細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

雨のパリの土曜日

2014-05-12 16:05:03 | フランスのこと

今日は一日雨で、ときどき止むという天気。最近、自宅のWifiの調子が良くないことが多く、今日はほぼ終日Wifiが不通だったこともあり、かえって充実した一日となりました。

起床後、NevilleのProperties of Concreteの勉強。10章のDurabilityで、私の研究室の基幹テーマの一つである表面吸水試験にも関連する情報がふんだんに記載されており、興味深く読み進める。

フランス語の文法の復習後、朝食。マンゴー+α。

朝食後、奥さんと子どもたちは外出。私は6枚のシャツのアイロンがけ。少し赤ワインを飲みながら、途中からアンジェラ・アキのベストアルバムをかけながら、アイロンがけ。一気に6枚かけるつもりはなかったけど、途中から考えごともしながら気持ちよくアイロンがけがはかどり、6枚を一気にかけおわった。気分よくアイロンをかけられるかどうかは、調子の良さのバロメータの一つかもしれない。



その後、湯船に浸かって、読み進めていた村上春樹の新作短編集「女のいない男たち」を読了。村上春樹ファンですが、男女の関係って何なのだろうと根源的なことを考えがちな?年代の自分にとって、いろいろ感じる本でした。

身支度後、体操してから、一人でIenaのマルシェへ。自宅の近くのマルシェには頻繁に行くけれど、土曜日は開いておらず、趣の異なるIenaのマルシェは土曜日が開いている。今日は天気が悪いのでメトロでIenaのマルシェへ行き、魚を二匹、昼食の前菜を二品、お気に入りのオレンジを12個購入。魚の一匹は、新たにチャレンジしたSebaste。金目鯛に似た魚で非常に大きいのに10ユーロしなかった。帰りに、自宅近くで野菜とワイン等を購入。




Ienaのマルシェへの行き帰りに、幸田露伴の「一国の首都」を読む。以前、読みかけてそのままにしていたが、非常に面白く、明示32年に出版されたものであるが、今でも首都と都民、国民のあり方について大変に参考になる思想が凝縮されている。

帰宅後、明太子ペンネとマルシェで買ってきた惣菜でランチ。



昼食後、ショパンを聴きながら、Properties of Concreteの勉強の続き。その後、「一国の首都」の読書の続き。

読みかけだった内田樹先生の「街場の憂国論」の続きを読む。

15時ごろから1時間半ほど午睡。家族が帰宅。子どもたちは洋服を買ってもらったらしい。

土木学会の震災報告書の編集作業(津波被害と復旧)。発刊が遅くなっていて気になっていたが、ようやく編集作業が本格的に進捗しており、現在のトッププライオリティの仕事。

18時半過ぎから、夕食の準備。マルシェで買ったSebaste(魚)と野菜(ナス、ズッキーニ、二種類のアスパラガス、タマネギ、マッシュルーム)のグリル。日高昆布を敷いて、白ワイン、オリーブオイル、塩、ハーブ、ガーリックで味付けしました。昆布を敷いたのが大正解で、家族みんなにおいしく食べてもらいました。


夕食後、家族でセーヌ川沿いを散歩。自由の女神まで歩く。散歩中にラジオ体操第一。



散歩から帰宅後、震災報告書の編集作業の続き。マルシェで買ったオレンジをデザートに食べて一日の仕事終了。

「一国の首都」を読み進め、「街場の憂国論」を読了し、「魚の声」(内海隆一郎の短編集)を読んで、ショパンを聴きながら就寝。