細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

鞆中学校での防災授業

2013-09-30 07:36:47 | 研究のこと

私は、学校での防災授業を、特別の思い入れを持って行なっています。

9/27(金)には、広島県福山市の鞆の浦の鞆中学校にて、初めての防災授業を実施しました。今年度、鞆の浦の研究を行っている学部4年の渡辺君と連携しての授業でした。同じく防災の研究に関わっている伊藤さんも強力にバックアップしてくれました。

私のやっている防災授業には、それこそ私のすべてが詰まっていると思っています。時間は短いですが、私がこれまでに経験してきたこと、一番大切に思っていることなどを凝縮して、生徒たちに全力で伝えることをモットーにしています。

防災授業の内容の根底には、私が2年前に始めた「土木史と技術者倫理」の授業で蓄積してきた情報、フィロソフィーがあります。この授業も、私が最も力を入れて行っている大学の授業です。

また、私が人、日本を心から愛する人間であることも、防災授業を聞いていただければすぐに分かると思います。

そして、この防災の授業をすることだけが目的とは決して思っていません。ここからどう実践につなげるか。防災と一言で言っても非常に多面的な要素があり、真の実践をするとなるとかなり難しいのですが、そこを難しく考えない。

難しく考えるからできない。

私の得意な「実践」です。困難であればあるほど、モデルを単純化して、実践につなげます。

防災の研究ほど、私の実践力が試される研究もないといってもよいかと思います。

今日は、フランス出発の前日で、複数の研究打ち合わせを行いますが、防災の研究についても、私の現在思っている「実践」のアイディアをたくさん、担当の学生に伝えます。

 


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