キャリコンまっちゃんのホッとひと息

キャリアコンサルティングの合間にホッとひと息。
その日に感じたことや起きた出来事などを
日記形式でつぶやきます。

転機の対処法について(後編)

2005年09月08日 | キャリアコンサルティング
みなさん、こんにちは。

さて、今回は転機の対処法の後編です。

皆さんは今までどんな転機に遭遇し、どう対処しましたか。

今回はその具体的な対処法についてコメントします。

まず、ここでキャリアに関して著名なシュロスバーグの
言葉を紹介します。

「転機を避けることはできない。大切なことは、転機による
マイナスの最小限に抑えられるように、転機に論理的に
対処できることだ」※CDAテキスト2より抜粋


これは、前回私が紹介したミニマックス戦略における考え方と
よく似ています。

ちなみにミニマックス戦略とは、「最大の損失を最小に抑えること」
でしたね。

それはさておき、ではどのように転機に対して論理的に対処するのでしょうか。

この方法としてはまず、現在の自分にどんな資源があるのかを有用な情報を
収集したうえで、客観的にチェックすることです。

それは、

1.自分の能力(スキル、金銭面、性格など)
2.自分を支援してくれる方々

次に、自分のおかれた環境を分析します。

転職を転機に捉えた場合は
1.経済・労働環境
2.現在の職場環境

といった内容です。

そしてこれらの分析を一通り終えた後は、この分析をベースにした
戦略を具体的に練ります。

最後に、いざ予想された、あるいは不意に転機が訪れた場合、
自分がおかれた環境に変化があったと認識し、「変化を受け止める」
ことが必要です。

これは、もし自分自身が変化を受け止めずに、今までどおりに
過ごしてしまうと、せっかく練った戦略も効果をなくしてしまう
恐れがあるかもしれないからです。

したがって、転機に対処するに当たり重要なことは、
実はこの「変化を受け止める」ことかもしれませんね。

あなたは今までどんな転機に遭遇し、どう対処してきましたか?
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転機の対処法について

2005年09月08日 | キャリアコンサルティング
皆さん、こんにちは。
台風が過ぎ、九州、北海道などで大きな被害が出ましたね。
被害にあわれた地域の方々は本当に大変ですし、お気の毒だと
思います。

その一方で、四国では今回の台風の影響で貯水率が100%となり
一気に水不足が解消されたということで、なんとも複雑な心境です。

さて、今回は転機の対処法についての続編です。

まず最初に、転機について心理学者が述べている貴重な言葉を
お伝えします。

「転機を避けることはできない。大切なことは転機による
マイナスの影響を最小限に抑えられるように転機に論理的に
対処できることだ。」(ナンシー・シュロスバーグ)

※CDAテキスト2より抜粋

この言葉を書きながら私は、「おやっ、なんか聞いたことがあるな?」
と思いました。

そうなんです。この言葉は前回のミニマックス戦略で述べた内容と
とても似ているのです。

ミニマックス戦略とは、最大の損失を最小に減らしていく戦略のことでした。
今回の転機に対する内容も、このミニマックス戦略ととても考え方が似ています。


さて、ではどのようにマイナスの影響を抑えるのでしょうか?

それにはまず、自分に関係がある有用な情報収集を積極的に
行いながら、自己理解を深めていくことが重要です。

たとえば

1.自分は今まで何をしてきたのか(過去)
2.自分には何ができるのか(現在)
3.自分は何をしたいのか(未来)

といった自分の内面の分析や

金銭的財源、自分を支援してくれる周囲の者、現在自分が
置かれている状況などを客観的に分析していくことです。


そして次に大切なことは、自分を取り囲む外部の状況を
分析することです。

たとえば、就職の件であれば経済や雇用状況などがそうです。

さらに、これらの分析を終えた後は、この分析結果を踏まえた上で
自分がとることが可能な戦略を具体的に練る必要があります。

これら一連のプロセスを実現できたならば、来るべき転機に備えて
心の準備や周囲への理解を得る説明をしなくてはいけません。

なぜなら、自身に起こるであろう転機によって、周囲のものに対する
影響は決して少なくないからです。

家族や恋人、職場の同僚や友人にも少なからず影響が及んでいくことでしょう。

最後に、ここがもっとも大切だと思うのですが、転機が具体的に自分に
訪れた時に、その自分の環境が変化したということを「受け止める」ことです。

この変化を受け止めることが遅れると、結果的に変化への対処も遅れて
せっかく練り上げた戦略も効果が半減してしまうかもしれません。

変化を受け止め、変化にどう対処するかということは、なによりも
自分自身の対応の早さや内容によって大きく変わってしまいます。

あなたは、今まで自分に起きた転機にどう対処しましたか?

それでは失礼いたします。
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