キャリコンまっちゃんのホッとひと息

キャリアコンサルティングの合間にホッとひと息。
その日に感じたことや起きた出来事などを
日記形式でつぶやきます。

ミニマックス戦略についての補足説明

2005年08月17日 | Weblog
どうもすみません。
前回の投稿は急いで書いていたため、文章も肝心のキーワードが
もれていたりと、なにやら乱雑な感を受けましたので、
補足説明させていただきます。

ゲーム理論におけるミニマックス戦略を取る場合に大切なことは
「先読み」するということです。

「先読み」するというのはどういうことかといいますと、
相手がどういう戦略を取るのかを予測するということです。

もし自分が最大の利益を取ろうとするなら、当然ながらゲームの
相手も同様の行為を取ろうとするわけですよね。

要するに、どちらの利益が大きくて、どちらの損失が大きいか、
が戦略を選択する場合の重要なファクターになります。

ということは、相手の心理状態を読んだ上で、自分が損しないような
攻撃を仕掛けるか、待ちの状態を維持するのです。

そのために行うことは、「情報収集活動」です。
自分にとって有益になる情報というものは、ミニマックス戦略を取る
場合にはとても重要になります。

もし、情報収集がなされないまま、重要な意思決定をあなたが取った場合、
たまたま運がよい場合を除いて、あなたの得る利益は減少し、
損失が拡大してしまいます。

ですから、自分に必要な情報を収集し、意思決定に役立てるということは
結局は自分の利益の増加に貢献するというわけです。


たとえば、株の投資が好例だと思います。
株の売買の場合は、A氏とB氏の双方による取引によって成立します。
したがって、A氏かB氏のどちらかは、得をし損をするわけです。

デリバティブ取引でもそうですが、売買するタイミングはとても重要な
ファクターです。

そのタイミングを図るために、投資家などは普段からさまざまな
ネットワークを駆使し、情報を収集したうえで、売買意思決定を
下していくのです。

さらに、株の投資では、よく「ポートフォリオ」という言葉が使われます。
これは、景気の変動によって左右される株や、そうでない株、あるいは
乱降下する株や、一定の株価を保持する株といったさまざまな性格を
もつ株を複数保有し、株価低下によるリスクを分散しようという
常套手段です。

人は知らず知らずのうちに、こうしたミニマックス戦略を取って
自らがこうむる最大の損失を最小にしているわけです。

一度、皆さんの周りでもこうした戦略を知らず知らずのうちにとっていないか
考えてみると面白いかもしれませんよ。












コメント
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