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陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

さようなら 「どくとるマンボウ」北杜夫さん 

2011-10-27 23:48:33 | Weblog
さよならマンボウ…夫人「したいことをした」(読売新聞) - goo ニュース

今朝、新聞を見てびっくり。
高校生の頃から20代に夢中になって読んだ。
訃報を知って、思わず本棚を見た。
いっぱいにならないように、よっぽどでないと保存しない本棚の中に数冊あった。
もしかしたら嫁入り道具?

       


10歳も年下の夫人の言葉に

  少年のようにしたいことをした面白い人生だったのでは


きっと、ドクトルマンボウを地で行かれたか(*^_^*)

1970年「少年」より

  俺は人間に無理なことは望まないぞ。だた心よわきことだけを欲するね。
  心よわきーつまり、
  この花びんは家宝だからと注意されると逆上して必ず花びんを落っことして粉々にしてしまう人、
  たとえ腹をたてても他人の悪口を言うと風邪をひいてしまう人、
  人類がそういう人だけになってくれるといいね。


こういう力の抜けっぷりが好きだった。

今、手元にある「少年」の後にその前までの年鑑が付いている。
童話もあった「船乗りぷくぷくの冒険」
自分の家のことを書いた「楡家の人々」
ごきぶりが人間観察をする「高みの見物」… 

高校の図書室から始まって借りては読んだっけ。


ご冥福をお祈りします。合掌





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恋の蛍  山崎富栄と太宰治  松本侑子著

2011-10-27 05:58:36 | 
恋の蛍 山崎富栄と太宰治
クリエーター情報なし
光文社


どうも富栄が首を絞めての無理矢理心中、富栄に引きずられて説まで後で出てきて
いいイメージをもたれていない女性であることも私は知らなかった。
作者は後で公表された日記など読むと、悪女のイメージから遠い人生真面目な人だと感じ
綿密に調べた上で、富英側の視点で描かれている。
百の御託より分かりやすい↓出版社/著者からの内容紹介
Amazonから抜粋。

  「死ぬ気で 恋愛してみないか」
  「先生を、愛して しまいました」

  昭和23年、太宰治と入水した山崎富栄の知られざる生涯。

  日本初の美容学校創立者の令嬢として生まれた幸福な少女期、

  三井物産の商社マンと結婚した彼女を襲う戦争の悲劇、

  そして太宰との恋、情死の謎とスキャンダルを

  徹底した取材から描く、太宰ファン必読の「愛」の評伝小説!



まっ、紹介文はちょっと週刊誌っぽい雰囲気。
すごい太宰ファンではないけど、
太宰ってどんな人だったの?の興味から図書館で借りてきた。
なんやかんや時間なく、もう貸出期限が過ぎている。
朝、返却ポストinしてから出勤しよう^^;

富栄は結婚はわずか一週間の戦争未亡人。
前のNHK朝の連ドラ「おひさま」と真逆。

「死ぬ気で 恋愛してみないか」と誘った太宰はこの時、
妻は出産をひかえ、斜陽のモデルの女性からは妊娠を告げられていた。
その場、その場の言葉はその時、真実であろうにしても、
その言葉を鵜呑みにした女性の立場はたまらない。

なにもかもが作品の肥やしやらモデルやらとなっていた模様。
人に気前よく奢る性格で飲み食いに印税は使い果たし税金が支払えない状況にあり経済的な貢ぎ、
さらに、執筆の秘書的役割り、
主に使える従、内助の妻的まめまめしく仕える彼女があって
生まれた作品の数々を私は読ませていただいていたっぽい。

情死七年後には、女性が首を締めた後を検視の前に見た、
「自殺の理由はどうしても考えられない」などと語った
亀井勝一郎の葬儀での弔辞が読者としては本当のように思える。

  太宰治君の霊へ

    作家の死の真因は、常にその作品にあります。
    制作に於ける真摯にして自虐的な態度が君の死を招いたのでしょう。
    (略)
    君は明確なる自覚において之を成就したのであります。
    肉体は滅び、作品は永遠の命を得たのであります。


富栄は
共に死ぬ相手は君だけ。
一番愛しているのは君だという言葉を信じ込むことで太宰を独占した気持ちになっていたのでは?

俗人、凡庸な私の感想。
破滅的なダメンズを選んでしまう好んでしまって深みにハマる女性は今も昔もか?
「おひさま」みたいに戦地から夫が帰ってきていたら、富栄の人生はまったく変わっていたかも?
と思うと、なんだかなぁ~

あんまり興味を惹かないTPP
 TPPは農業問題じゃないヨ!
↑では民主主義の崩壊とまで書いてある。
どひゃ~っと小泉政権の時の郵政民営化打ち上げ花火の影で、
障害団体の反対陳情どこ吹く風で議論もほとんどなく「障害者自立支援法」が可決されたのを思い出す。
農協さんだけ?が反対しているっぽいTPP、ちゃんと議論して欲しい。

恋の蛍、
太宰は家長制度の六男に生まれ名家のみそっかす気分で育ったり肺湿潤で徴兵を免れたり、
あの時代であったから、自虐性が高まったと言える???かな?

お国に運命が引きずられるのは、今も昔も変わらない。

年金開始68歳が出たり引っ込んだり…
われら世代がもらう頃にはどうもそうなりそうな気配。
あら?恋よりお金話^^;
話はまとまらないけど、ウォーキングに行ってこっと~
まだ寒くて暗い…朝も遅くなってきた。
でも、今朝はいつもよりちょっと早く家を出て、図書館回るんだ






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