愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

ユダヤ人とアラブ人が『イマジン』をデュエット

2014年07月18日 02時07分23秒 | 戦争のない世界をめざす

 現在、イスラエル軍がガザ地区へ連日空爆を加えて数多くの民間人が殺されています。イスラエル政府及び軍は、テロリスト掃討を空爆の口実にしていますが、何を口実にしようと民間人が住んでいる所へミサイルを撃ちこんだり爆弾を投下して殺傷することは、一切正当化し得ないことです。

 パレスチナ地方における泥沼の戦争状態の背景には、複雑なものがあって一言では言い尽くせないものがあります。表面的には宗教対立のように紛争がマスコミなどを通じて言われていますが、信じている宗教が違うだけでは人間は殺し合いをしません。どのような戦争にも、戦争を通じて自らの政治的野望を果たそうとしたり、戦争にともなって武器の売買などを通じて儲けたり利権を獲得し或いは拡大しようとしている勢力や人々が絡んでいます。

 戦争が起きれば、交戦している軍人の死傷者は勿論出ます。しかし、第1次世界大戦以降においては、戦争では軍人より民間人の死傷者が多くなっています。だから、どこの国の人々であろうと普通の人々は戦争を望みません。そのままでは、戦争を通じて儲けたり政治的野望を果たそうとする奴等は困りますのでヘイトを煽ったり、歪んだ教育を子どもたちへ押し付けて戦争を煽っていきます。

 ここで貼り付けた動画を私はフェイスブックで知りました。ユダヤ人とアラブ人がデュエットでジョン・レノンの『イマジン』を歌っています。日本国憲法前文には、『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。』という一文があります。日本国憲法は、日本国を戦争をしない国であるために平和を希求する諸国民の公正と信義に信頼する立場を採っています。そう、日本国憲法はあれこれの国家の為政者に期待しているのではなくて、世界中の草の根を生きる人々に平和国家建設を依拠しています。ここが重要です。そして、実際に国家の状況の如何に関わらず、自身の生きている地域の国家が戦争当事国であろうと共に力を合わせて平和をつくるための取り組みをしている人々がいます。

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