タンザニアに来ていろいろと感じます。
日本人や日本は悲壮感ばかりで物事を推し進めようとしているように以前から感じます。決死の覚悟,悲壮感も確かに大事ではあるのだけど,長続きしません。人間はやはり楽しいから続けるのであって,夢や遊び心もないと息が詰まってしまいます。
私もしごく真面目に生きておりますが,いろんな方からいろんな形容をされます。まあ,大概は「熱い」「タフ」「バイタリティ」といったものなのですが,私自身は「あほやなあ」と自分自身を思うことがしばしば。他人から見たら少し滑稽に思えるようなことに熱中したり,全力で取り組んだり,という姿を見て「あほやなあ」。多分,いろんな方が私のことを「あほやなあ」と思っておられると思いますが,さすがに面と向かってそうは言えませんわね。
今回のホテルの部屋は快適で,かなり大きな鏡もあるので,上半身裸+ボクサーパンツで,ラジオ体操第1+第2,筋力トレーニングなどを起床後にやっています。体の動きもしなやかで,筋力も鍛えればまだしばらくはパワフルに行けそう。タンザニアのホテルで深夜にこんなことをやっていると「あほやなあ」ですが,健康で何が悪い。健康な体が,熱く,タフで,バイタリティに溢れた活動を支えるに決まっているのだから,「あほやなあ」と思うことを続けるのでよいのです。
楽しければ,人が集まってきます。悲壮感だけでは難しい。山口県の取組みや,データベース委員会での議論も,ベースにあるのは悲壮感ではない。何とかしなきゃ,という使命感はあるけど,夢を語り合って,実現に向けて各所で奔走しています。そしてコアメンバーが集まるときの会話,懇親はとにかくエネルギッシュで楽しい。私もエネルギーを放出しているとは思いますが,たくさん元気や勇気をいただけます。
タンザニアの人々を見ていると,まあのんきなものです。タンザニアにいても,多くのメールを日本からいただきますが,まことに悲壮感の漂う,かつあまり本質的でない,つまり楽しくない業務に皆さんが忙殺されている様子が伝わってきます。必死にやっているんだろうけど,肩の力を抜いて,大局的に議論することが大事だと思います。
でも,タンザニアのように,津波はちょこちょこ来るかもしれないけど,地震も台風も洪水も頻度が少ない国に比べると,日本というのは改めてすごい国だと思います。 国土の自然条件が国民性を支配しているのは間違いないことだとは思いますが,もう少し楽観的に参りたいものでございます。
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