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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

見てるのも辛いので、民主党を楽にさせてあげなければ

2011-06-20 16:02:50 | 政治
誰もがこれでは駄目だと思いながらも、それを止められない。

今、菅直人を辞めさせようと鋭意努力をされている人々は、本気で「菅直人が総理大臣である期間が長ければ長いほど日本の損失になる!」と考えているのか。
だとしたら正真正銘の馬鹿か、この逆境を跳ね除けるアイディアを持った大天才のどちらかだろう。

「日本の損失になるから」で辞めさせる以上は、当然ながら「日本の損失にならない人」を総理大臣にする目処が立っているのだろうか。
民主党の中を見渡す限り、そんな人物が存在するとは思えない。
今の状況下では、誰がやっても同じ結果になるのが目に見えている。
次で6人目だ。ロシアンルーレットで当たるまでやるのか。
(→ 安倍晋三 → 福田康夫 → 麻生太郎 → 鳩山由紀夫 → 菅直人 → ?)
それとも「少なくても菅直人よりもマシ」とか言って逃げるつもりか。

誰がやっても同じなら「人」の問題ではなく、組織の「構造」や「仕組み」の問題なのだと思わなければならないし、そうならば構造や仕組みの改善や改革をやらずに、人だけ変えてうまくいくわけないだろう。
日本人は、なんでもかんでも「人」の問題にし過ぎる。
世の中には「人」の問題にしても解決できないことが山ほどあるのに、どうしてわからんか。
(ヒューマンエラーは防ぎようがない)

よほどの事がない限り、もう民主党に次はない。
Chikirinさんは、だから残りの時間で総理大臣の席をたらい回しているだけというが、私は違うと思う。
私には破綻寸前の企業が努力する姿と重なる。
なんとか状況を改善しようと皆が身を粉にして努力することが、逆に破綻する速度を速めるのだ。

だから、現場で一生懸命動いている政治家は、国民生活のために必死に汗を書いているつもりでいて、「どうせ保身のためだろう?」とマスコミに批判されても、大部分の人達は自分の身を粉にして国民の為にがんばっているつもりでいるから、本人達は「政局」として見られることを嫌うし、そうではないと必死に説明するだろう。
原因は、環境が変わって努力する軸、パラダイムが変わっているのにも関わらず、視野が狭くそれに気づけないことだ。

「君達の努力は理解している。だが、がんばり方が間違っている。」
誰かがそう諭してあげないといけない。

営利企業なら破綻するか、もしくは株主が経営陣の刷新などで介錯可能だ。
政治の場合は、国民が判断することになるだろう。
国民が判断しないから政治が変な判断をしたり、官僚機構が暴走したりする。

早く、彼らのために彼らを楽にしてあげないといけない。

AKB48大島優子が1位だった理由

2011-06-20 14:08:26 | AKB48
「漢」だから。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

第3回総選挙の後で、語るには時期を逸してしまった感のあるネタですが、重要なことなので少し説明させてください。

1年前の第2回総選挙の後、私がAKB48について語り始めると、何人かのAKB48についてよく知らない人達からこう聞かれた。
(私も知らない方だと思うけれど。)

どうして1位は前田敦子ではなく大島優子なのか?


もちろん、AKB48を知っている人なら、大島優子さんが1位だとしても理解できるだろう。
(これは、好きか嫌いか、つまり納得できるかの話ではなく、説得力があるかどうかの話だ。)
私自身も特に違和感を感じていない。
AKB48総選挙は、人の頭数で勝負する選挙ではない。
どれだけ多くの人から支持を集めるかを競うものではなく、どれだけ多くの人から、深い支持を集めるかを競うものだからだ。
大島優子さんが熱烈な支持を受けていること自体は、その人間性ゆえ何ら不思議なことではない思う。
しかし、AKB48をなんとなく外から眺めるだけの人達からすると、第2回総選挙の結果に違和感を持つらしかった。

実は、この話の中に「AKB48」というコンセプトを如何に多くの人が理解していないか、そして理解し難いものかを示す鍵がある。
たとえば、世の中の言説を眺めてみると、AKB48をアイドルのパッケージ売りとして理解する人達が結構いる。

ピンでは売れないそこそこかわいい子を集めて、ランク付けをして売り出すことで、消費者のある種の錯覚を利用して購買意欲を掻き立てている。


という感じで、パッケージの組み方がさながら金融商品のようだと説明するものまである。
しかしながら、このような説明をする人達は、決まってAKB48についてよく知らない。
知らないから本質的でないところに目がいってしまう。
彼らの意見を要約すればこうなるだろう。


外から見ていると、AKB48の各メンバーはアイドルが満たすべき品質からすると少し劣る部分があるが、それを総選挙なりAKB商法なりのAKB48全体で取り組まれる様々な仕組みの中で吸収し、無効化している。
実にアコギなビジネスだ。


AKB48を知っている人なら、これが如何に的を外した意見かすぐわかるはずだ。
そのような意見を吐く人は、まるで「AKB48」というコンセプトを理解していない。
(私は理解しなければならないと言っているのではなく、理解していないのにAKB48批判しても誰の心も掴めないよ?それ誰に向けた話?という話をしているだけだ。)

まず、AKB48の各メンバーが「既存アイドルに求められるという基準」を満足しなければならない理由がどこかにあるのか?

ない。まるでない。

そもそも「アイドルの基準」なんてものは存在しないが、ただ多くの人の頭の中には「より多くの人に受け入れられるであろう品質」というものが漠然としてある。
「誰から見ても美人」「誰よりも可愛い」「誰からも愛される」だろうといったものだ。
そう、これまでのアイドルというのはそういう基準によって選ばれてきた側面が大きい。
つまり、「大衆的に受け入れられるであろうアイドル」である。

しかし、それでは結局、美人投票的なアイドルしか輩出できず、消費者と表面的で浅い関係性しか生み出せない。
このあたりは『AKB48躍進の理由』で書いたので読んでもらえればうれしい。

テレビの仕事では常に相手はカメラだ。
カメラの向こうには何百万という視聴者がいるかもしれないが、その反応、手ごたえといったものを直接感じ取ることはできない。
視聴者も、テレビを通して見るリアリティのない淡い蜃気楼のような世界にはすぐ飽きる。
情報量が圧倒的に足りないのだ。
ブームが一度訪れれば、熱狂のように支持された気持ちにもなるが、時が経てば何事もなかったように、まるで幻であったかのように存在さえ無かったことの様に忘れ去られてしまう。
共同幻想だ。

マスは速くて大きなものを引き込みはするが、深くて長いものを構築するのは苦手。
マスを狙うと、どうしても底が浅くて表面的なものを繕ってしまう。

彼はそうではなく「刺さるコンテンツ」を目指す。
深く、深く刺さるコンテンツとは何か。
そして、行き着いたコンセプトが「会いに行けるアイドル」だった。

マスで満たすことのできない渇望の行き先、それがAKB48だったのではないか。


だから既存アイドルや他アイドルと比べて品質が低いとかどうとかいう批判そのものには、全く説得力がない。
AKB48は、そんなところを目指したアイドルではないからだ。
総選挙の仕組みからしてそうだが、ファンとの深い関係性がAKB48のコアなのである。

よく考えてみたらすぐわかる。
アイドルに対して興味関心を持たない人々の支持を得ることに一生懸命になっても仕方がない。
慈善事業でもあるまいし費用対効果として割りに合わない。
だから目指すべき基本路線は、「より多くの人達からより深い支持を得ること。」である。

これまでのアイドルはそのビジネスモデルがマスメディア戦略に偏重していた為「より多くの人達から」というところに比重が寄っていた。
しかし、AKB48は劇場から出発してマスメディア戦略に強く依存しないビジネスモデルを描くことができたため、「より深い」という部分を深堀することができたのである。

AKB48にとって「刺さるコンテンツ」であること、これが第一でなければならない。
だから、AKB48陣営にとっての課題は「より多くの人達に刺さるコンテンツになるためにはどうすればよいか。」ということと「今深い支持をしてくれる人達からもっと深い支持を得るにはどうすればよいか。」といことである。
「国民的アイドル」になることは目的でもなんでもなく、単なる結果に過ぎない。
そこは目指すところでもない。

「刺さるコンテンツ」の実現コンセプトが当初「会いに行けるアイドル」で、これには成功したが、今後の戦略をどう考えているか、これには注目していきたい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

で、回りまわって大島優子さんがAKB48で1位争いをするほど人気のワケ。

「人気」と言うからわからないのであって「深い支持」と読み換えれば理解できる。
深い支持を得るタイプだから。



これだけだとちょっと物足りないので、ここで、ちょっと妄想族の一員として、軽く妄想してみましょうか。
(スピ系の適当コメントなので興味ない方は無視ってください。)

彼女は「漢」だ。
決して「男」ではない。
こだわる部分と捨てる部分の決断をしてきた、もしくはできる人という意味で、器用というよりも器量のあるタイプ。
だから、誰からも好かれる。
というのも、苦しいことや辛いことを知っているからで、一言で言えば「苦労人」。
現実と理想のギャップをどう解釈するかっていうところに人の有様っていうのは出るのだが、彼女の場合は、ネガティブ要素をプラスに転換するエネルギーがあるというのだろうか。
補って余りあるエネルギーが、器の大きさになって表れていて、一歩でないところで、一歩出せる人。
エネルギーの源がどこか。それは時間がかかりそうなのでまた今度だ。
かなり冷静な頭脳の持ち主で、頭は冷えていてかつ冴えている。
おそらくそれは社会的に鍛えられた部分で、でないとエネルギーを制御できずに精神的に乱高下しちゃうんじゃないかなと。
だから理性が衰えるとすっごい騒ぐか、反転して落ち込むかどっちかじゃないかなと推察する。まぁAKB48の中では年齢的にも上だけど「大人」だよね。
そこが一番の魅力なのかなと個人的には思ったりはします。

高田純次ばりの適当コメントなんだけれども。