一主婦の「正法眼蔵」的日々

道元禅師の著書「正法眼蔵」を我が家の猫と重ねつつ

簡素の原点

2009年05月17日 | Weblog
 日本のお寺は簡素さを美とします。キリスト教国教会はいろいろな装飾がついています。

 日本のお寺は「空」をあらわし、キリスト教会は聖書をあらわしているようにみえます。

 仏教は言葉にしがみついた瞬間に「空」尽界はとらえられないとします。

 逆に聖書は言葉そのものです。

 言葉にしがみつくかつかないかが、簡素な生活ができるかどうかにつながるというヒントが隠されているような気がします。

 今日の朝おきて窓の外を見たら雨が降っていました。私は雨の降っている空気感が好きです。昨日は朝起きて窓の外をみたら大風が吹いた後で空気が澄み切っていて、私の目が別人の目のように目の前の景色が澄んで見えました。

 私は朝起きて窓の外を見て四季の空気感を感じ、鳥が鳴いてたり木々の葉っぱが揺れていたりするのを見たり聞いたりするだけで、これ以上なにを望むことがあるんだろうとふと思ったりします。