陽だまりのねごと

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精神障害者ホームヘルプ

2005-08-28 05:01:07 | Weblog
あんまり普及していないが、これから増えると思う。病院から地域へとの施策が始まる。老人介護と同じ流れだ。社会的入院と言う非人間的な扱いが減り、我が家でその人らしい生活が出来る様に手助けをするシステムだ。 とりあえず誰が行うかと言うと訪問介護員で、はっきり言って精神病の素人。それではマズイので研修修了者と言うお墨付きが必要とされている。

金曜日に講座受講。内容について書こうなどと前日書いて今、日曜日。ほとんど脳内に留まっていない
医師からのもっとも一般的な統合失調症と認知症について90分。他、保健センターの保健師、臨床心理、現場のヘルパー、行政から制度の説明。言わば知っている事の再確認みたいな、家族に障害手帳2級受給者が居てコレである。全部脳内消去ではないんで、まぁ~記憶に留まった言葉を挙げてみよう。なんだかキーワードは押さえている気がする。(自己弁護

現場ヘルパーさんから  

  思った事は顔に出る。敏感に察知されますよ。

受容、共感の難しさ。口先ではダメ。毎度、我が家の惨状を引き起こすアレなのだ。母だって疲れている日もある。適当に返答をした途端に、爆裂。他人であるヘルパーにブチ切れは少ないと思うが、信頼関係は出来ないから、仕事にならない。

臨床心理の立場の人から  

  出来ない事はあっていい。支えあいましょう。

やさしい視点だと思う。人と人と同じ空間時間を共有して、より良い環境を作り出す。与えられ与える関係。そこには相手への批判は介入しない。全人格を認める事が含まれている。 知らない人よりマシだろう程度の知識。そんな人がヘルプにあたる。それでも利用している人は今までより生活が安定して、利用を続けられていると言う。人を触れ合う機会の少ない人のお宅にズカズカ上がり込む。生活の問題点をじわじわ解決しようと提言して共に考えて手伝う。四面楚歌の人の小さな味方を目指す。

正直なところ、家族には限界がある。他人同士の遠慮の中から良い因子が生まれてくれば幸い。家族以外の人とのふれあいの必要性。ちょっとだけ基本的生活習慣がなんとかならないだろうか?身辺自立して欲しい。そんな事を思って、実は息子にもホームヘルプの申し込み用紙をかなり以前に貰ってきている。当人に障害者意識、生活の改善意識がないから、引き出しの奥に仕舞ったままだ。利用すればちょっと楽チンに成れると思うが当人の気持ちがなければダメ。

もうひとつ。障害者自立支援法が突然廃案になったのでテキストから削除できず、ついでに説明を聞いてしまった。ラッキー 読めば読むほど、聞けば聞くほど、利用者にキツイ制度で、【自立支援】と言う美名で誤魔化して感じを受けた。

介護保険だけでは決して在宅独居生活に充分ではない。現場の誰もが知っている。同じ轍を障害福祉も踏むのだ。国民に【痛み分け】と言った小泉施策そのものだ。【痛み緩和】と言う視点にならない限り、生きやすい、安心できる暮しにはならないんではないだろうか