進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる

2012-08-14 13:57:56 | AKB48_アナリシス
本エントリは根拠のない妄想です。問題提起だと思って頂ければこれ幸いです。


最近、AKB48がなんとなく薄まってるのではないか、と感じている人いるのではないでしょうか?

実は、私もその一人です。

売上などの数値だけで見ると伸びていますし、各メンバーの活動の幅もどんどん広がっています。

間違いなくAKB48の人気は衰えていないと思います。

にも関わらず、なぜこのような感覚になってしまうのか、少し考えてみる必要があると思います。



ここから述べるのは根拠のない仮説です。

(検証する気がないから仮説にもならないかもしれません。妄想でもいいです。)



以前、Googleの検索ボリュームを使って、AKB48への関心がどう推移しているのか調べてみました。

この中で、私が注目するのは「AKB48 vs. 上位10人」の検索ボリュームの推移です。


AKB48のブームは去りつつあるのか? グーグル先生に聞いてみた
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e6eb5c531168b3293b46fc4b82697388




みんなの興味が、「AKB48」→「個々のメンバー」に移ってきていると思います。

これは、AKB48設立当初より良いこと、AKB48が目指すものとされてきた現象です。

(私は反対ですが)
AKB48が芸能界予備校だとすれば、個々のメンバーに注目が集まることはよいことです。

メンバーも、自分の将来に向けて個々の活動に精を出すことになります。



以前は↓全ての活動がAKB48に向いていたわけです。

メンバー、スタッフ、ファンなどのステークホルダーの意識のほとんどは「AKB48」に向かっていました。

(あっ、図でキャラの説明書くの忘れた・・でもまぁわかるでしょ・・)

それが『AKB48』ブランドの発展に寄与したわけです。





それが今、メンバーの活動が多岐に渡る中で、『AKB48』ブランドに向かっていた力が分散して、『AKB48』が薄まっている可能性があります。






この結果として、起きることは何かを、エベレット・M・ロジャースの「イノベーター理論」を使って説明してみます。

「イノベーター理論」は、イノベーションがどのように市場に浸透していくかを分析した理論です。

たいてい、下記の5つの顧客層が市場を作るとされています。

イノベーター(Innovators:革新者):
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。
(市場全体の2.5%)


アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。
(市場全体の13.5%)


アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。
(市場全体の34.0%)


レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。
(市場全体の34.0%)


ラガード(Laggards:遅滞者):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。
(市場全体の16.0%)




↓適当に図にしてみるとこんな感じです。






『AKB48』ブランドが薄まると何が起きるかというと、↓このようなことが起きると思うのです。

(イノベーター理論にファン度の濃さを掛け合わせてみて頂ければなお幸いです。あえての混同です)





↑誤解されるといけないので念のために書いておきますが、イノベーターから減っていくのはサイクルとしては正しいのです。
問題は、その時期をどう延ばすかというところになるわけです。



これが、売上などは伸びている(落ちていない)し、メンバーの活動領域は広がっているにも関わらず、『AKB48』ブランドが薄まっている感じがする正体ではないかと考えます。

『AKB48』ブランドの力が弱まると、AKB48として何をしてもシラケるだけになってしまいます。

そこに何の物語性もなくなるからです。

AKB48としてどんな手を打っても効果が半減してしまうのです。


こういった背景もあり、私は↓下記エントリで、「JPN48」なんていらないと主張しました。(それだけが理由ではないですが)

JPN48なんていらない。あくまで『AKB48』であるべきだ。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/3afc2b525f25823a8ec0b873d8134562



しかし、この問題はなかなか厄介です。

単純には、ファンを辞める人がいても、流出するそれ以上もしくは同等のファン流入量があればよいわけですが、AKB48の場合は問題はそれだけでは済まないと思います。

「ヘビーファン層」の減少に繋がっていくと深刻な問題になってしまう可能性があるからです。

AKB48が認知されてしまった今、AKB48が自身を「芸能界予備校」として位置づける限り、人気メンバーになればなるほど意識は外に向いてしまいます。

(AKB48の人気が出る前は、人気メンバーでもAKB48に忠誠を尽くすしかありませんでした。それが奏功したと思います。)

それゆえ、私は「芸能界予備校」の看板を下ろした方がいいと前から主張するものです。


やすす先生! 「芸能界予備校としてのAKB48」を卒業して「大学」にしませんか!?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4c5a8fb19bb29097b467c7f2f9bbe749


『AKB48』ブランドが弱まれば、芸能界予備校としての使命も果たせなくなるのです。

まず第一に、『AKB48』のことを考えることが、最善の策です。

現状、AKB48が構造的に持続可能性に難を持つシステムであるのであれば、変えることを考えなければならないはずです。

『AKB48』という物語を薄めてはならないのです。



この前提を持つとチーム4に注目する理由もきっとご理解頂けると思います。

組閣みたいな小手先の技術で、テコ入れしたら、その時は「終わりのはじまり」です。



チーム4こそが次世代のAKB48 できなければAKB48はゆっくりと消滅するだけ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/112e9a62a9970d0be6f2d6734cdbafb6


AKB48の「終わりのはじまり」のタイミング
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8130b48bbaf43934cc3536e207b1a3f2


新劇場による「劇場への原点回帰」こそがAKB48の再生だ ~事件は現場で起きるんだ!~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdaaf2ea3af9f54f875a358221dc674c



あっ、あくまでも妄想ですからね。

検証する気はありません・・


◆◆◆◆◆◆


[追記]


そういう意味では、「TOKYO DOME」がまさに『AKB48』のためのものかもしれないな~と思う。

ただ、戦艦大和みたいに大艦巨砲主義の傑作かつ末路みたいなことにはならないことを祈る。

時流を読み違えるなよ。


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4 コメント

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Unknown (tune)
2012-08-14 16:30:14
AKBという物語の枯渇が問題のコアなきがしますね。梅ちゃんの躍進を見ても、物語を持っていることの強みははっきりとしています。過去の蓄積を消費するだけでなく、これからもより一層物語を産み続けなければなりませんね。

新劇場の件ですが、目標は「物語が生まれやすい劇場」「目撃者・語り部が発生しやすい劇場」ですよね。

野外劇場でどうでしょうか。すげーボロい所を買いましょう。んで雨が降っても雪が降っても公演を開きましょう。カッパ着たまま踊るとか。あと、料金は観客各自が払いたいだけ払うシステムにするとか。(できればファンによる撮影を許可したい)

騒音問題、ごみ問題など懸案事項は山のようにありますが、物語は過酷なシーンで生まれやすいものではないでしょうか。

野外ということで、無料で遠くから見れるとかあると、目撃者の数も種類も広がるのではと思ったりします。

んで野外組がシアター組に喧嘩売るんです笑

どうでしょ笑

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ソロやユニットの功罪 (ちんとも)
2012-08-14 17:05:44
油断するとAKBの基盤を支えてる『ヲタ』も離しかねないんですよねー。

ソロやユニット(特にソロ)でデビューさせるのって諸刃の剣なんだよなぁ。

例えば柏木や渡辺のファンはソロを応援の主軸として考えるようになるでしょうし。

するとその分AKB本体への期待も消費も減ってしまうし。ワロタやフレキスなんか悲惨なことになりそう…(>_<)

かくいう僕もともちんのCDは買ってますが、AKB本体はダウンロードで済ませてます(;^_^

卒業してソロ一本で勝負してほしいとさえ願っているくらいです。(ともちんは遅くとも3月、はやくてドームで卒業と推測してますが)

本体以外での活動がふえる分だけ、本体が弱体化する危険が…。

でもやっぱり、AKBが『第一党』じゃなきゃイカンと思いますね!(`へ´) (これから由依が中心メンバーとして頑張るわけだし!)

その揺るぎない基盤あってこそ、個々の可能性がでてくるわけで。

そういう意味で、今一度の『原点回帰』も良策でしょうね。

いずれにせよドームに注目です!(☆ ☆)
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野外! (advanced_future)
2012-08-14 17:39:22
>tuneさん
コメントありがとうございます。

>AKBという物語の枯渇が問題のコア

全く持って仰るとおりだと思います。
長年の蓄積を消費しているだけでの段階で、消費を超える蓄積ができない限り衰退する一方です。

海外進出など戦線拡大で表面的には拡大基調に見えても、水面下では足元が揺らいでいる可能性があります。
(本文中の図で示した感じで)

フェーズが変わっているかもしれません。
数値だけではなくて、その中身をよく見て、状況を見極めて、必要であれば「戦略転換(Pivot)」も視野にいれるべきだと、私は少々私不安になりながら考えています。


>野外

さすがtuneさん。
言うことが違うな~(笑)

エリート屋内組みと、雑草野外組みとの対決は面白そうです。
相変わらずのプロレスですね!

野外組みが他のアイドルと競合しそうな気もしなくもないですが。
でも面白いな~。
野外か。


夢の国と組むのを考えてみるのも面白いかな~と思ってみたりします。
アイディア考えるのが難しいんですけどね。
まぁ・・無茶ですね。
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フェーズが変わった (advanced_future)
2012-08-14 17:44:51
>ちんともさん
コメントありがとうございます。

>ソロとユニットの功罪

仰るとおりですね。

問題が難しいのは、それがあるから、これまで成り立っていた部分があることですよね。
メンバーも事務所側も。
「いつかは」があるからこそ、忍耐してこれた部分も当然あるわけですので、簡単に無しにはできないですよね。

各メンバーを別々の事務所に所属させて、メンバーの責任をAKB48本体から切り離すのはリスクヘッジとしては理解できるし、事務所を通じて各メンバーに自助努力のインセンティブを与えるという点においても有効だと思うのですが、如何せんデメリットが目立ち始めたということですね。

発展期に求められた戦略と、成熟期に求められる戦略が違うということなんでしょう。
フェーズが変わったんです。

戦略転換が必要ではないかと思います。
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