拉致被害者「戻すべきだった」=日朝交渉停滞の原因-自民・加藤氏(時事通信) - goo ニュース
自由民主党の加藤氏が北朝鮮の拉致被害者を「戻すべきだった」と言っています。私は、このような売国的な言動を一切容認できません。本人の意思と関係なく、北朝鮮に連行された人が日本に帰国することを希望していた以上、これに基づいて政府が対応するのは、筋というものです。北朝鮮との交渉の停滞の原因を拉致被害者を北朝鮮に戻さなかったことに求めるのは、筋違いで道理がありません。人道上の問題を国家権力のカードとしてもてあそぶのは、民主国家のやることではありません。
北朝鮮による、日本人拉致事件の根源には、1910年(朝鮮半島併合)から1945年に日本軍国主義の敗北にいたるまでの侵略に関して、戦後日本国政府が侵略戦争の誤りを明確にしなかったことにあります(北朝鮮に対しては戦後処理がまったくなされていません)。日本がアジア諸国に対してかつて侵略戦争をしてアジアの人を何百万人も殺したことを、戦後すぐに謝罪していれば拉致事件が起こらなかった可能性があります。おきたとしても戦後処理をきちんとしている状況で外交のルートを確立できていれば、拉致被害者を日本に「返せ!!」という交渉自体がもっと速やかに進んでいた可能性が大きいです。
同時に明確なのは、日本が第二次世界大戦中に日本軍国主義がどのような蛮行をしたとしても、このことにより北朝鮮の拉致事件などの国際テロ行為が正当化されたりこの罪が軽くなる、というものではありません。だから、被害国である日本は、北朝鮮に対してもっと厳しい態度で誤解を恐れずに言えばもっと強硬的な態度で(戦争や排外主義をあおるものと誤解なきようお願いします)ぶれずに国際法の道理にたった交渉ができたはずです。ところが、日本国政府がアジア諸国に対する侵略戦争を直視しないことを続けているために、そして米軍基地国家であるがゆえに、ここを北朝鮮につけこまれてしまうのです。このことが対北朝鮮との交渉においてもっとも弱みになってしまうのです。
北朝鮮との交渉停滞の原因は本質的には、国際法の道理にたとうとしない北朝鮮の外交姿勢にあります。同時に日本の戦後処理のまずさ、北朝鮮に対してはまるでなされていないという日本の弱みが交渉停滞の一つの要素にあります。
日本と北朝鮮との歴史の経過を直視せず、拉致被害者を(北朝鮮に)「戻すべきだった」とする、自民党の加藤氏の見識のなさと売国的発言には正直あきれるばかりというほかありません。
日本の国家主権と民族自決権をきちんと守る立場にない人には、どこの党派にかかわらず国会議員をやってもらいたくありません。
自由民主党の加藤氏が北朝鮮の拉致被害者を「戻すべきだった」と言っています。私は、このような売国的な言動を一切容認できません。本人の意思と関係なく、北朝鮮に連行された人が日本に帰国することを希望していた以上、これに基づいて政府が対応するのは、筋というものです。北朝鮮との交渉の停滞の原因を拉致被害者を北朝鮮に戻さなかったことに求めるのは、筋違いで道理がありません。人道上の問題を国家権力のカードとしてもてあそぶのは、民主国家のやることではありません。
北朝鮮による、日本人拉致事件の根源には、1910年(朝鮮半島併合)から1945年に日本軍国主義の敗北にいたるまでの侵略に関して、戦後日本国政府が侵略戦争の誤りを明確にしなかったことにあります(北朝鮮に対しては戦後処理がまったくなされていません)。日本がアジア諸国に対してかつて侵略戦争をしてアジアの人を何百万人も殺したことを、戦後すぐに謝罪していれば拉致事件が起こらなかった可能性があります。おきたとしても戦後処理をきちんとしている状況で外交のルートを確立できていれば、拉致被害者を日本に「返せ!!」という交渉自体がもっと速やかに進んでいた可能性が大きいです。
同時に明確なのは、日本が第二次世界大戦中に日本軍国主義がどのような蛮行をしたとしても、このことにより北朝鮮の拉致事件などの国際テロ行為が正当化されたりこの罪が軽くなる、というものではありません。だから、被害国である日本は、北朝鮮に対してもっと厳しい態度で誤解を恐れずに言えばもっと強硬的な態度で(戦争や排外主義をあおるものと誤解なきようお願いします)ぶれずに国際法の道理にたった交渉ができたはずです。ところが、日本国政府がアジア諸国に対する侵略戦争を直視しないことを続けているために、そして米軍基地国家であるがゆえに、ここを北朝鮮につけこまれてしまうのです。このことが対北朝鮮との交渉においてもっとも弱みになってしまうのです。
北朝鮮との交渉停滞の原因は本質的には、国際法の道理にたとうとしない北朝鮮の外交姿勢にあります。同時に日本の戦後処理のまずさ、北朝鮮に対してはまるでなされていないという日本の弱みが交渉停滞の一つの要素にあります。
日本と北朝鮮との歴史の経過を直視せず、拉致被害者を(北朝鮮に)「戻すべきだった」とする、自民党の加藤氏の見識のなさと売国的発言には正直あきれるばかりというほかありません。
日本の国家主権と民族自決権をきちんと守る立場にない人には、どこの党派にかかわらず国会議員をやってもらいたくありません。