トップは気働きのない男たちで牛耳っている

８割がた女性の職場である。古い書類の処分が始まった。手伝えと言う指示があった訳ではないが、重たい汚い面倒な仕事だから、手伝えることは皆で協力し合えば早く済む。自分の仕事は中断して加勢した。

私のいる部署はデイサービスの二階にある。男性の姿はない。不要な書類を箱詰めにし階下まで運び降ろせば、力持ちの男性が後は何とかするのだろうと思って、女性ひとりでは持ちあがらない箱を二人掛かりで何箱も降ろした。

デイサービスの送迎用ワゴン車で処分場へ搬送すると言うが、誰一人、力持ちの男性が手伝いに来ない。みんな仕事をしている訳で、手が離せないんだろうと、手伝い始めたが運のつきで、最後まで運び入れる手伝いをする。

１５０ｃｍのチビの私が両手をいっぱいの伸ばして、ワゴン車に最後の荷を積み上げ、反動でよろよろ。人にブチあったった。見れば１８０cmは越える３０代の男性。

ぼけっと後ろに立っていないで、なぜ手が貸せない？

荷物の量チェックに来た事務方の男性だった。事務方だろうと、看護師だろうと、ヘルパーだろうと、ケアマネだろうと職業に性差は問われなくなった。しかし・・・

どう考えても自分より力のなさそうな、身長の足らなさそうなオバサンが目の前で汗かいて無理しているのに、自発的に手助けが出来ないのか？

なんだか、他の男どもも目の前を女性ばかりでうんうん運んでいるのを、見て見ぬ振りを決め込んで居たような気がしてきた。

人の気持への想像力は欠如している奴らばっかり集結しているらしい？
ココは福祉の現場なんだけど。
人の気持が読めない障害のアスペルガーの息子でも、ごそごそと夜に家事をする母に、疲れていないか？手伝うことはないかと問うてくる。

休憩室で聞き出すと、居た居た。最短一日で辞めて行った人。１ヵ月、２ヶ月しか持たなかった人。経験年数を聞けば、大半が２年未満の職員…この回転の良さはこんな所にも現れているような。

ケアマネ最短在職者は２ヶ月だそうな。わたくし２ヶ月は過ぎました。
あれこれ疑問符が貯まってきているが、内部告発になるから、仕事を辞めたら公表しよう。

職員にやさしくない、閉塞感のある職場とだけ言っておこう。そして、数少ないこの気働きのない男性たちが経営トップを牛耳っている。さらに経営者ロイヤルファミリーが『重し』のように最トップに鎮座ましましている。風通しが良い訳ないか

今日から季節の方も梅雨入りらしい。