行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

年金生活者のマネー、国内アクティブファンド最優秀ファンド

2023-04-28 23:24:25 | 年金生活者

R&I格付けセンターが5,000本を超える投資信託の中から、中立的な立場で「優れた運用実績を示したアクティブファンド」を表彰するアワードが先週発表された。その内、国内部門で注目されるファンドを吟味してみた。

国内株式で運用する投信で最優秀ファンドを見ると
20年、10年運用している部門では双方とも「One国内株オープン」だった。日本を代表する大企業ソニー、トヨタ、三菱商事などを組み入れている。長期間運用には適しているが、アクティブなので販売手数料3.3%、信託報酬1.76%とかなり高い。殆ど分配金はない。
近時発売、運用開始した最優秀ファンドは「優良日本株ファンド」で経費が見直された分販売手数料3.3%は同じだが、信託報酬は1.1%と安くなっている。組み入れている銘柄は同じようなものだからこちらの方が割安だ。こちらは適時分配金ありだ。
年間収益率で見るとこの10年「One国内株オープン」の方が「優良日本株ファンド」を9勝1敗で上回っているので同じような組み入れ銘柄でも運用力の差が出ている。前者は長期の積立NISA向きで後者は分配金ありなので年金生活者に適しているかもしれない。

今注目の国内バリュー株ファンドの部門では
「アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド」が20年投信の最優秀ファンドで、リコー、大日本印刷、京セラなどを組み入れている。平均PBRは0.76倍で、3年間の騰落率44.67%と素晴らしい成績だ。信託報酬は1.87%と高い。分配金がないのでこれも積立NISAにふさわしい。
最近の投信では「DIAM割安日本株ファンド」が最優秀ファンドで、こちらは信託報酬も0.634%と安く、分配金もある。年間の騰落率は20年7.6%、21年17.9%、22年2.8%と堅実だ。


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