粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

ブログ再開

2012-01-04 09:38:48 | 一般

新年開けて既に4日、その間暴飲暴食、不摂生な日々を過ごしてしまった。ここで気を引締めて新たな出発としたい。大晦日にオウム真理教の逃亡犯の平田信が出頭したニュースが突然入ってきた。彼は東日本大震災での甚大な被害を目の当たりにして「罪のない人があんなに犠牲になったのに、自分が生き延びていることが理不尽だ」と語ったという。彼の逃亡16年は一体どうだったのだろう。オウムの呪縛から脱却して本来の人間らしさを取り戻したのだろうか。そして故郷日本への強い愛着が蘇ったのかもしれない。彼の心情を素直に信じたい。

日本への想いと言えばやはり大晦日、紅白のレディー・ガガの出演は印象的だった。彼女の楽曲「You and I」を日本人向けに歌詞を替えて歌ったのには感動してしまった。「キッスをされると日本酒の味がする」なんてなかなか粋だ。「トーキョーのバーの片隅で」とはどこをさしているのだろうか?俺も美味しい地酒のある店を知っているんだけど一緒にどう?…なんてつい声をかけたくなる。キッスの味も官能的すぎる?…やたら妄想が膨らんでくる。

それはともかく彼女の日本への想いは本物であると実感した。震災や原発事故で来日を躊躇する外国人アーチストが多いなかで、彼女は再三訪日して身を以て日本の安全を熱くピーアールしている。それに反して同じ日本人で「東日本の放射能汚染はひどい。」と言葉の害毒をまき散らす人間がいまだにいるのは情けない限りだ。

何も愛国心を強要しようなんて求めていない。素朴に日本という故郷を慕う気持ちが心の底流にあればそれでいいと思う。元旦早々関東地方では震度4の揺れがあった。今年は大きな災害に日本が見舞われることなく平穏に終わることを祈るばかりだ。