Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

あるヴァイオリンの演奏を聴いて

2009-11-05 00:00:39 | 私の日々
私はそのヴァイオリニストの演奏を聴くために、その場所に行ったわけではなかった。
用事があって、そこに早く着いてしまい、彼女の演奏に立ち会うことになった。
聴いている人は30名ほどだろうか。
後方の席に座ろうとしたが、促されて前方の席へと移動した。

演奏が始って、ほどなく軽いめまいのような、貧血とでもいうのだろうか。
気分が悪くなってしまった。
しかし、この状況では動けない。
私が立てば、演奏を妨げることになる。
それどころか録画しているカメラも止めることになる。
何とか最後まで乗り切ったが、その後、遅めの夕食をするために知人達と、
入ったレストランでも、その具合の悪さを引きずった。

ヴァイオリニストがテーマに選んでいる作曲家、そしてその時の曲は特に、
神経を苛立たせて、キリキリと締め付けるような曲だった。

芸術は癒しになり、楽しい気持ちにさせる作品ばかりだけではない。
しかし、そういった作品も支持され、評価されるのは、
そこにメッセージがあり、共感を得ることができるからだと思う。

その作曲家の作品も弾き継がれているわけだから、
聴き終わった後、観客に何らかの思いや感動を残すものであるはずだ。

一緒に立ち会って聴いている人達も、一様に辛そうだった。
演奏家自身がその曲の解釈が充分にできていなくて表層的にしか捉えていない、
そのために聴いた人は気分の悪くなるようなところへ連れて行かれて、
そこから何の答えも出ないままに置き去りにされる、そんな感覚だろうか。
何より、彼女自身がその場所でとても居心地悪そうに演奏していた。

友人にその話をすると、「疲れていたからそうなったのよ。」と心配してくれた。
問題があったのは、ヴァイオリニストではなく、私の方だったのかもしれない。
席をさりげなく立てば良かったと今は思っている。

エリック・ベネイ live in Houston 10/29

2009-11-04 00:03:25 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
その日、ヒューストンは朝から雨だった。
raeことReolaは、祈った。「神様、どうか、今日の日を洪水にしないようにお守り下さい」

Reolaは、娘とエリックのファン達とハードロックカフェでコンサートの前に夕食を取る。
「Eric Benet、そして彼の音楽に対して同じパッションを持つレディー達と会えたのは、
とても嬉しかった。

最初の出演者はコメディアン、名前は忘れてしまった。
それだけ印象が薄かったということね。

レディシは素晴らしかった。
今まで、彼女のコンサートに行った事がなくて、よく知らなかったけれど、
心から楽しむことができた。
セットリスト、曲の題名は知らないから聞かないでね。
でも一つだけ覚えているの。"It's Alright"
曲のタイトルは違うかもしれないけれど、とても気に入った。
LedisiのCD、絶対に買うわ。
彼女のスタイルが好きになった。
アンジー・ストーンとジル・スコットのミックスされた感じかな?
そしてレディシのステージの演出の仕方も良かった。
レディシのアルバムを早く買って彼女の曲を覚えたいな。

ミントコンディションはパワフルだった。
楽しかったけれど、私にとっては馴染みのない音楽だったわね。
娘は詳しいんだけどね。

そして私の大好きなエリック・ベネイ。
私がエリックのファンだということ、皆もう知っていたっけ(笑)
エリックはいつも通り最高で、彼のバックアップシンガーはいなかったけれど、
観客達はいつだってエリックが必要ならバックアップで歌っちゃうもんね。

"Love&Life"から、たくさんの曲、そして今までのアルバムの曲も。
エリックが曲の前振りにする説明がとてもいいと思った。
観客達と心を一つにできるから。
エリックってほんとに心の底から歌うのね。

コンサートの後、短い時間だったけど、バックステージでエリックに会えた。
写真撮影は禁止と言われていたけれど、エリックに
『エリック、ハグもして欲しいけど、写真も私にとっては大事なの。』
エリックは笑って、『この人は僕のママなんだ。一緒に写真を撮ってもいいよね?』
そして二人で一枚の写真を撮ってくれた。
この瞬間は私にとって、その晩のハイライトだった。
(「この写真は額縁に入れて、家に飾る」とfacebookにも書き込んでいる)

エリックは想像したとおりの寛大でざっくばらん、セクシー、言葉で尽くせないほど、
素敵な人だった。
誰でも彼のこと、好きになってしまうわね。
エリックが曲を作って歌い続ける限り、私は彼のCDを買い続けるわ。
私、一生、エリックのファンでい続けるつもりよ。

エリックのファンになり、素敵な女性達と知り合い、kyte videoでチャットもした。
今年は私にとって大変な年だった。
母、そして4ヶ月後に妹も亡くした。
みんなの祈りと友情、エリックの音楽にどれだけ救われたことか。
また、エリックにそしてファンのみんなと会える日を楽しみにしているわ!
Love&peace」

Reola、ありがとう。
今年は、お母様、そして妹さんを亡くされて、たいへんだったけど、
この日はEric Benetのライブに行き、
7月に行ったヒューストンのショウでは会えなかったエリックと今回は会って写真も撮れた。
I am so happy for you, Reola!

Eric Benet Interview - Sexy Soul Tour

2009-11-03 00:16:36 | エリック・ベネイ関連インタビュー
10/29、エリックベネイはヒューストンのテレビ番組、
"Great Day Houston"に生出演した。

「今日は、今晩から始まる『セクシーソウルツアー』のために
ヒューストンを訪れているR&Bシンガーソングライター、プロデューサー、
4枚目のアルバムを出したロマンティックでセクシーなエリック・ベネイがゲスト。

あなたをインタビューしたのは確かダラスで90年代、
あの頃、お嬢さんは2才だったわね。」
EB「もう17歳だよ。今、行く大学を捜しているところ。
ちょっと前はオムツをしていたのに、もうそんな年になったていう感じかな。」

「どうしてこの仕事、音楽へと進んだの?」
EB「この番組の長さはどれくらい?(爆)
子供の頃から、兄姉がいろいろな曲を聴いていて、父はクラシック、
母はゴスペルが大好き。音楽を聴いたり歌ったり。
兄弟はスティービー・ワンダーとかカーペンターズ・・・」

「"We've only just begun~"」(司会者がカーペンターズのこのタイトルの曲を口ずさむ)
EB「君は歌手になれるね(笑)
そして僕は大学を辞めて、アメリカントップ40を演奏するバンドに入って活動を始めた。
娘には薦めてないし、みんなもそういうことをしたら、だめだよ。
学校を辞めないで。
そして、今、こうやってテレビ番組であなたと話している。

子供の頃、家の中が音楽に溢れていて、
音楽がいつも頭の中にあって、メロディーや詩を書きとめていた、
他の人もみんな、そうかと思っていたら、違う事に気づいた。」

「大学をやめたのは、自分のすることをみつけたからでしょ?
今になって振り返れば、その決断は正しかったわけよね。
周りの人もそれなら理解した?」
EB「母は今はね、納得してくれているよ。
娘とは今、そのことでね・・・話し合いをしている。
彼女も音楽の才能があるから、僕とと同じようにしたいと思っているところなんだ。」

ここで、ライブの映像として挟まれているのが、東京ジャズフェスティバル2007の
"Spanish Fly"、NHKハイヴィジョンで放映されたもの。
ベル・ジョンソンとマイケル・パウロが共演している。

「ツアーについて聞かせてくれる?」
EB「Ledisiは、今のR&Bシンガーとして最高の女性だ。
ミントコンディションは、ソウルファンクバンドとして、
R&Bバンドとして先端を行っている。
そして、僕、『セクシーソウルツアー』に相応しくやっているよ。」

「どんな曲を歌うか紹介して。」
EB「例えば、"Love Patience & Time" という曲、
人は落ち込んでも立ち直ることができるということがテーマ。
ポジティブなメッセージの曲だよ。」

「あなたもかつて追い込まれたことがあったわね。
どうやって立ち直ったの?」
EB「神の力、家族、特に娘の存在が大きいね。
僕を元気付けてくれた。」

「ツアーの日程を紹介させて。
そして、今晩がツアー初日だけど、ツアーが終了したらまたこの番組に来てね。」
EB「もちろんだよ。」

「私、どうしてこんなに汗をかいているのかしら?」
EB「それはね、何しろ、『セクシーソウルツアー』だからだよ。」(爆)

Eric Benet Interview - Sexy Soul Tour



エリック・ベネイ、Kyte video復活!

2009-11-02 00:03:00 | エリックベネイの日々&KyteVideo
http://www.kyte.tv/ch/113570-eric-benet
http://www.kyte.tv/channels/rss.html?uri=channels/113570
エリックがカイトビデオに帰ってきた。

昨年、9月に"Love&Life"発売の後、ツアーに出たエリックベネイ。
ツアー中、そしてオフのお休み中、移動のバス、空港、部屋のバスルーム、
あらゆるところから、映像を送ってきた。
東京のライブでは、私も参加、アメリカのファン達からのメッセージを伝えた。

このシリーズを見ながら、アーティストの日常、
全米、そして日本、ヨーロッパを巡るツアーのやりがいと共に厳しさも垣間見る。
インディアや家族と過ごす休日の様子、
デビッド・フォスターのプライベートジェットからの映像、
ドジャーススタジアムでアメリカ国歌を歌う姿なども見ることができた。

3ヶ月振りのアップ。
「久しぶりだねぇ。ほんとうに久しぶり。ただいま~
みんなのためにここにいるよ。」
これから始まるセクシーソウルツアー、レディシとミントコンディションとの共演、
スタートはヒューストンなどの説明。
「ちょっと、ウェス、近くに寄り過ぎ!顔を僕に近付け過ぎだよ。勘弁してくれ!」
ドラムスのウェスとミニデュエット。

次の画像は付き人のケビンと。
ケビン「いや~みんな、久しぶりだね。また会えて良かった。」
エリック、「えっとヒューストンのテレビは、『グッドモーニングヒューストン』だっけ?」
ケビン「『グレートモーニングヒューストン』じゃない?いや『グレートデイヒューストン』かな?」
最高にセクシーな気分だとエリック、最後はアナウンサー口調で〆ている。

更新されたKyte Phone Viedoの映像、過去に遡って見てみる。
以前は頻繁に更新され、チャットにエリック本人も参加した。
その頃は、こちらもしょっちゅう見ていたので、エリックの言葉がよく理解できていた。
久々に聞いてみて、自分の聞き取りが悪くなっていることに気づく。

日本のライブまで後7週間ほどです。
みなさまもエリックのCDを聴き込むと共にカイトビデオも見て、
ライブ当日のエリックのトーク、ぜひキャッチアップして下さい!

エリック・ベネイ live in Annapolic 10/25

2009-11-01 00:33:03 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
その日は、いかにもメリーランドらしい秋の一日だった。
前日にはモンスーンの影響もあったが、25日の日は爽やかで気持ちの良い快晴。
Danielleは、5時のファーストと8時のセカンドの両方を予約していた。
手持ちのコンピューターの調子が悪く、携帯の送受信もうまく作動しないので、
メールチェックとエリックやファンのサイトを見るために朝、
スターバックスのネットカフェに立ち寄る。

現地入りしたのは4時だった。
付き人のケビンに外で偶然、会うことができた。
彼はバルティモアに住む幼なじみと話していて、ダニエルのことを、
「彼女はね、エリックと僕の両親と一緒の写真も撮ってくれたんだよ。」と紹介する。
(そうだった、9月のミルウォーキーのチャリティーライブ、ケビンもステージに立ち、家族も駆けつけていた)
「今は、二人とも離れた所に住んでいるけど、子供の頃はずっと一緒だったから、
お互いの両親の電話番号、未だに暗記しているんだ。」(私にもそういう友達がいる)
彼は2ndを観ると言い、去って行った。

ダニエルが中に入ると、席は左隅、ステージの左端しか見えない。
同じショウを観に来ると聞いているクレア、ルーシャスに自分の位置をメール。
ルーシャスと夫は同じ列のステージ側。
クレアと夫(エッセンスでも一緒だった)はダニエルより更に端。
コニーはみつからない。

ブルーとグレーのジャケット、ブルーのオックスフォードシャツ、
ジーンズとスニーカーでエリック・ベネイは登場。
エリックはいつもの通り、素晴らしいショウを行ったが、皆、スタンディングには至らない。
でも、とても楽しんでいるのがよく分かった。
ダニエルはエリックが自分に気づいたと確信する。
既にジャネルがショウの内容については、触れているのでそれ以外のことを一つ。

「よく『なぜ音楽をやっているの?』と聞かれるが、僕が音楽をしているんじゃなくて、
音楽が僕にさせているんだ。」とディープな一言があった。

エリックの姉のオードリーが会場にきていて、エリックの子供時代のエピソードを話してくれた。
"I Wanna Be Loved"では、会場の皆で合唱。

セカンドの前にダニエルは食事に出掛ける。
早めに会場に戻ると、案内係はダニエルを一般客の通路ではなくて、ステージに近い出入り口に案内した。
するとそこにエリックがいて、思わずダニエルは叫んでしまう。
エリックはハグしてくれて、「ショウの後で会えるからね。」
ダニエルは自分の無作法をわびて、ちょっと恥ずかしくなる。

席は1stより更に悪くなり、完璧に壁際だった。
良かった事は、ルーシャス夫妻と同じ席で、そして終わった後、
エリックに会えるとわかっていて安心して観ていられたことだ。

セットリストはファーストと同じ、みんな座っていたが、ショウに夢中なのがわかった。
"Georgy Porgy"で、エリックはステージから降りてきた。
ダニエルとルーシャスは立ち上がる。
ルーシャルは周りのみんなに「立ちましょう」と言い数人が立つ。
ダニエルはもっと効果的な方法を取る。
通路に立ち、後ろの人の視界を遮る事で、後方の人がエリックを見るために、立ち上がることになる。
「悪い事をしてしまってごめんなさい」とダニエル(笑)
エリックはダニエルとルーシャスに気付き握手。

「さて、この後、何が起きたかと思う?
4年以上エリックを追ってきて、始めて彼のタオルをゲット!
いつものように客席に投げたわけではなく、ステージに置いていったんで、
貰っちゃったの。」とダニエル。(ステージに上っちゃったのかな?)

係りの人、何人かに聞くがエリックには会えないと言われる。
約束してあると告げてエリックと連絡を取ってくれて、ようやくご対面。
「もう、100枚くらい、持ってるでしょう?」とエリックに笑われるが、一緒の写真を撮ってもらう。

それぞれの車に分かれて家路につく。
ナビを忘れたため、駐車場から違う出口に出てしまい、道に迷ったものの、無事、帰宅することができた。

いつもありがとう、Danielle、あなたの感動を分けてくれて。
また、エリックに会える日が楽しみね!

エリック・ベネイ未発売のアルバム"Better&Better"

2009-10-31 09:54:58 | エリック・ベネイ未発売の曲
2002年に完成したもののワーナーの一部のエクゼクティブの反対意見により、
未発売とされてしまったエリック・ベネイのアルバム、"Better&Better"
こちらのサイトからダウンロードできる。
http://nikilati.blogspot.com/2009/05/eric-benet-better-better-special.html

パソコントラブルを恐れてひるんでいた私のために、
nkmrakikoさんが、自ら進んで先行トライし、道を拓いてくれた。
以下は彼女のガイダンス。

「AKさんが貼って下さっている「MEGAUPLOAD」のページで
「ファイルのダウンロード」をクリックします。

下のほうに「しばらくお待ちください」という表示が出ますので指示通りに。
→「無料ダウンロード」をクリック。

PC環境によってかかる時間は変わると思いますが、
これでダウンロードは終了です。

このファイルは「rar形式」とやらで、私の場合は開かなくて焦ったのですが、
執念で解凍方法を見つけました。

DL後すぐに開けない場合はこのリンクを見てみてくださいね。
http://www.geocities.jp/oresamamansee/rar.html

私はここに記載の(2)の方法で無事成功しました♪」

nkamrakikoさん、その節は、ほんとうにありがとうございました。
おかげさまで私にとって幻のアルバムだった"Better&Better"
今、聴いています!

さてトラックリスト、何曲かはすでに3rdアルバム"Hurricane"
そして今回のアルバム、"Love&Life"に収められている。
映画「グリッター」で歌われた曲、"We Could Have Been"も。
"Love don't Love Me"は、シングルカットされている。
エリックのmyspaceのミュージックページにもいくつかアップされていた。
セットリストの最後にあるURLをクリックするとダウンロード画面に入れる。

Eric Benet "Better&Better"
Tracklist:
[01] I Can't Stop Thinking About You
[02] R&B
[03] I Wanna Be Loved
[04] Pretty Baby
[05] Better & Better
[06] Love Don't Love Me (Bonus Track)
[07] Spanish Fly
[08] Can I Just Call You
[09] Trippin'
[10] Closer
[11] Sing To Me
[12] Come Over
[13] Could Have Been
[14] Touching Again (Bonus Track)
[15] Who Shall See The Day (Bonus Track)
[16] We Gon' Ride (Bonus Track)
http://www.megaupload.com/?d=RI0WC3WV

金子三勇士 12/12 20:00 BS12「クラシック・クラシック」に出演

2009-10-30 08:56:26 | ピアニスト 金子三勇士
BS12で、12/12(土)20時より放映される「クラシック・クラシック」
金子三勇士分の録画取りに昨夜、立ち会わせていただいた。
番組の中で放映される金子三勇士のエッセンスとも言える三つの作品の演奏。
音楽プロデューサー坂田康太郎のインタビューと解説で、
弱冠20才の金子三勇士、実人生の倍に匹敵するピアニストとしての経験を積んでいること、
今まで、語られる事のなかった彼の、その折々での本音。

私も知らなかったこと、
以前からその時はどのような心境だったかと聞きたかったこと、
インタビューにより明らかにされた。

"The True Story of Miyuji Kaneko"「ほんとうの金子三勇士」を観る事ができる。
12月12日、BS12、すべて12の付く放送。時間帯は夜8時より。

THIS IS IT

2009-10-29 00:00:37 | Weblog
朝、facebookで、「今晩、"This Is It"を観に行く」とステータスを出す。
「楽しんできて!」「感想を聞くのを楽しみにしている。」「明日の朝、観る」
などの返事を貰う。
アメリカで1番早い人で朝一番の上映でも、日本時間の今晩12時頃のようだ。
ブラジルやフランスからも「いいね!」
日本の上映館すべてが夜7時過ぎからとなったのは、世界との時差を少なくするためのようだ。

6時半頃、品川プリンスシネマに到着。
インターネットで押さえたチケットを発券。
以前、「ミラマックスシアター」と言われていた3Dなどの映画が上映されていた
床から天井までの大きな画面があった上映館。
"This Is It"は、そこでの上映となる。

入り口の看板前でコスプレをした男性が近くの人に写真を撮ってほしいと頼んでいた。
マイケルのTシャツを着た人達、素敵なお帽子の4人組など見かけて、
自分の服装、近所なので、少し詰めが甘かったと思う。

20分前に座席に座るとずっとマイケルの曲が流れている。
前の5人はアメリカン。
予約をしたらしい一人が「どう、この席は?」
「最高よ!」「YAY!」他のメンバーが喜んでいる。

映画は始まった。

マイケル・ジャクソンは準備ができていた。
ツアーに出るばかりに用意は整っていた。
キャプションで説明が出ただけで鼻を啜る音が聞こえる。

世界中からオーディションに来たダンサー達。
「人生は辛いことが多い、だからここに来た。"This Is It"」
一人のダンサーのメッセージからマイケルの映像へと。

マイケルは自分のコンサートに、一つ一つの歌に対して、
明確なビジョンを持っていて、努力を重ねていた。
スタッフの指摘にも謙虚に耳を傾け、マイケルと歌ったり、
演奏したりする人の緊張を理解し、手を差し伸べていた。

いつも自分のコンサートを観に来る人達のために身を削って捧げていた。
"I Just Can't Stop Loving You~" デュエットを歌う女性に、最後の"You"は、
観客のみんなに向いて歌わなくちゃ(心を込めて気持ちを表さないと)と訓え、
ギタリストの女性には、ここが君の見せ場だよ、僕がついているから、
もっと高い音で、観客を惹き付けなくちゃ、と優しく話す。
リハーサルの様子がこれだけ撮られていたのは、コンサートDVD、
メーキング付きが発売される予定があったのだろうか。

コンサート用に作られていた様々な映像。
「ギルダ」のリタ・ヘイワースからエドワード・G・ロビンソン、そしてマイケル、
イングリット・バーグマンとハンフリー・ボガードも登場。
画面は「カサブランカ」から「三つ数えろ」に変わったようだ。ボギーと撃ち合いのCG。
森林破壊から地球を救うためのメッセージの映像。

遺族達の気持ちも尊重し、亡くなってから数ヶ月で製作されたこともあり、
映画としてはまとまりがなくなった感じが否めない。
しかし、これはマイケル最後のツアーのドキュメンタリー映像だ。
これから、何十年にも渡って「ヒストリー オブ MJ」といった映画が出てくるだろう。

観終わった感想。
言葉がみつからず、facebookには、"Joy and pain..."と書き込んだ。

エリック・ベネイinノースキャロライナ

2009-10-28 08:13:17 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
ファンクラブのJannelleが10/23に行われたエリック・ベネイのnew tour、
Greensboroでのショウのリポートを書いてくれた。
ジーンズにグレーのシャツ、黒のベストとタイで登場したエリック・ベネイ、
以下の曲を歌った。

Love Dont Love Me
Chocolate Legs
Love Patience and Time
Spanish Fly
Femininity
Spirtual Thang
Spend My Life
Dont Let Go
The Hunger
I Wanna Be Loved
You're The Only One
Georgie Porgy
Billie Jean

「いきなり”Love Don’t Love Me”
(未発売に終わったエリックのアルバム”Better&Better”に収録されていたが、
シングルカットもされている)に始まり、そのまま”Chocolate Legs”へと突入する。
「チョコレッグ」, 最後のフレーズを歌う時、エリックは眉毛を上げて、
”Around me~”のパートを感情と力を込めて歌い上げた。
歌い終わったエリックは、ユーモラスに「この間、『ゴディバ』にチョコレートを買いに行ったんだけど、
ダークチョコレート、ホワイトチョコレート、キャラメル入りのチョコレートなんかがあってね・・・」と話した。

“Spanish Fly”を歌う前にエリックは、アルバムを作る時には必ず、一曲はラテン調の曲を入れている、
なぜなら、とてもセクシーな響きが加わるから、そして、”SF”について、良く調べてみたところ、
これは虫を叩いて、殺して、乾燥されたドラッグで、媚薬と思われていたが、実は毒性があるらしいと。
だから、皆はへんな虫捕まえて乾燥させたりしないで、僕のCDを買ったほうがいいと思うよ、と。

この後、エリックは”Love Patience & Time”を歌う。
(この曲をライブで歌うのは、昨年7月のミルウォーキー里帰りライブ以来、2回目)
観客は、自然にこの曲に溶け込み、一緒に”Oh, Na Na, Na Na Na Na”と歌った。

ショウのハイライトは、”I Wanna Be Loved” だった。
エリックは男性に、”I wanna be loved”、女性に”Be loved by you” と歌わせる。
そして、こんなエピソードを語ってくれた。
中学二年の時にある女の子を好きになった。 彼女の気を惹こうといろいろやってみるけど、
思わぬ効果が上がらない。意を決して、歌のコンテストに出場し、ライオネル・リッチーの”Truly”を歌う。
それから、その子はエリックに注目してくれた。
エリックは冗談ぽく、いかに音楽が自分にとって大切なもので在り続けたかと説明し、
そして、男性に「“Wanna be loved” このフレーズを、思いっきり歌ってね。」と 。

ライブの最後は、”Georgy Porgy”と”Billie Jean” で締め括られた。
“Georgy Porgy”、エリックはストップ&ホールドのダンスを観客に要求。
メンバーの紹介が始まる。ベースのグレッグは渋い喉を聴かせ、ドラムスのウェスのことは、
いつものように「彼は18才なんだよ。」とジョークを言った。

ショウの後、楽屋にはエリックの叔父、叔母が来ていて、エリックは久々の再会をしていた。
その後はファンとの時間、その場所は写真撮影が禁止されていたが、ジャネルは初めて、
エリックのサインを貰った。 ハートの結合した形の絵の上にエリックの名前。
初めて受け取るエリックのサイン。
ジャネルは感動を胸に劇場を後にした。」

Thank you、Jannelle!
素晴らしいライブ、そしてあなたがエリックに会うこともできて良かった。
半年前からこの日を楽しみにしていたんですものね。

さて、日本のエリックベネイファンのみなさま。
このセットリスト、そのまま東京のライブに持ち込まれる可能性ありますね。
ということは、私の好きな、前回の来日で歌わなかった"Spiritual Thang"
そして一度でいいから生で聴いてみたい大好きな曲、"Love Patience&Time"
アルバム未収録の曲、"Love Don't Love Me"
も聴く事ができるかもしれない。

YKさんの期待しているマイケル・ジャクソンの曲、
「ビリージーン」も歌うかもしれませんよ。

SAIL AWAY-Eric Benet

2009-10-27 10:12:31 | エリック・ベネイ未発売の曲
「さまざまな嘘や風の囁きに妨げられて
誰がほんとうの友達かわからなくなる
皆それぞれの名前は知っていても
ほんとうの姿を知ることはない
勇気と孤独のために祈りたい
心の中に獅子が存在していると信じたい

船出をしよう
飛び立とう
走り出そう
殻を破ろう

壁がみな崩れてきて、街が盗人に溢れていても
その中であきらめてはいけない
血を流しても笑顔は忘れないで
心の中に暖かさがあれば不可能なことなどない
なんで愛を恐れるんだろう
それでは決して理解し合えない
まだ無邪気な心があると信じたいから
勇気と孤独のために祈ろう

僕達は居場所を見つける
僕と君だけの
それは遥か彼方ではなく君の瞳の中
今とは違うところ、僕達は最高の場所をみつける
最も強い愛だけが生き残ることができるから」

昨年4月に"Love&Life"の発売日が定まるとともに、
エリック・ベネイ、myspaceに自身のプロフィールページ以外の
ミュージックページを作成した。

そして、トップにこの"Sail Away"、
そしてその他、"Better&Better"に含まれていた曲の内、
3rdアルバム"Hurricane"、4thアルバム"Love&Life"にも収録されなかった
数曲がアップされた。

この"Sail Away"を始め、その他の曲もとても人気が出て、
Newアルバム、"Love&Life"に収録されていると期待されてしまった。
そのためエリックはこれらの曲をミュージックページから外している。

アーティストで自身も歌うJadaが、"Sail Away"の感動を、
作品にしたのがこの映像。
曲の雰囲気に合った画像ととエリック・ベネイの過去の写真とで綴られている。

"Sail Away"は、本来、Eric Benetの3rdアルバム"Hurricane"
6曲目に収められる予定だった。
日本でも受けそうなこの曲。
なぜ外されたのか理由はわからない。

Tavis Smileyとエリックのインタビューの中に、
新曲を発売する前にリサーチを行うという話があった。
"Hurricane"のアルバムの中には、静かな語り口の曲が何曲かある。
アルバムの中の同系のトーンの曲を減らすために、
この曲は削除されたのだろうか。

最初、"Hurricane"日本版ではボーナストラックが1曲、付く予定になっていた。
残念ながらその話は流れてしまったが、
それが、この"Sail Away"だった可能性は多いにある。

"Hurricane"は、本来のエリックベネイの持ち味と違うと言われ、
アメリカのファンから余り支持を受けなかった。
日本でも同様の感想を持ったファンはいるようだ。
しかしながら、アジアの国、日本、そして特に韓国で、
"Hurricane"は、愛されている。

Eric Benet"Hurricane"のアルバムが好きな方は、
きっとこの"Sail Away"も気に入るはずだ。

「歌詞を教えて!」と頼むと、ファンクラブのメンバーのDanielleが、
「20分待って!」と返事があり、書き止めたリリックを送ってくれた。
ニューオリンズでダニエルに会った時、
「聴いては、止めて、書いては聴いて、がんばったのよ。」
ダニエルが教えてくれた歌詞を訳してみた。

'SAIL AWAY' by: Eric Benet