本日も、妄想にお付き合いいただき、ありがとうございます。
誤解されたくないのですが、私は「AKB48限界説」などを主張するつもりは全くありません。
「限界」ではなく「戦略的失敗」をしないかを心配しているだけです。
単に私が心配性だからです。

アンドリュー・グローブ『インテル戦略転換』
後の世に語り継がれる華麗なる転進はいろいろあると思うが、その中でも米Intel社は有名だろう。
MicrosoftのWindowsとの戦略的互恵関係Win-telで圧倒的競争優位を作り出し、IT業界、PCの世界で覇者となった会社だ。
彼は時代の潮流を読み、ルールの変化に気づくことが大事だと主張する。
内容としては、毎度おなじみクレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』が伝えているものと同じだ。
パラダイムシフト、モデル創新といったことが起きるとルールが変わる。
これまで武器であったものが、まるで役に立たないばかりか、重荷となってしまうことすらあるのだ。
AKB48の場合、少し種類が違うかもしれないが、似たような状況に置かれているのではないかと危惧する。
どういうことか?
ということだ。
前から述べているように、AKB48はずっと戦線を拡大している。
AKB48単独だけではなく、各メンバー、関連事業含めればどんどん成長しているのだと思うし、これからも成長するだろう。
だが、それに持続性があるのかどうかはわからない。
事業規模を拡大すれば、一見して成長しているように見えるが、それが本当に単なる「量的な成長」なのか「質的な成長」なのかは、わからない。
(これが簡単にわかるなら、誰も失敗しない。)
ひょっとしたらと思うのだ。
今、フェーズが変わっているのではないか?
「質的な成長」を犠牲にして「量的な成長」を得ている可能性は?
それが中長期的に及ぼす影響は?
と。
だとしたら、考えなければならないことがあるのではないかと。
チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c
今更言うことでもないが、各メンバーを別々の芸能事務所に所属させることは、非常にうまい手だったと思う。
メンバーを各種メディアに進出させる際のノウハウやチャネルを補完できるのはもちろん、将来性を含めたメンバーの責任をAKB48本体から切り離すリスクヘッジにもなったし、事務所を通じて各メンバーに自助努力のインセンティブを与えるという点においても有効だと思う。
戦略的提携であり、「芸能界予備校」というAKB48のコンセプトの一つとも合致する実に素晴らしい戦略だ。
しかし、これが今足枷になっているのではないかとも思う。
つまり、こういうことだ。
フェーズが変わった可能性があるのだとすれば、「戦略転換(Pivot)」が必要だ。
3.11が一つの契機になると思ったが、メンバーの意識に変化を及ぼしたものの、ビジネスモデルの転換までには影響がなかったようだ。
3.11によってAKB48は社会的存在に変身したのだと思ったのだが、思ったより浅かった。
(つまり、芸能界予備校をやめて、AKB48として(一つの永続する組織として)社会的使命を果たしていくということ。)
その重要性に気づいた人が少なかったのか。だとすれば残念だ。
映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on』 私たちはそれでも夢を見る
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9a35eb8489365152db81d031affb51f5
もちろん、簡単には変換できないことは容易に想像できる。
AKB48劇場を聖地に
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/409b97c0571987f1f87e4b0b8a843bdb
それに、誰も「面倒な戦略転換が必要だ」なんてことを認めたがる人はいない。
確定的な情報ではないからだ。
「何を根拠に?」と言われるのがオチだ。
私にも自分から率先して嫌われるようなことを言うインセンティブもない。
(だから、書かないことの方が多い。書いてないことは山ほどある。)
しかし、首元にナイフを突きつけられるまで、現実を否認したがるのが人間というものだ。
AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a80eca62b4d07869cc1780d4e713a0c
きっと私が心配性なのだろう。
ただ、アンドリュー・グローブはこう言っている。
「Only the Paranoid Survive」
(病的なほど心配性だけが生き残る)
京セラ創業者の稲盛さんも似たことを仰られていましたね。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
悲観的に楽観的であれ。
妄想族より 愛をこめて
誤解されたくないのですが、私は「AKB48限界説」などを主張するつもりは全くありません。
「限界」ではなく「戦略的失敗」をしないかを心配しているだけです。
単に私が心配性だからです。

アンドリュー・グローブ『インテル戦略転換』
後の世に語り継がれる華麗なる転進はいろいろあると思うが、その中でも米Intel社は有名だろう。
MicrosoftのWindowsとの戦略的互恵関係Win-telで圧倒的競争優位を作り出し、IT業界、PCの世界で覇者となった会社だ。
彼は時代の潮流を読み、ルールの変化に気づくことが大事だと主張する。
内容としては、毎度おなじみクレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』が伝えているものと同じだ。
パラダイムシフト、モデル創新といったことが起きるとルールが変わる。
これまで武器であったものが、まるで役に立たないばかりか、重荷となってしまうことすらあるのだ。
AKB48の場合、少し種類が違うかもしれないが、似たような状況に置かれているのではないかと危惧する。
どういうことか?
AKB48は表面的には成長しているように見えるが、水面下ではコア部分の弱体化がはじまっているのではないか?
ということだ。
前から述べているように、AKB48はずっと戦線を拡大している。
AKB48単独だけではなく、各メンバー、関連事業含めればどんどん成長しているのだと思うし、これからも成長するだろう。
だが、それに持続性があるのかどうかはわからない。
事業規模を拡大すれば、一見して成長しているように見えるが、それが本当に単なる「量的な成長」なのか「質的な成長」なのかは、わからない。
(これが簡単にわかるなら、誰も失敗しない。)
ひょっとしたらと思うのだ。
今、フェーズが変わっているのではないか?
「質的な成長」を犠牲にして「量的な成長」を得ている可能性は?
それが中長期的に及ぼす影響は?
と。
だとしたら、考えなければならないことがあるのではないかと。
チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c
今更言うことでもないが、各メンバーを別々の芸能事務所に所属させることは、非常にうまい手だったと思う。
メンバーを各種メディアに進出させる際のノウハウやチャネルを補完できるのはもちろん、将来性を含めたメンバーの責任をAKB48本体から切り離すリスクヘッジにもなったし、事務所を通じて各メンバーに自助努力のインセンティブを与えるという点においても有効だと思う。
戦略的提携であり、「芸能界予備校」というAKB48のコンセプトの一つとも合致する実に素晴らしい戦略だ。
しかし、これが今足枷になっているのではないかとも思う。
つまり、こういうことだ。
発展期に求められた戦略と、成熟期に求められる戦略が違うのではないか?
フェーズが変わった可能性があるのだとすれば、「戦略転換(Pivot)」が必要だ。
3.11が一つの契機になると思ったが、メンバーの意識に変化を及ぼしたものの、ビジネスモデルの転換までには影響がなかったようだ。
3.11によってAKB48は社会的存在に変身したのだと思ったのだが、思ったより浅かった。
(つまり、芸能界予備校をやめて、AKB48として(一つの永続する組織として)社会的使命を果たしていくということ。)
その重要性に気づいた人が少なかったのか。だとすれば残念だ。
映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on』 私たちはそれでも夢を見る
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9a35eb8489365152db81d031affb51f5
もちろん、簡単には変換できないことは容易に想像できる。
AKB48劇場を聖地に
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/409b97c0571987f1f87e4b0b8a843bdb
それに、誰も「面倒な戦略転換が必要だ」なんてことを認めたがる人はいない。
確定的な情報ではないからだ。
「何を根拠に?」と言われるのがオチだ。
私にも自分から率先して嫌われるようなことを言うインセンティブもない。
(だから、書かないことの方が多い。書いてないことは山ほどある。)
しかし、首元にナイフを突きつけられるまで、現実を否認したがるのが人間というものだ。
AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a80eca62b4d07869cc1780d4e713a0c
きっと私が心配性なのだろう。
ただ、アンドリュー・グローブはこう言っている。
「Only the Paranoid Survive」
(病的なほど心配性だけが生き残る)
京セラ創業者の稲盛さんも似たことを仰られていましたね。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
悲観的に楽観的であれ。
妄想族より 愛をこめて