細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

2013エジプト・欧州研究出張 No.5 カイロ大学教授との打ち合わせ

2013-03-04 09:57:42 | 研究のこと

曜日の感覚は全くございません。とにかくやりたいことをやりたいようにやって日々が過ぎております。

完全にリラックスした状態だと,日本では苦痛な仕事(テストの採点や,事務書類の作成など)も苦痛ではなく,こちらでどんどん片づけています。あと24時間ぐらいでオランダに移動しますが,オランダでは研究の打ち合わせを,ワークショップ形式で行うと思われます。もちろん,英語で私の研究成果を話すわけですが,パワーポイントが基本でしょうか。日本語のパワーポイントを英訳する必要がありますが,24時間の間に十分に対応できます。そして,その作業は,8日に訪れるパリの研究機関でのディスカッションにも使えるし,今後,私が欧州等で活動を展開する際にも当然に活用されます。だからとても大事な作業であり,やりがいを感じます。

さて,今は睡眠を取った後のカイロ時間で午前3時くらいですが,睡眠を取った後,採点が遅れていた期末テストの採点を終わらせました。日本にいる間は,どうにも時間が取れなかったので,仕方ありません。

その睡眠の前,カイロ大学教授のHamed先生が,私の滞在している空港近くのホテル(Novotel)にわざわざ来てくださって,二人で食事をして,研究ミーティング。私はHamed先生を待ちながらロビーで仕事している間もビールをちびちびのんで,ランチでも赤ワインを一杯楽しみ,その後,津波の橋梁被害の数値シミュレーションの共同研究の打ち合わせ。

合計で3時間にも満たないミーティング(日曜日でしたが,カイロでは休日が金・土だそうです。私は暇ですが,Hamed先生は忙しいのです。)でしたが,ものすごく濃密な3時間でした。

私が鞆の浦で経験したことも話し,今の私がどのような状態であるのかも説明し,藤井聡先生のことも出るし,とにかくありとあらゆる話題をポジティブに,それこそ休む間もなくおしゃべりし続け,頭が疲弊するほどでした。

Hamed先生とは昔から仲がよいですが,今日は私が考えている非常に根源的なことを,簡潔に伝えました。不思議だったのは,Hamed先生もすぐに分かるんですね。本当に根源的な本質は,皆の心の中にあり,今の私は本質を完全に掴みきっているので,分かりやすく伝えると,誰の心にもすぐに響く。そういう状況にあります。やっぱり,本当に大切にすべきことは,日本人のみならず,人類共通なのだろう,と感じております。Hamed先生,イスラム教徒ですからね。

研究のミーティングも非常に有意義で,今の私はとめどなくポジティブに思考するので,次から次へと国際共同研究をグイグイと推進するアイディアが出てきます。Hamed先生もカイロ大学で最も評価の高い教授で,42歳で教授に昇進したすごい先生なので,次から次へとアイディアをぶつけ合って,将来の楽しい方向性が定まった,貴重なミーティングでした。 



カイロ時間で夕方5時くらいにミーティングを終え,私は部屋に戻りました。頭の使いすぎで頭が疲弊しており,そのまま眠りに付きました。夜中の0時半くらいに目が覚めて,仕事を開始しております! 


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