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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

高橋容疑者逮捕のその裏で ~諦める勇気~

2012-06-17 13:05:13 | AKB48_オピニオン
今日は暑い・・汗かく

『旅RUNガール』を見ながらふと思うことを書く。
キタリエは健康的な方向がいいんじゃないか~。
スポーツや旅が似合うね。

で、話は変わりますが・・


◆◆◆◆◆◆





オウムの高橋容疑者が逮捕されましたが、最近の追い込みは激しかったですね。

本気を出せば捕まえることができるんだということを見せ付けましたね。

官民協調した治安当局の高橋シフトが奏功した形でしょうか。

ただ、その裏で、捕まえることができた犯人を何人か逃している可能性を忘れてはいけませんね。

高橋容疑者に集中することで、その分誰かを捕まえる資源が薄くなるわけですから。

そして高橋容疑者の再犯確率はとても低いと思いますが、他の逃走中の犯人は再犯確率が高いかもしれません。

しかし、逃走中の犯人を捕まえることができるかどうかは、やってみないとわからないので、高橋シフトが犯罪率や検挙率に影響を与えたとしても立証不能です。

このようにして、私達は普段から「見えないコスト」を負担しているのですね。



いわゆる「トレードオフ」です。

宇宙が相対性で成っている以上、何かを得れば何かを失うのは必然です。



AKB48運営も、常にこのようなトレードオフと向き合わなければならないのです。


アイドルにとっての「第3の道」
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fed92786ec90a268969920f504b60e21


「決める」ということは「諦める」ということと同義語だ。

なぜなら「諦める」必要がなければ「決める」必要がない。

だから、2つの可能性があるとき、どちらか一方を選ぶ必要がある場合、もう一方を諦めなければならない。

「決断」や「英断」というものは、その一方で同時に「諦める」ということなのだ。

「諦める」ゆえに「覚悟」が必要なのである。

一方の可能性を捨てる「勇気」であり、「意志」であろう。



「決める」ことのできない人は、「諦める」ことができない人である。

優柔不断は「諦める」ことが出来ない人のことをいう。

また、責任のある意思決定というものが往々にして苦しいのは、何かを「諦める」ことだからなのである。



「諦める勇気」

私は本当に、数々の英断を賞賛したい気持ちです。

指原莉乃が背負ったカルマ ~優越性ルールの侵害~ [途中]

2012-06-17 01:46:04 | AKB48_行動原理系
ちょっと時間がとれないので、予告だけしておきます。
(詳しい人なら題名から何を言おうとしているか、わかると思いますが)

当BlogのAKB48の歴史は2年あるのですが、今回の件ほど当Blogの主張が外したこともなかった気がします。
(予想的なことはあまりしていないのですが)


指原莉乃の交際? そんなわけがない [追記]
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d3ac14e48e8db1787325ace3a6cfb64d


過去の私信事件に関しても、そこまで発展しているとは思いませんでした。
この点、やすす先生と全く同感です。


生まれて初めてANNを聴くことにした [実況中]
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bb287e5257a1355efd4468409bfdc499


やすす先生「まさか指原にスキャンダルが出るとは思わなかった。」

やすす先生「指原はないと思ったけどな。」


最後の一線を超えることが指原には出来ないと思い込んでいました。
もし問題とされているようなことがあったのなら、指原の精神力ではもたないはずで、とっくに潰れていると。
だけど、事実は違った。
ある意味で、やすす先生も私も、指原莉乃という女性を見くびっていたようです。
私が思うよりもずっと気骨のある女性だった。

その気骨があれば、かならずやっていける。

さて、本題へ・・


◆◆◆◆◆◆


さて、先日の続き。
参考はダニエル・カーネマン。

「変化」も重要だが、本質的な「絶対量」を忘れてはいけない。いつだって基本が大事。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdf7548f7139201858d41566e5880152




■知覚の特性:足し算をすべき時に平均値を求めてしまう


私達は平均値を直感的に求めることができるのですが、合計値を直感的に求めることができません。
なので、ある一組のグループの価値の判断を直感的に行うと、エラーを犯す傾向が強くなります。
合計値ではなく平均値を使ってしまう極めて強いバイアスがかかってしまうのです。
私達のする判断が平均値に「アンカリング」されているからだといわれています。



アンカリング効果:ある初期値が錨(いかり:アンカー)のような機能を果たし、思考が縛り付けられること。


■優越性ルール


選択肢がAとBの2つがあるとする。
この時、Aが少なくとも1つの点においてBより望ましく、なおかつその他の全ての点において同等に望ましいかそれ以上である場合、AはBに対して選択肢として優越しているという。
この状況ではAを選択することが、「優越性ルール」に従うということになる。


■一括評価 vs. 個別評価


クリストファー・シーの研究成果を簡略化して説明します。

在庫一掃セールにかけられた食器類のセットに関するお話です。
小さいセット「A」と、大きいセット「B」があるとします。


Aセット(小)

ディナー用の皿: 8点  (全て状態良好)
サラダボウル:  8点 (全て状態良好)
デザート用の皿: 8点 (全て状態良好)


Bセット(大)

ディナー用の皿: 8点  (全て状態良好)
サラダボウル:  8点 (全て状態良好)
デザート用の皿: 8点 (全て状態良好)
カップ:      8点 (2つは壊れている)
カップの受け皿: 8点 (7つは壊れている)


この2つのセットに値段をつけるように頼みます。
ただし、2通りのやり方で実験をします。
一括評価」と「個別評価」です。

一括評価は、両方のセットを並べて見ます。
個別評価は、AセットかBセットのどちから一方しか見ません。


さて、結果はどうなるでしょうか?


■優越性ルールの侵害


2つのセットを同時に見ることができる一括評価では、被験者はAセット(小)よりもBセット(大)の方に必ず高い値段をつけました。
当然の結果だと思います。
Bセットの方が多くの食器が含まれるわけですから、より価値があるわけです。
(優越性ルールの観点からすれば当然です。)

しかし、どちらかのセットしか目にしない個別評価では、逆の結果が得られるのです。
被験者は、Bセット(大)よりもAセット(小)の方に高い値段をつけました。
これは、明らかに優越性ルールを侵害しています。

個別評価では、お金を支払おうとする意思は食器それぞれの価値の加重平均にアンカリングされていて、Bセット(大)には壊れた食器が含まれているので、その平均値がより低くなってしまったのです。

一方、一括評価では、誰もが優越性ルールを当てはめるので、ルールが直感を圧倒したのです。


■壊れたカップ


これから述べることは、一面的な意見でしかないことを先に説明しておきます。


なぜ不祥事が起きると解雇や降格、移籍といったことが必要となるのでしょうか?

誤解を恐れずに言います。
グループの中に壊れたカップがあると、平均値を下げてしまうからです。
これはグループについても言えるし、個人についても言えることです。

『プロスペクト理論』のところでも説明しましたが、人には「変化」について近視眼的集中を引き起こしてしまう癖があります。
そうすると、多くの部分は変わっていないとしても、変化したわずかな部分に心象を左右されてしまうのです。
その上、平均値にアンカリングされてしまう場合もあります。

ちょっとした変化が大きな心象の違いを生み出してしまうということです。

だから、変化した部分、平均値を下げてしまう部分を切り離すということが、意識的にしろ無意識的にしろ組織的には行われるわけです。
不祥事による更迭劇はいろいろなところで見られる景色です。

これは個人についても言えるわけなのですが、しかし個人の場合は変化した部分を切り離すことができません。
そうです、ずっと背負っていかなければならないカルマとなってしまうのです。


■カルマ


「業(カルマ)」というのは、本人の自覚するものとは限りません。
むしろ本人のあずかり知らぬところで発生したものだからカルマなのだと言えるかも知れません。


■適応


■アドバイス:状況を創りだす



(つづく?)