こんな有名芸能人のプライベートなことを論ずるのはおこがましい。あくまでも個人的で勝手な興味本位の感想だ。しかし今考えても彼女がオーストリア人の無名の役者と結婚して、一年後簡単に離婚してしまう理由がわからない。
浜崎あゆみは特に好きという歌手でもなかった。茶髪で今風のギャルだが、自分で作詞するだけあって、確かに歌唱力も備わって同世代の女性の心をつかんでいると思っていた。ただ曲調がマンネリになり、同じ事務所の倖田來未のパワーに押され気味の感じがした。
もともとルックスの志向からすると彼女、欧米の白人に憧れがあったのかもしれない。女千昌夫?ただ演歌の大家とは違い彼女はアメリカ永住を選択した。しかしそこに彼女の音楽活動の場はなかった。
浜崎あゆみは音楽活動でのアメリカ進出を本気に考えていた様子がない。今まで通り日本の音楽界に向いていた。ではなぜアメリカに居住しようなどと考えたのだろうか。夫の俳優活動の協力か。
しかし結婚2ヶ月後に発生した東日本大震災は改めて自分自身日本人を強く意識させたようだ。復興支援のための音楽活動が結局夫婦間の離反を呼び離婚へとつながった。
白人が住み音楽の本場であるアメリカにただ憧れだけで住んだものの、心の中はずっぷり日本人のまま、というところだろうか。昨日(17日)テレビの情報番組でコメンテーターで出演していたタレントの千秋が浜崎を「子供だ」と決めつけていたが、鋭い指摘だった。
ただ憧れだけの白人との結婚と米国居住、しかし自分の生きる場所は日本しかないという自覚がわずか1年のうちに次々去来して今日の悲喜劇。相手の素人俳優も彼女の気まぐれに振り回されてお気の毒?
♪君がいたから どんな時も 笑ってたよ
君がいたから どんな時も 笑ってたよ 泣いていたよ 生きていたよ
君がいなきゃ何もなかった(To Be)
「君」というのは、白人の彼ではなく「日本」そのものだったようだ。