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猫々左翼の闘争日誌

太陽系に惑星はいくつあるのだろうか?

2016年01月31日 03時43分15秒 | 自然科学

 太陽系に惑星は一体全体いくつあるのだろうか。米カリフォルニア工科大学の天文学者らが太陽系の外縁部に9番目の惑星が存在している可能性がある旨を発表した。

 俺が子ども時、太陽系の惑星は、太陽に近い順から水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星と学校の授業でも教えられていた。冥王星の公転軌道は楕円形であるために太陽に最も近づく時には海王星の内側を動く。その後、観測技術の発展に伴って太陽系の外縁部に1990年代から冥王星と同じような天体が見つかるようになった。2003年には、エリスが発見された。エリスは冥王星より大きく、これが決定打となって準惑星というカテゴリーが設けられるに至った。そして、冥王星は惑星というカテゴリーから外れて準惑星というカテゴリーに入っていった。

 準惑星は、太陽の周囲を公転していること及び自らの重力によって球形を維持できるということに関しては惑星と共通している。しかし、小さすぎるために周辺の天体を掃き出すことが出来なかったという点が惑星と違っている。準惑星と惑星の違いは、自らの重力で周辺の天体を掃き出すことが出来るかどうかということだけである。冥王星が惑星から準惑星へカテゴリーを移動したのは、観測技術の発展の反映である。準惑星については、以下のページをご覧いただきたい。
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/dwarf_planet.html

 さて、話しを第9番目の惑星に戻そう。  誤解のないようにしていただきたいことがある。現時点では、カリフォルニア工科大学の天文学者が発表しているのは、太陽系外縁部における第9番目の惑星の存在可能性である。これは、計算上の予測であって第9番目の惑星を観測によって見た人がいるわけではないということである。もし、存在するとすれば、第9番目の惑星の大きさは地球の約10倍らしい。
http://www.bbc.com/japanese/video-35397837

 近年の観測技術の発展は、今まで存在を認識できなかったものを認識できるようにした。そして、未だに人間は宇宙の起源どころか太陽系の様子についても様々なことを分かっていないのである。



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