細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

タンザニア滞在終了

2012-08-04 15:55:50 | 人生論

モーゼスさんのマネジメントも抜群で,初めてのタンザニア出張も無事に終わろうとしています。今回は一ヶ国だったのと,移動が多くなかったので,ホテルでの時間も十分にあり,日本の仕事もそれなりにこなすこともできました。体調も一度も崩れずに,むしろ日本にいるときよりも調子が良いくらいでした。これから帰路につきますが,長旅の間もその時間なりに楽しみたいと思います。

出張中にモーゼスさんと十分にコミュニケーションが取れたことがまず何よりよかったです。本当は日本人の学生たちともこれくらいコミュニケーションが取れるとよいのでしょうが,4月に研究室に入ってからまだほとんど会話もしていない4年生も複数いる状況です。改善すべきかと思いますが,日本人の学生との距離は全体的に年々離れて行っているように感じます。学年によっても違いますが。

一人で出張するときは,自分のIdentityを考える時間が多くなるのですが,今回もいろいろと感じました。今回もいろんなところを訪れましたが,政府機関であろうが,大学であろうが,すぐに相手と打ち解けて,十分なコミュニケーションを楽しむことができたので,一個の人間として確立されてきているという感覚を持つこともできました。私一人以外,全部タンザニア人というような状況でも,非常にリラックスした心持ちでいられるようになったので,精神的にもだいぶタフになってきているのでしょうか。

モーゼスさんによると,私は非常にSocialな人間である,とのこと。今回も初対面のミーティングでも大体途中から笑いが生じて,ちょっとしたジョークも飛び交ったり,という雰囲気になります。ちょっとした笑いというのは,世界共通のツボのようでして,やはり打ち解けると,ミーティングは楽しくなります。社交性は場数を踏むほど高まっていくようにも思うので,今後もどんどんとSocialな人間になれればと思います。

日本にいると自身のIdentityに悩んでしまうときもときどきあるように思いますが,他の人の真似でなく,自分でなくてはできないような生き方を常に模索していければと思います。日本人であることを大切に思い,日本に対して誇りを持ち,ユーモアを忘れず,熱く,パワフルに,Civil Engineer・研究者して研鑽を積み,愛をもって教育に心身を捧げ,結果として世界にも貢献する。そのようなイメージで行ければと思います。 

さて,帰国するといくつも大物の仕事が待ち受けています。帰りの飛行機の中も,そのうちの一つにじっくりと頭を使いたいと思います。

家族に会うのが楽しみです。長女は約束していた百人一首を45番まで覚えたかな?

 


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