goo blog サービス終了のお知らせ 

進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

TBS『火曜曲』を観た。他意はなく、純粋に今回のダメージ・コントロール技術を賞賛したい

2012-06-19 22:29:55 | AKB48_軽ネタ
本エントリは指原個人のこととは一切関係がありません。
今回の件に関するリスクコントロールのあまりの秀逸さに感嘆としたことを表現したものです。





今日は台風が来るというので早めに帰宅してTBS『火曜曲』をみた。

指原のHKT移籍に関する特集が組まれるというので。



さ、さすがテレビ局・・


編集能力高すぎ (゜□゜;)




これがテレビ局の情報(Information)知識(Intelligence)に変換する能力か。



完全に指原とHKT48の話になってるじゃないか。



にわかブログとは格が段違い過ぎるぜ。



すごい、すごすぎる。




今回の件、政治や産業界も大いに学ぶべきものがあると思う。

騒動発覚以来、ANNまでの期間は情報統制して、ANNに組織のトップであるやすす先生自ら出演して当事者である指原と直接相対しての公開生裁決、HKT48への移籍というウルトラC、一貫して使えるチャネルを総動員してのコラボレーションで、難題を価値ある情報に変換してみせた。


アンチは相変わらず沸くだろうけれど、ライト層および一般層へのAKB48/HKT48/指原へのダメージを最小限に抑えつつAKB48の一つの物語に組み込んだのだ。

だってほら、もうすでに指原を追い込む側は「アンチ」扱いという流れがつくられはじめてる。

この腕前、見事すぎる!

このダメージコントロールをプロデュースしているのはどこの誰だ?!

やすす先生ではなく、実働部隊を指揮している人間が誰かだ。

フジ出身の松村Pか?それとも電通か?

とにかく、純粋に「お見事」と賞賛したい。



もちろん、政治や産業界とは問題が違うからリスクコントロールの質は違うだろうけれど、それを差し引いても見事だと思う。

「指原莉乃」と「さしこ」

2012-06-19 01:58:29 | AKB48_メンバー
あらためて指原について。


指原がこれまでの活動の中で堂々と嘘をついてきたのは既に周知の事実となりました。
(具体的にはわかりませんが大枠として)

指原自身が「男性が苦手」といったところをキャラ作りのために利用していたため、このことをもってして「ファンを裏切った」「AKB48ブランドを傷つけた」と批判するには十分な論拠といえるでしょう。

指原を批判する人々は次のように思っているのかもしれません。

指原は利己的で狡賢く、嘘をつき、自己利益のためにファンを裏切ることも平気でやると。

多少なりとも利己的なところはあるでしょう。

人格解離症の気も感じられます。

それは、私も否定しません。

しかし。

「しかし」です。

私は、指原を一方的に責める気にはどうしてもなれないのです。

なぜなら、ヘタレキャラ「さしこ」は、指原とそして指原ファンとの合作であったと思うからです。

責任転嫁をするつもりも、問題をすり替えるつもりもありません。

ただ、指原が嘘をついていたその一方で、こちらも指原に嘘をつかせていた可能性も有り得るであろうと思うのです。

われわれが、ヘタレキャラ「さしこ」を、そして「さしこ」のサクセス・ストーリーを望んだから、指原はそれに応えるために一生懸命になった側面もあるのではないでしょうか。

もともと指原は自分の成功を信じていなかったと思います。

意識が低く、今回問題となった不祥事を起こしてしまいました。

それが、ある日に突然とファンの注目を集めるようになり、その市場の反応を察知した運営がキャンペーンという名のゴリ推しを始めたわけです。

徐々に作られていったにせよ、みんなが思い描いた「さしこ」像があったわけです。

それは指原からしてみれば、ある種まわりの勝手な期待であったはずです。

しかし、指原にはその期待を跳ね返す勇気も力もなかったのです。

みんなの期待に応じて演じるしかなかった。

取り戻せない過去を心の奥底の引き出しにそっとしまって。

だから、指原にはずっと戸惑いがあったと思います。

第3回選抜総選挙で9位になった時のコメントも聞き返せば、あの時点でもまだ本人は信じることができていない様子が見て取れます。

ゴリ推しはファンの想いに乗って高いところまで飛躍し、成功しました。

今年行われた第4回選抜総選挙ではついに篠田麻里子を抜いて4位になったのです。

壇上での指原は、ヘタレ卒業宣言をしました。

みんなが作った「さしこ」がある意味での完成をみたのです。


しかし、みんなで作った「さしこ」は空中分解してしまいました。

いつかは訪れるべきものが、たまたまこのタイミングで来ただけなのかもしれません。

私は「さしこ」が完成をしてしまったことが、今回の事件発覚の誘因となっていると思います。

実に皮肉なことです。


さて、これで指原は新しい物語をスタートさせることになります。

(今日出演した「笑っていいとも」では、指原の表情から心なしか憑物がとれたように見えました。)

これまでみんなの「さしこ」への期待に応えてきた指原ですから、それなりの力はあると思います。

ここで這い上がれなければそこまでだし、ここから這い上がれるなら本物でしょう。

博多での、新しい指原物語の成功をお祈りいたします。




歴史を評するときにこのような論法はよく使われます。

「ヒトラーを生んだのは大衆だ」や「時代がそれを求めた」など、ずるい議論の仕方かもしれません。