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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

今日までの弱さから明日の希望を創り出す

2013-11-22 00:43:29 | AKB48_軽ネタ
わかりやすいのですが、今読まれています。


現実否認と夢 そして愛
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/20573f10f72f22c159495a6aee7bffdd


なぜ自覚もプロ意識もあるのに問題を起こすのか ~現実否認~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/21c1c45068b71e99a133525be25eaebc


AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a80eca62b4d07869cc1780d4e713a0c


率直に真実を語る重要性 ~コカコーラの失敗:カンザス計画~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0b5d472b756e70b5561866829b4abed0



まず慎重な事実確認が必要なのは間違いないが、

AKB48は法令違反や反社会的行為を断じて許さない、ということを真摯な態度で示すことが重要だ。


その上で、人間性に訴えかけることで、いい落としどころを探るのがよいだろう。

何か問題を起こしたからといって、その人の全てが否定されるものではない。

人間は本態的に弱い生き物だし、何かに挑戦し続ける状況においては、どこかで精神的なバランスをとらなければならないものだ。

弱さゆえに様々な問題を起こすが、しかし、その弱さゆえにそこに希望がある。

今日までの弱さから明日の希望を創り出す道は、必ずあるはずだ。

松村おめ! 小さくても大きな一歩

2013-10-20 19:26:56 | AKB48_軽ネタ
SKE48松村香織『マツムラブ!』発売イベントまとめ「マツムラブ!1000枚完売しました本当にありがとうございました!」
http://ske48encra.doorblog.jp/archives/33300243.html





松村おめ!

そして関係者の皆様もおめ!

小さくても大きな一歩だと思います。

これからが大事ですが、いい流れを創ってください。


「松村の予算1万円」の意味
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/565605718d4cbe1744ed328ee1d74e32

「ハート・エレキ」選抜の意味不明の意味

2013-09-20 10:08:54 | AKB48_軽ネタ
選抜編成の意図が読めないのだが、どんな意味があるの?

卒業とか事務所がどうとか、そんなくだらない内部事情を理由に選抜の編成を変えるほどAKB48は落ち潰れていないだろう。

戦略的な意図があるはず。

と、考えさせるのがいつもの手なのかもしれないが、私は予定調和を壊す以上の意味があるだろうとみている。

何かを実験的に確かめたいか、この選抜は準備でもう1つの手をもって完成する何か、だと思う。



単なる愚痴

2013-09-14 01:06:37 | AKB48_軽ネタ

私事の話で、

人をやる気にさせることなどできない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e75057175a59763a45dbc3054a562ff7

のつづき。


最近、意味も理解せずに「学習と成長の視点」を持ち込む輩が多くて困る。

中途半端な意識高い系による猛威が組織と個人を破壊している。


無理解な人は「学習と成長が大事だ!」と主張して、「個人」に学習と成長を求める。

確かに学習し成長するのは個人であるが、学習と成長の機会を創出するのは個人ではない。

個人にできることなら、とうにやれているはずだろう。

そうではないのだ。

相互依存関係によるWin-Winの関係構築によって、個人ではできないことを、組織として可能にする力こそ組織力であり、そのパースペクティブが「学習と成長の視点」であろう。

組織として学習と成長の機会を創出していくのが「組織学習」という概念であり、「学習する組織」の基本的なポイント(5th Discipline)の一つだ。


主体性や能動性ばかりに注目してマッチョな人間像を求めるのではなく、多様なステークホルダーをインクルージョンして相互作用を発揮するチームワークのあり方を考える高次な人間像を自らに求めよう。



単なる愚痴でした。

今のAKB48で、理念や組織について語ることは流行らない

2013-09-08 09:20:20 | AKB48_軽ネタ
2020年のオリンピック開催地が東京に決まった。

状況は刻々と変化していくし、エントロピー増大の法則ではないが、モノゴトは時間経過とともに複雑化していく。

わかりやすい大きなテーマが設定されたことで、これから日本は2020年に向かって心理的にも社会的にも変化していくのだろう。


---------------------


↓このエントリで消費者心理はマクロな経済環境に影響を受けていて、AKB48を取り巻く状況も変化してるというテーマが提起され、コメント欄が賑わっていた。

お父さん応援ソング作ってほしい
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/27a5292f33a2a043820d395e85945e02



実は、↓このエントリを1年前に書いた時には、既に状況の変化を感じていた。

チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c



(これは私の感覚的な話だ。)

当Blogでのコメント欄が盛り上がるのに反比例して、アクセス数のベースは下がる一方だ。

ターニングポイントは前田敦子がAKB48を卒業する少し前くらいからだったと思う。

明らかに勢いが落ちたし、アクセスの傾向も変わった。

消費者の心理的状況は刻々と変化しているが、とりわけ大きな変化であったと思う。


以前は、何かスキャンダルが起きる度に跳ね上がったアクセス数だが、今はそれほど変化しない。

以前から述べているが、AKB48第1章の終演とともに、問題意識はAKB48から個々のメンバーに移った。

多くの人がAKB48自体への興味を失っており、AKB48コミュニティの中でさえ、AKB48全体や組織について語ることは流行らないのだ。


だから、経営陣がその社会的、心理的な状況の変化に対応しようとすること自体は自然であるし、

それゆえに、その状況に危機感を持つ私を含めたコメンテーターが当Blogで熱弁を奮うのも、当然の帰結だ。

当Blogで理念や組織に関する話題が盛り上がるということは、同時に、それだけAKB48がそこから離れていっているということでもある。

両者は表裏一体なのだ。

この状況を憂う人々が時に荒らし的に暴れまわることも同様である。

そういう意味で、下記のコメントで指摘されていることは半分正しいと思う。

ここにコメントしてる人達は、自分達を切り捨てられたくない顧客の立場としてしか意見が言えないのだから、運営は参考にできないのではないか。



-------------------


何度も言うが、この状況の中でいくら「組織を変えよう!」と叫んでも共感は得られない。

準備がないからだ。

派手な一発逆転を夢見るのは人間の性だが、いくらやっても有効な活動にはならないだろう。

今やるべきことは、明日への橋頭堡を築くことだ。

そして、それが新しい動きに繋がるように、ひそかに土壌を作り変えることだ。

「茹でガエルの寓話」を逆に利用するのだ。

その地味で地道な活動を継続すること、それが王道である。

イノベーション普及理論&キャズム理論のエントリに関する補足

2013-09-06 23:36:23 | AKB48_軽ネタ
先日、「イノベーション普及理論」を取り上げましたが、

イノベーション普及理論とキャズム理論から、研究生ゴリ推しの理解と進め方を考える。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4894a26da7dbc081a63ec703dd41d02a


突然この話題を語っているわけではなくて、前から主張しているものをリメイクしただけです。

前から読んで頂いている方にはご理解頂けていることとは思いますが。


チーム4を組閣でいじるべきでもないし、JPN48もいらないということを、今一度説明してみる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/32bcca4fef220cd7ac0819eb84bf620c

特に↓これ。

「世代交代問題」は「高齢化問題」ではない。 「世代交代」のあり方とは?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f558ba66306282d41402fa86797bbeb2


当Blogでは、世代交代を考えるなら、「現世代でマスを狙いながら、次世代ではニッチを狙う。」の戦略を立てなきゃということをずっと言い続けているだけです。

前向きに運営の戦略を解釈すると、運営は次世代の育成を短期化するためにマス×ニッチのMix戦略に挑戦し続けている、となるかと思います。

タイムベース戦略ではないですが、プロなら時間短縮を狙うという考えもわからなくもないです。


ただ、これからの時代、やはり「コミュニティ生成力」を重視して、時間をかけてコミュニティ生成に力を入れた方がいいと思います。

コミュニティ生成はとにかく時間がかかりますからね。

人と人の信頼関係によって出来ていくものだから、信頼関係構築には時間がかかるものです。

あるメンバーに対する提案をしたい

2013-09-01 19:04:40 | AKB48_軽ネタ
これはネタではなくマジ・トーク。



あるSKE48のメンバーについて。

当Blogで取り上げてきたのは、松井玲奈と松村香織の2人。

松井珠理奈に関する話題についても取り上げてきたが、人物として取り上げたのは上記2人だけだ。

取り上げるかどうかの基準は、単純に私の趣味の問題だ。

その趣味とは「将来的に組織に対して影響力を持ちえるメンバーかどうか」である。

私自身、今もって見る眼は間違っていなかったと思う。

2人ともSKE48を超えてAKB48グループ全体にとって欠かせない存在になってきた。

それぞれ方向性は違うが(笑)

それぞれに新しい風をAKB48グループ全体に吹き込んでくれるだろう


そして・・・


実はこれまで一切語っていないが、もう一人ずっと注目してきた人物がいる。

それは、後藤理沙子だ。


かなり前から注目している。

その言動が哲学的と言われるが、大人からしてみれば厨二病レベルで、確かに現時点ではレベルが低い。

あんなレベルで若手メンバーを組織化されたら組織全体の意識が低位で安定してしまうから困る。

その上、くすぶっていると思っていたら、ここに来てくだらないTwitter騒ぎ。

呆れる。



だが、

彼女にはイノベーターとしての素質があると思う。

このまま彼女を干すのは組織的な損失である。

彼女がなかなか一皮向けないのは、彼女の周りにいる大人のレベルが低いからだ。

彼女をお山の大将で終わらせてはならない。



だから、ここで提案したい。

彼女をAKB48に移籍させよう。

それで彼女が辞めるなら、それはそれでいいだろう。

(チーム4に移籍させて立ち上げれば面白かったけど。まぁいいけど。)



これはずっと言い続けている私の座右の銘だ。


一流の組織は人を創る。



人こそ全ての源泉だから。

個人戦だけではなく、組織戦のことを考えて人材育成して欲しい。

以上。

コメントに関するお願い

2013-08-31 15:28:35 | AKB48_軽ネタ

■お願い

これまでルールのようなものを掲げてはきませんでしたが、

同じ内容のコメントを何回も投稿するのは、可読性が落ちるのでやめてください。

私は、対話への発展性があるならば、批判や否定も受け入れる方針でブログを運営していますが、

同じ内容のコメントの連投は、内容の問題に関係なく、その発展性が見えませんので削除します。

不本意ですが削除するので次回から気をつけてください。



また、せっかくですのでみなさん仮の名前を使ってください。

Unknownだと識別しにくく対話がしづらいので。

よろしくお願いいたします。

時限チームなんかやるより、1軍/2軍制度を導入した方が面白い。

2013-08-26 20:55:23 | AKB48_軽ネタ
ネタです。


チーム4について話を振られて

チーム4は時限チームで若手育成したら解散みたいなこと言われるのですが、

そんなことするくらいなら、たとえば1軍/2軍を作った方が面白いと思うよ。

(本日はスピンオフ論はお休みです。)

これまで正規生/研究生の区別しかなかったところに、正規生に1軍/2軍的な枠組みを導入すると。

3チームが1軍で、それ以外が2軍。

「チーム4昇格で、チームBが2軍へ」とかね。

2軍は選抜凍結ね。(総選挙を除く)

とりあえず今からチーム4は選抜凍結。

先輩たちを叩き潰すためにがんばってください。

2軍落ちしたら辞めるメンバーも出てくるかもしれないし、ドラフト会議も面白いかもね。

チーム間で競争させるんだったら、運動会やるより盛り上がると思うよ。

(チーム間でファンが殺伐としそうな気もするけど・・)


課題は、評価方法だね。

選挙のチーム毎の総得票数とか、劇場公演での投票とか、人気なのか実力なのか、短期的な利益に偏らないか?などなど考えることはいっぱいありそうだけど。

お父さん応援ソング作ってほしい

2013-08-19 15:19:18 | AKB48_軽ネタ

最近、AKB48の勢いが以前ほど感じられなくなった事もあってか、重い話が多くなりがちなので、またまたドウデモな話を。

これは、いきなり感たっぷりの話なのですが、願望です。


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乃木坂46にお願いなのですが、

『ガールズルール』の次は「お父さん応援ソング」を作ってほしいのだけど、やってくれないかな。

そのための「大人メン」であり「ガールズルール」だと理解しているよ。

イメージはFUNKY MONKEY BABYSの『ヒーロー』ね。

ももクロの『労働賛歌』みたいのではないからね。





乃木坂46のような女の子たちに価値を認められたいというか、「かっこいい」という価値観を作ってほしい。

是非、期待したい。


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真剣になるべきものは「抗議」ではなく、「提案」です。

2013-08-18 08:46:31 | AKB48_軽ネタ
留守の間になされたコメント欄での活発な議論を読んでおりましたら、「通りすがり」さんから↓次のようなコメントを頂きましたので、ここで考えを述べることにします。

主さんはせっかく恋愛禁止条例の理念を主張されているのにこのブログ内のみに留まって拡張性が無いのはもったいない。このブログは数少なくなったAKBのことを真剣に考える場なのに結局中途半端にメンバーを擁護して運営に言論統制されているのかと思ってしまう。ありえない現状に真剣に抗議すべきではないのか?


当Blogの主張を読んで頂ければ、私の「理念」に関する問題意識が「経営が存在しないAKB」さんや「通りすがり」さんと近しいことはわかると思います。

※お願い※
会話がしにくいので、もし同一人物であれば、何がしかのハンドルネームで統一して頂けるとやりやすいです。


しかし、「抗議」によってそれらの問題は解決し得ないとも考えています。

つまり、狭義の意味での問題意識は近いが、広義の意味での問題意識にはまだ乖離があるとも思います。

この解決方法については、既に何度も「イノベーションのジレンマ」を基に意見を述べているのですが、いつもとは異なる切り口で述べたいと思います。


「通りすがり」さんの主張を商店街のメタファーで考えると、「このままでは商店街がダメになってしまう。商店街を改革しよう!」というお話だと思います。

まっとうな話ですが、この商店街がAKB48という特殊性を持っているという点について考慮しなければならないと考えます。

AKB48という商店街には歴史があり、規模が大きく、商店街に頼らなくても単体で一定水準の収益性を獲得できる有力店舗が複数存在しています。

これは、既存顧客が多数かつ多様だということです。

休日に「商店街」にデートしにくるカップルもいれば、特定の専門商店にのみ訪れる買い物客もいるわけです。

ただ、特定の目的なしに商店街に訪れる人は減り、人気店とそれ以外の二極化が進みつつある状況ではあると。

もし、この状況下で商店街の会長を任されたら、どんな手を打つでしょうか。


まず、どんな商店街を目指すのか、考えなければなりません。

それは、顧客は何を望んでいるか(商店街は何から利益を得ることができるのか)、商店街と各店舗の利害をどう一致させるか、商店街が変革するための資源はどこから捻出するのか、商店街と各店舗の間でどう合意形成をするか、などを含む話です。

おそらく、商店街の顧客が多様であるほど、それらの作業は難しくなるでしょう。

短期的には、既存顧客に奉仕することこそ利益最大化への近道であるため、特定のコンセプトを重視することが既存顧客の損失に繋がる店舗が存在する限り合意を得ることはできず、誰でも納得できる折衷案を得ようとすれば、結局は何もしないことになります。

有力店舗が複数存在する場合(確固たる顧客ベースを持つ店舗が複数存在する)ならなおさら、商店街のパワーバランスをとることは難しくなります。


そこで「スピンオフ」です。

特定コンセプトのアネックスを作って、新しい顧客の獲得を狙います。

そして、新しい顧客を獲得できたら、そこをテコにして商店街全体の変革を実行していくのです。

どの世界でも組織の変革に近道はなく、組織が大規模で複雑になればなるほど難易度は上がります。

理想を実現するための方法論を考えなければならないと、私は考えます。

(「イノベーションのジレンマ」や「リーン・スタートアップ」の話を以前から繰り返し出していますが、具体化までは流石にやってられません。)


という意味で、真剣にならなければならないものは「抗議」ではなく、「提案」だと思います。

それが理想を実現するために、現実的だからです。


(というのもあるし、抗議されてる側は抗議されている内容についてはよくわかっていると思う。問題がわかるということと、解決策がわかるということの間にはかなりの差があるとも思う。)




■補足

もし、顧客として語るなら「抗議」はあってしかるべきだと思います。

「一流の板前は一流の客が育てる」という言葉があるように、よい抗議は組織を育てます。

しかし、組織や経営の側に立って語るなら、「抗議」では組織は変えることはできないことを認識すべきです。

もちろん、理想や理念、問題認識を共有することに時間をかけるのはよいことですが、それだけでは話が進みません。

AKB48運営の側に、意思と能力と情熱を持ったチェンジエージェントが存在すれば、その限りではないかもしれません。

が、それが期待できない場合は、やはり実現方法を考えなければなりません。


私はAKB48関連のブログはまとめサイトくらいしか読まないので、他の論客の皆さんがどのようなことを考え、提案しているのかわかりません。

ですので、あくまでも私の日常的な感覚でのお話になりますが、「通りすがり」さんらの狭義の意味での問題認識の持ち方自体は、私は間違っていないと思います。

大企業で働くサラリーマンでそのレベルで語れる人はそういないと思います。

かなりレベルの高い方だと思います。

(決して上から目線ではありません。私の周りにもそういう人がいれば・・もう少し楽になる。)

ですので、なおのこともったいないと思います。

AKB48のファンにこれだけ語れる人がいるのに、そのエネルギーをうまく活かせていないことが、実にもったいないです。

AKB48としての機会損失ですね。

こういったエネルギーを止揚することに、もう少し運営には頭を使ってほしいのが私の本音なのですが・・

ドラフト会議

2013-08-10 08:52:14 | AKB48_軽ネタ
※たぶん再来週になるまで余裕がなく、留守状態が続きます・・


AKB48G ドラフト会議 開催告知映像 【発言全文】
http://akb48matome.com/archives/51890003.html



ドラフト会議について幾つか思うところを簡単に。


AKB48グループは、地域密着型のプロスポーツ・クラブをモデルにしようとしている、という話もある。

欧米型のサッカー・クラブとUEFAチャンピオンズリーグのような祭典の組み合わせで持続的なビジネスモデルを構築できるかは、確かに興味深いところである。

それとドラフト制は直接的には関係していないが、各グループの独立性を高めるにあたって、各グループやチームの人気の偏りが、人材の偏りに直結してしまわないように、グループ間の均衡をどうとるかを考慮する必要がある。

その時に、「ドラフト制」を使うという発想は普通に有り得る話だ。



このドラフト制がこれまでと全く異なるのは、チーム編成権を運営からチームキャプテンと支配人に委譲するというところだ。

これは、大きな変化だ。

小泉純一郎は、首相の権限の源泉は「解散権」と「人事権」にあると喝破していたが、その人事権の一部を委譲するというのだから。

「ドラフト制」と「組閣」のバランスをどう取るのかよくわからないが、運営は組閣(解散権)という伝家の宝刀は保持したままとなるだろう。


グループやチームの独立性を高めることと、運営の権力のバランスをどうとるかであるが、

以前「運営の権力の源泉は選抜の編成権にある。」と書いた。(あまり賛同してもらえなかった気がするが。)

運営はチームの独立性を強めながらも、選抜の編成権を握っていることでガバナンスをきかすことができる。

逆に言うと、選抜というボトムだけ押えておいて、あとは自由にやらせようという考えなのかもしれない。


昨夏の(チーム4が解散した)組閣時に書いたのだが、AKB48は事業部制になったということだ。

チームは「部」から「事業部」に変わり、それを統括する運営が「本部」になった。

企業組織と同じ道を歩んでいるような気がする。

※現時点ではチームレベルで「事業部」なのはAKB48だけで、他はグループで「事業部」相当か。



批判の的になっている「人材育成」についてだが、これは別途にしよう。

今まったく余裕がない。

ただ、1つだけ言っておくと、私は逆のことを考えている。

上述した事業部制と、最近の研究生ゴリ推しの件がリンクして見えるのだが、むしろ「運営は人材育成にしか興味がない」と言ってもいいくらいだと思う。

その方向性が正しいか、間違っているかについては今は語らないが、運営の問題意識の中で「人材育成」は強いだろう。

運営が事業部制の本部なのだとしたら、事業戦略は事業部に投げて、本部は全体戦略と、グループ全体でいかに良い人材を事業部に供給していくかを考える。

研究生をゴリ推すのも、チームに良い人材を供給するのが運営の仕事だから、と考えることができる。

ただ、この考えはドラフト制との相性が気になる。

採用された人材がどこに忠誠を尽くすのかが曖昧になるからだ。

運営が採用すれば、採用されたメンバーはAKB48全体に奉仕するだろう。

チームに採用されると、チームに奉仕することになる。

ドラフト会議前に運営による選考があるので、そこで一度は運営に採用された形にするのであれば、問題は解決するのかもしれない。

乱暴にまとめると、運営が育成したプロパー・エリート研究生と、チームが採用した抜擢・研究生による価値観の摩擦が生まれるのは狙いかもしれないなぁ。


研究生ゴリ推しについて

2013-08-01 00:03:44 | AKB48_軽ネタ

「研究生」という文脈では2つ言いたいことが。

つれづれなるままに書きます。



1つ目、何度かコメントで研究生に関する政策が当Blogの主張と似ていると指摘された点について。

「若手を推す」という関連があるだけで、全く異なるものです。

当Blogで若手を推すべきと主張する理由は、既存の体制の価値観に束縛されない政策を実施可能とするためです。

『イノベーションのジレンマ』の話は過去何度も繰り返している話なので、ここでは詳しく述べませんが簡単に説明します。

組織の事業規模が大きくなると、どうしても小粒な事業の魅力が相対的に低下し、また意思決定プロセスにおいても規模の大きい事業が優先されやすくなるため、経営資源の配分比率が規模の大きさに依存するようになります。

すると、潜在的に将来性のある事業の芽を潰す結果に繋がりやすくなります。

既存事業が魅力的もしくは改善余地があればあるほど、また将来予測が不確実であればあるほど、この傾向は強く出ます。

利益を生み出せるところで戦おうとするのが合理的な判断だからです。

しかし、自ら新しい市場やルールを作り出そうとする意思と行動を持たないと、市場の構造が劇的に変化する場合に、出遅れ競合に先行を許してしまう可能性が増します。

既存の事業を継続・強化しながら、新しい市場を作り出すというのは、基本的に利益相反になる話なので、これは簡単なことではありません。

たとえば、AKB48事業を継続・強化しながら、新しいアイドルグループを作る場合、ファンの取り合いが発生するため、新事業に比してAKB48事業が圧倒的に大きい場合、新事業は潰されるのが普通です。

そのため、これまでとは全くことなる新事業を起こす場合は「スピンオフ」をして既存事業と切り離すことが望ましいとされています。、

(完全にスピンオフする形態から、一部資源を共有する形態など、スピンオフのパターンは幾つかあります。)

今まさに「研究生ゴリ推し」に対する反発がちらほら散見される状態だと思いますが、研究生に資源を配分すれば、その分だけ割を食うメンバーたち(いわゆる干され)が一方にはいるわけですから、そのスタッフ、メンバー、ファンたちからすればゴリ推しは簡単には許せず、組織内駆け引きや組織的怠惰が引き起こされる可能性が増します。

逆に、たいして炎上もしないようだと、それは研究生に配分している資源の価値が低いということであり、実のところゴリ推しの効果がないことになります。

つまり、「正しいゴリ推しは必ず反発なり炎上を引き起こす」ということです。

それに耐えられねばゴリ推しを撤退することになりますが、最悪なのはやり続けて成功しないパターンです。

この場合は撤退するよりも大きな損失を被ることになるでしょう。

成功しても既存の収益構造を部分的には失いますので、それ以上の収益に繋がらなければ損失を被ることになります。

ギャンブル性は避けられず、賭けの要素が多分に出る意思決定となるでしょう。

それゆえ、私はチーム4時代から今チーム8で「スピンオフ」を提案しているわけで、メンバーとしてはAKB48に所属しながらチームとしては独立した別働隊として活動するのが、同じ賭けならこちらが筋がいいと思います。

今のようにAKB48体制の中にがっつり組み込んだ形でのゴリ推しは、私は筋の悪い政策だと思っています。

あくまでも個人的な考えです。

ただ、グループを跨いだ研究生グループの結成については、これは評価できると思います。

研究生時代の横のつながりを強化する政策は、兼任よりも効果があるかもしれないと考えます。

私は以前AKB48グループ全体の研究生を組織化する「研究生会議」を提案しています。

時間を必要とする政策ではありますが。


※注意
まだ皆がその価値に気づいていない資源を配分する場合は、ゴリ推しには該当しません。
例えば、SKE48松村がよい手本なのです。
ググタスという他のメンバーが価値を見い出せずにいるツールをいち早く使うことで存在感を高めることができました。
ググタスのように他のメンバーにコスト負担が発生しない場合、スピンオフに近い効果を発揮することができます。
資源の所有・使用権に自由裁量があることがイノベーションには重要です。
詳しくは過去のエントリを参照してください。


ダラダラと書きましたが、以上が1つ目のお話でした。

運営と私の考えは別物です。



次は2つ目。

運営がなぜ研究生ゴリ推しをするのか。

私は、それが「もともとのAKB48が目指していた姿だから」だと思います。

世代交代もないわけではないと思いますが、それよりもあるべき姿に戻ろうという「原点回帰」の意思を強く感じています。

最近の恋愛禁止条例に関する混乱を乗り越えるためにも、「恋愛禁止条例よりも前に戻ろう!」という意思ですね。

「恋愛禁止条例」なんてあえて言わなくてもよかった時代「ガチ・マジ」の原点に戻るという意味です。

実はそんな時代は頭の中にしかなく、単なるノスタルジーなのかもしれません。

しかし、それでも今一度「原点に戻ろう」ということです。

AKB48は当初予備校がコンセプトでしたが、成功した後は、選抜などの組織資源の取り合いという組織内の序列や政治が主な関心事になり、手段の自己目的化が横行してしまっています。

簡単に言えば官僚化です。

少し前に「AKB48は社会的な存在になろうとして背伸びをして失敗した」というコメントを頂きましたが、一理あるお話です。

社会的存在としてのAKB48を否定するのではなく、根っこのアイドルの部分が弱体化しているため、原点回帰をしてまず根をしっかり張り、養分を吸収する体制を整える必要性に気づいたということでしょう。

私は「最高レベルの重罪人」とまで言われてしまいましたが、歴史がどちらが正しいのか証明してくれると思いながら、今後もウォッチしていきたいと思います。


簡単ではありますが、以上が2つ目のお話です。





当Blogでアクセスを集める3人のメンバー

2013-07-29 23:58:07 | AKB48_軽ネタ
マジメな話が続いているので、緩いことを書きます。緩急つけないとね。


当Blogでアクセスを集めるエントリの内容って決まっていて、ほとんどこの↓5系統。

「恋愛禁止条例」系
「選挙・売上」系
「島崎遥香」系
「松村香織」系
「宮脇咲良」系

メンバーについて語る数は多くないとしても、なぜこの3人なのか。

しかも、ここ1年くらい傾向が変わっていない。(エントリの新旧に関係なし。)

この3人に関する記事の絶対数が少なく、検索すると当Blogがヒットするという理屈や、

1年前から当Blogの読者層が変わっていないとも言えるのかもしれないけれど、ちょっと違うことを考えた。


超いい加減な三段論法で考えると、


この3人は、ここ1年くらいで名が売れたメンバー。

当Blogのアクセス傾向がここ1年くらい変わらず3人に集中している。(他に流れてもいいのに)

ここ1年、新しく名の売れたンバーについて記事(とりわけブログ)があまり増えていない。


今ブログ使ってまで語る人が少なくなっちゃったのかな。

だって、3人が今注目を集めているなら、当Blogの競合も増えて他にアクセス流れるよね。


まぁ、適当なお話です。

それと面白いのは、「理念」の話ばっかり書いてたら2年半前の↓エントリがアクセスされたり、


「責任」とは何か?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/6a6594e111f05bf1810b00879c926c1a


『風たちぬ』が公開されて、↓3年半も前のジブリのエントリがアクセスされたり、時事ネタ反映するのは面白いなと思う。


ジブリ映画の真髄
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f518a1811df47cdc3743c10c3da6f879

読書感想文の感想文

2013-07-28 18:01:00 | AKB48_軽ネタ



ナツイチ図書室 AKB48読書感想文
http://kansoubun.shueisha.co.jp/


まだ途中だけれども、第1週目から第3週目まで読んでみて、文学的な素養云々の前に、「学習」に対する姿勢の違いが選抜クラスとそれ以外のメンバーとの間に如実に表れていて面白い。

予想した通りの結果なのだが・・。

「学ぶ」と「習う」の違いを理解しているかどうか、である。

今回の「読書」を「宿題」のように捉えているメンバーの感想文はつまらない。

つまらない感想文を書く人は、人としてもつまらないと思ってしまう。

だが、それは主観の問題だからまだよい。

私の感じ方の問題だ。

しかし、もしこれが「宿題」ではなく「チャンス」だったらどうだろう?

テクニックの問題ではない。

読んでないし、興味を持っていないし、理解していないのがバレバレだ。

これを宿題だと思う人は、「読書」を特別なことだと思ってしまう。

だから、「この本を読んで特別な体験をした」と仰々しく主張する。

しかし、「学ぶ」ということが日常になっているメンバーは、読書はあくまで学ぶための一つの機会でしかない。

だから、その機会をどう活かすかを考える。

何か得るものはないか、今後に繋げられるものはないかと、意識して本を読むのではないだろうか。

そういう、何からでも学ぼうという姿勢、どこからでもチャンスを狙っていく姿勢、そういうものを見ている人は見ているのだ。



その意味で、指原は一人だけ抜けてる。

大島は意識の高さは伝わってくるが、忙しいのか深く推敲できておらずカッコつけ過ぎだ。

入山は優等生過ぎてつまらないが可能性を感じる。

殻を破れば、化けるかも。

哲人まりやぎは、丁寧さが足りないんでないかな。

一歩踏み込みが足りないというか、なんというか。

これはこれで爽やかでいいと思うけど、出てるよ、いつものが。

大森、がんばれ!



※私の文才の無さはこのブログで立証済みだと思うので、自分のコト棚に上げて言うのも気が引けるが、本エントリで述べていることは大事なことだと思う。