕はどんな生活をおくろうか......



この国はきっと、
何も助けてはくれないだろう。



今の「経済」なるものは、
資本主義なるものは、
そんな国と同様に、
きっと何も助けてはくれないだろう。
それこそが経済というものの本性であり、
「弱肉強食」こそが今の経済なるものの本質。



いつか、
未来世界でこの映画を再び見た時、



「ああ、こんな時代もあったよねぇ、、
俺たちの社会って未熟だったなぁ、、、」



と、そう言って笑えるような世界を作れるように
頑張っていきたいなぁ......
なんて。
柄にもないことを思ったりもして。
きっと、これから、
様々な人が様々な切り口から様々なことを語っていくであろうこの映画に、
僕はそんなことを思ったりもしました。
全体的には切なく、重々しくもある空気が流れてはいますが、
しかし、どこか軽やかで笑顔にもなれる柔らかさや優しさがあって。
大好きっす。この映画。



沢山の別れのシーンがあるのに、
「サヨナラ(Goodbye)」
という言葉が出てこない映画。



そこにあるのは、いつも、
「See you down the road」
という言葉。



————————また、道のどこかで会おう。



去りゆく人のシーンを見ていると、
僕はいつも一人とり残され、
置いていかれてしまう様な気持ちにもなります。



最も重要とも思える、とあるシーンでは、
美しい荒野に向かって歩いていく主人公をカットの真ん中におかず、
スクリーンの隅へと持っていくショットとなっていて。
そこに僕は言いようのない美を感じ、
ロードムービーの魂も感じました。



主人公は誰なのか。
なんなのか。



今一度、
人生について深めに考えている今日この頃なのでございます。
気付いたら二回も見ちゃってた♡
のでございまつ。(^^)


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IBARA

2021-04-11 00:25:08 | セツナイ
宮城県、大阪府、兵庫県で実施されていた
「まん延防止等重点措置 」
が、今度は東京都や京都府、沖縄県にも拡大施行されるようで。
一方で、同時に、マスなメディアから流れ来るのは、
なんだか、自然な流れと見える様に?
おすまし顔でスルスルと、ジリジリと、
開催して当たり前!なムードを醸し出さんとしている?
「東京2020オリンピック」関連のニュース。
こちらに関しては「まん防ニュース」とは正反対の
ポジティブなコトばかりが伝えられている様な感じですけど......
なんだか、気持ち悪いくらい......



ちぐはぐ。



もう、有無を言わさず開催するのでしょうけど、個人的には、
これほど気持ちが入っていかないオリンピックも珍しく。
IOCや国家政治に対しての不信も大きく。
もしかしたら、後世に、

「経済と金欲と権力に捧げられた祭典」

なんていうふうに刻まれてしまうオリンピックにならなければいいなぁ、
とか。余計な心配をしたりもして。
オリンピックの起源である

神に捧げる祭典

なるものとも全く違った印象で語り継がるのではないか......とか。
勿論、ソレやコレやは、池江璃花子さんに象徴されもする、
選手の皆さんが体現するであろう努力や歓喜や感動、
名誉や誇りや美.......などとは別のものですが。
とにかく、凄く思うのは、
呆れるくらいの問題がこれほど多く続いたオリンピックなど
過去にあっただろうか?と。
わかりませんが、
ネットなどをググってまとめるだけでも今回はこんな感じで.......
ちょっと恐ろしい気もしますけど......



================================
オリンピック誘致活動の中心人物だった猪瀬直樹東京都知事が
資金提供問題で辞職。


イラク人建築家のザハ・ハディッドさんの案で決定していた
新しい国立競技場のデザインが、建築費の問題で白紙撤回。
その後の再決定案も、ザハさんから著作権侵害の訴えを起こされる。
ザハさんはその後急逝。


佐野研二郎さんの作成した公式エンブレムが模倣作であることが発覚。
白紙撤回される。
その後、再コンペとなり、現在の野老朝雄さんのデザインが選ばれる。


招致委員会理事長でありJOCの会長でもある竹田恒和さんが、
大会の招致をめぐる賄賂問題で辞任。


東京の「夏の暑さ問題」で、
IOCによりマラソン競技は札幌市開催へと強制変更される。


トライアスロン競技に関し、
「大腸菌まみれ」のお台場で開催することが各所で問題となる。


コロナ禍が世界中で起こる。


ギリシャで行われた、
聖火を日本に運ぶスタートの聖火リレーがコロナ禍で中止。
日本国内のリレーも相次いで休止。


2020年3月24日。
正式に1年間の延期が発表される。
聖火リレーも中止。


コロナ禍による緊急事態宣言の発令。


2回目の緊急事態宣言が発令。


大会組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視発言で辞任。
発言に対しては世界中から非難を浴び、
国内ボランティアの辞退も相次ぐ。


開催決定をしたものの、変異ウィルスの脅威が拡大し、
「まん延防止等重点措置」を一部地域で発令。
三たび、パンデミックリスクが高まる。
================================



もし、神様なるものがいらっしゃるとしたら、
今回のオリンピックは開きたくなかったのかなぁ?とか。
どーなんでしょう、か。





都知事にオススメされても、この格好だけは......
僕は全力でしませんけど。ええ。
個人の嗜好の問題として。ええ。

好きか嫌いか。

何が正しくて、
何が間違っているのか。

何が善で、
何が悪か。

正誤の判断がつかない。
出来ない。
わからない。
わからないまま進む道。

イバラの道とは、
そういうものでしょうか。

正しい判断と思えるには、
正しいと思えるモノサシが必要なのだろうな、と。
そう思います。
そんな物差しを持たないまま闇雲に歩いてしまう道も、また、
茨の道でしょうか。



反復記号」という記事で、
庵野秀明監督のNHK番組のYouTube動画を探していた時に、
流れで、偶然、
久々に目にした宮崎駿さんを追いかけたNHK特番の動画。
もう、かなり前に放送された
「NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿」
という番組の一場面でしたが、今見ても、改めて面白いなぁ、と。
やはり僕は宮崎駿さんが好きなんだなぁ......と。
そう思わされたシーンでした。

「生命に対する侮辱」

勿論、ココでやり取りされている会話の正誤や是非に関しては、
僕のようなものが語れるものではありませんが、
宮崎さんの考え方とか、物差し的に持っている哲学とか、
作品の奥底に入り込んでいる感情の様なものが、
僕はとても好きなんだろうなぁ......と。
そんな確認ができたシーン。

「どこにたどり着きたいんですか?」

スタジオ・ジブリ社長、
鈴木敏夫プロデューサーのこの言葉も、なかなか。
イバラの道を歩く人には!?
響くのではないかと。


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チキチキ♪チャーハン

2021-04-07 02:54:33 | 美味い
無性に食べたくなるんす。
チャーハン。
炒飯。
なんでだろ?
お米好きだからかな?(´・ω・`)
この前、久しぶりに神楽坂(かぐらざか)に行ったからかな......



東京、神楽坂の町に行くと、
ついつい入ってしまう町中華の「龍朋(りゅうほう)」さん。



こちらさんの炒飯。
サイコーなんす。(●´ω`●)
ヤキメシ。焼き飯。たまらん☆スープ付き。





僕さんの中では自由が丘の「寿福(じゅふく)」さんと並び立つ
「和中華系」炒飯のスタンダードさん♡
炒飯要員と思われるスタッフさんがいつもいる感じなのです。すごいんす。
人間がダメになっちゃうのですぅぅーー。。
元々ダメだけどぉぉぉーー。。



「王道中華系」炒飯のスタンダードといえば、こちらさんでしょうか。
もはや名店中の名店!?
横浜、中華街の「清風楼(せいふうろう)」さん。
大学生をやっていた頃から時折伺っているお店さんなんす。
惚れ惚れしちゃうんす。
少しだけ赤っぽいんス。



こちらさんは、とにかく!シューマイ!がマストアイテム。
ご一緒に絶品ワンタンスープ!なども。ええ。ええ。
人間がおかしくなっちゃうんす。
元々オカシイのですけど。。





横浜の中華街といえば、忘れてわいけませぬ。
福満園(ふくまんえん)さんの黒炒飯。
黒チャーハン 。略して黒チャー。
写真のお店は市場通り店でしょうか。
福満園さんは何軒かあるのです。



香ばしい!
と思える黒チャーさんはナカナカお目にかかれない代物でして。
噛めば噛むほど味が滲み出るんす......



ま、過去記事を見返してみると、
ラーメン屋さん系のお気に入りチャーハンを載せていた感じでしたけど。
せっかくなので、改めての連チャン写真アップ。
ダイエットに励む方々さん達にわ地獄の苦しみですのな。( ̄ー ̄)
チキチキ炒飯旅♪



コチラが上にも記した、東京、
自由が丘の「寿福(じゅふく)」さんによるTHE 和中華チャーハン。
アチキの永遠の恋人。
下は「揚州商人(ようしゅうしょうにん)」さんの黒酢炒飯。黒チャー。
チンゲンサイ(青梗菜)のシャキシャキ感がたまらんポンチ。



コチラは言わずと知れた北海道、札幌「すみれ」さんのチャーハン。
生姜がマスト。



ラーメン屋さん炒飯のもう一つのスタンダード。
京都、「新福菜館(しんぷくさいかん)」さんのチャーハン様。
変わりが効かない逸品。



福岡県、博多の「だるま」さんのチャーハンも結構好きなんすけど。
ご家庭チャーハンを絵に描いた感じでしょうか。ええ。



......しかし、チキチキ♪チャーハン......
ウナギクライシス」や「ラーメン」や「カレー」や「おにぎり」に次いで
シリーズ化が決定したようですな。
相変わらずB級極まりないブログですのな。( ̄ー+ ̄)ニヤリ。


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反復記号

2021-04-03 00:13:05 | 面白い...映画/音楽
エヴァンゲリオン(エヴァンゲリヲン)
が完結するということで。
最新作であり最終作とされている
「シン・エヴァンゲリオン劇場版 :|| 」
を観るべく劇場に足を運んでみました。
記録的大ヒット!......とまでは言えないまでも、
このコロナ禍においては充分な興行成績と
数字を叩き出しているようです。



ここまで、壮大かつミステリアスに広がり進んで来た物語が、
終盤に向かうにつれ個人の内面世界に入っていくような展開は
最初のTVシリーズを思い起こさせられもして、
賛否も別れそうな部分にも思えましたが、やはり、
時代を超えてしまった傑作の持つ迫力と魅力は
存分にあったように思います。
個人的には「シン・ゴジラ」で初の実写映画を手掛けたことの影響なのか?
格段に変化と進化を遂げている庵野秀明(あんのひであき)監督の
実写的発想のカット割がとても印象的でした。
実写とアニメーションとの違いを体に入れ込んだ上で作られる
アニメの凄みを感じたりもしました。
タイトルの最後についていた

「 :|| =反復記号 」

にしても、見てみるとその意味がよくわかりましたし、
以前記していた僕の大好きな映画
王立宇宙軍 オネアミスの翼
を思い起こしてしまった様なところもあったりなんかもして。
ただ、見終わった直後に思ったことは......

「NHKの番組の方がヤバかったんじゃね!?」

なんていうことだったりもしまして。
僕にとってそれぐらいのインパクトがあったTVプログラムが、
最近、映画に合わせて放送された

「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」

エヴァンゲリオンの原作者であり監督の「庵野秀明」さんと、
そのチームの皆さんが今回の作品を創り上げていくさまを4年間も!
追いかけたという渾身のドキュメンタリー。
僕としてはここ数年間で一番面白く、興味深いTV番組でした。
だいぶ傑作!な感じ。
だいたい、この回。
冒頭からしてとんでもないナレーションから始まるようなアリサマで......



「密着を始めて間もなく、私たちは悟った。
この男に安易に手を出すべきではなかった......と」



手練れのテレビクルーにこんなことを言わせてしまうヤバさ。
さらに、以前
「庵野は血を流しながら映画を作る」
と言っていたジブリの宮崎駿(みやざきはやお)さんは......



「いやー、宇宙人が来たと思いましたよ」



同じくジブリの鈴木敏夫(すずきとしお)さんは、



「大人になれない人」
「彼は特異な存在」



番組の最後には、定番の
「プロフェッショナルとはなんですか?」
という質問をスタッフから投げかけられた庵野さんは、
こんなことを言っていました......



「考えたことない。
あまり関係ないんじゃないですか。プロフェッショナルって言葉は。
そもそもこの番組、その言葉が付いてるのが嫌いなんですよ。
他のタイトルにしてほしかった。
ありがとうございました」



キタ━━━(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚ロ゚*(゚д゚*)━━━!!!



尊敬いたします。
ええ。(^^)



最後に、前回記事やコメント欄に書かれていることに対して
幾つかのメールや質問などを頂いていましたので、一部、
わかりやすそうなものだけ写真で置いておこうかと。

「 :|| 反復記号的答え合わせ

という感じで。ええ。
春の宵闇を夢うつつに漂ったりなんかしていただけたら、
これ幸いかと。(^^)





九頭龍さん。
下は斑尾の神様。
ドラゴンボールの神様にそっくり!?
鳥山明さんはすごいっす。





八方尾根の八大龍王(八大竜王)さんは
日輪の右上の方に巨大な顔が......!?









龍王さんは色々に描かれたり作られたりしてますが......なんとなく、
こんな感じでしょうか。ね。(^^)


☆関連過去記事☆
志賀高原徒然
志賀高原徒然 2
Consistency
オネアミスの翼
答え合わせ


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コメント (10)
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