思いつくままに書いています

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万博公園で思ったこと

2012年10月21日 | 日記
ご存知の方もたくさんおられると思いますが、万博公園は本当に広いです。一日で全部回れません。というか、まあ万博会場だったので当然ですが。(笑)
なので、出かけるときは目的を決めて行っています。今回はコスモス目当てです。

ちなみに万博公園には駐車場もあちこちにあります。私たちがいつも使うのは「日本庭園」近くの駐車場です。やはり年寄りには「日本庭園」が一番しっくりするので(笑)、いつもここに駐車しています。

でも、この駐車場から今日の目的地・「コスモスの丘」は遠いですね。
しかも緩い登り勾配がついていて、車椅子を押すのはけっこうハードです。それでも、これも日頃の運動不足解消のためと自分に言い聞かせて、いつも頑張って押していってます。
ただ、丘への道の両側には、かつて万博に出展していた各国のパビリオンの位置を表示するモニュメントがあり、それをたどるのも面白いし、その背後には万博後の長い年月が形成した深い広大な森が続いていて癒されます。
今回そんな森の中で、珍しい花を見つけました。ナワシログミの花です。


パビリオンのあった場所は標識がなければまったくわからない森になっています↓


これはドイツ館のあった場所です↓


森の道をたどること十数分で「コスモスの丘」に着きました。同じ場所が、春には「ポピーの丘」になり、夏は「ヒマワリの丘」になります。よく手入れされて気持ちのいいところです。正式には自然文化園エリアの「花の丘」というそうです。

ポピーの頃はこんな感じでした↓


今回、コスモス畑の横にまだヒマワリが一部残っていました↓


今回のコスモスの丘のマップです↓


まだ半分ぐらいは咲きそろっていなかったものの、日当たりのいい場所のコスモスはほぼ満開。花の彩りもよく考えて植えられていて、見応えがありました。








しかし、せっかくの花の鑑賞を損なう非常に残念なこともありました。

私たちが着いた時、すでに大勢の人々がコスモスの撮影に来ていました。数十人規模でいくつかのグループに分かれて、みんな大きな三脚に、これまた大きなレンズを装着した高価そうなデジタル一眼レフカメラを付けています。
グループで行動しているので、どこかの写真教室とかカルチャースクールの写真講座のメンバーでしょうか。
撮影するのはいいのですが、その軍団がコスモス畑の通路を三脚で塞いで一般の客が通れないのです。それも半端な数ではなく、三脚の横にはカメラバッグなども置かれて、完全に通路が占拠されていました。

そこを通らないと周回できないので、私たちも車椅子を止めて空けてくれるのを待ちましたが、どなたも「芸術活動」に没頭しているのか気付いてくれません。
やむなく「すみません、ちょっと通していただけませんか」とお願いしました。でもなかなか応じてもらえず、しばらく待ってようやく三脚を移動してもらえましたが、皆さん無言のままで、いかにも迷惑そうでした。

通してもらえるまで待っている間、軍団のみなさんが撮影している様子を見ていると、みんな三脚を立ててすぐ撮るのではなく、カメラの液晶に映った画面の構図などをお互いに見せ合っているようでした。自分たち専用の場所で「芸術」を存分に楽しんでいるといった感じでしょうが、はた迷惑な話です。

大体、最近の一眼デジカメはISO感度の設定も銀塩フィルム時代では考えられないほど高感度が使え、しかも手振れ補正も効くので、昼間に野外で撮影するのにどでかい三脚がいるというのが私にはわかりません。せいぜい一脚で十分だと思います。
やはり撮影のためというより、ライブビューを見せ合って満足されているような感じですね。ぜんぜん急ぐ風はなく、通行人のことなど意に介さず、自分たちの世界に浸っておられました。

しかし、この人たちは、講座や教室で撮影技術を学ぶ前に、社会的マナーのイロハを学ぶことが先決ですね。講師先生もぜひ撮影技術を教える前に、社会人としての最低限の常識から教えていただきたいと思います。撮影している人たちは私たちと同年代かそれ以上の方が多かったので今更マナー順守もないと思いますが、残念でした。これでは各地で三脚禁止の場所が増えるのも無理はないと思います。

いつもバラを鑑賞に行く大阪府立花の文化園でも、花の盛りの時期に、狭い通路で三脚使用して撮影している人を見かけたりしますが、さすがに今回のようなひどい状態はなかったですね。

せっかくのコスモス鑑賞がちよっと残念でした。

そのあとまたいつもの日本庭園まで戻り、数年ぶりにはす庵で昼食をとってから帰途につきました。味はともかく(笑)、落ち着いた雰囲気の場所です。

万博公園のコスモスはまだ見ごろが続いています。上記の軍団にさえ遭遇しなければ、きれいな花を楽しめると思いますので(笑)、ぜひお出かけください。


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