日経はじめマスコミは今回の選挙の争点をアベノミックスによる景気回復を喧伝し、世論もそうかなという状況だ。しかし、今回の参議院選挙では日本の将来を左右する大きな争点があるが、自民党はあえてそれを前に出そうとしない。それは憲法問題であり、2年前にあれほど議論になった原発とエネルギー政策だ。
アベノミックスなるものはこのブログでもとりあげ、かつ5月の株価大暴落で見られるように外国の投資家、投機家の動向によりいかようにも作用される脆弱なものだ。さらに視野を広げれば、中国のバブルが弾けたらとか中東情勢で石油の値段が上がったらとか日本の経済に大きな影響を持つ要因が多々あり、政権が如何に柔軟にうまく立ち回るかによるし、その能力があるかないかということだろう。
今回の参議院選挙では、日本の将来を左右する憲法問題とエネルギー政策で投票先政党を選択して貰いたい。更に付け加えれば、これまでの選挙では社会保障が争点だったが今回の世論調査では景気と雇用の次に位置されている。しかし年金、医療、介護も政党選択では重要な要素だ。