陽だまりのねごと

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光高校爆破事件

2005-06-12 09:38:50 | Weblog

教室に爆発物、58人けが 投げた高3男子逮捕 山口の県立高校 (産経新聞) - goo ニュース

 ニュースを知ったのは息子の精神科心理治療と受診の帰りのカーラジオだった。被害者のPTSDの心配から医療心理チームが組まれる話など伝えていた。息子は『そこまで追い詰められた犯人の気持ちはどうなのか!』と盛んに言っていた。彼は小、中学校とイジメの対象として生育している。高校、大学時代はイジメこそ表面化していなが、阻害感の中で過ごした。

どうやら背後のイジメの存在が暴かれてきた。朝刊からは身体的なイジメでなく精神的なイジメのように推測された。クラスでひとりぽっちでの弁当時間。多くの冷笑の的。息子の学校生活が克明にフラッシュバックしてくる。ニュースを聞いたとたんに息子の脳裏を同じ事が過ぎったのだろう。

大きな事件となって初めて、犯人の心模様はどうだったのかと推測が始まる。事件を起こした罪は当然許される事ではないが、息子の言う通り、追い詰めた側の罪は問われる事なく終結するのだろうか?

もう10年も前になるだろうか。この高校野球部の甲子園初出場キャプテンの選手宣誓は清々しかった。例年の紋きり型でなく、「みなさんに選手を代表してメッセージを送ります…」で始まる高校球児の晴舞台を踏む喜びの声だった。のびのびした校風に拍手したのは幻だったのか?あれから変わってしまったのか?

息子の生い立ちはまだ幼稚園にこれから入る所までだが、ゆっくり学校生活に遡ろう。障害の有無の問題ではないだろう。並列に並べない子を、問題児として教師が先導してムチ打った、はみだしっ子を許さない教師の度量の狭さが、異端な子をおおっぴらにイジメル土壌にはなってはいなかったか?息子の育ちは過去の事であり、現時点、個性重視、軽度発達障害にも目が向く教育現場に変貌しつつあるのだと信じたい。

つい、光高事件とは無関係な私憤に流れてしまった。今後、この事件の原因についてもしっかり報道を見逃すまい。