それなりにあらぬ批判を受けたりするものだなぁ、と
シルキー
を始めて９年、嫌というほど思い知りました。
その、過去のトラウマがあって
地元でライブを開けなくなってしまったのです・・・。
無邪気に「聴きに来て」と言える、
技量があるのかどうかも自分自身不安だし・・・・
（・・・そんなことは気にせず、始めたばかりの頃のように
「下手です、でも好きなんです
」と最初から謝ってしまえばいいのかもしれないけど・・・）
「よかったよ、また来たい」と、言ってもらえることが
今後に繋がると思ってはいても
なかなか、集客できない・・。
これはひとえに、普段の自分のせい。
「人」がお客さんを呼ぶのだと、つくづく思う。
私は、人に言われるほど
人付き合いが上手くない
第一、お世辞が言えないし
人の悪口は言うのも聞くのも嫌いだし
自分は自分、人は人よ、って割り切りが得意だし
何より、好きなことにはつい、夢中になっちゃうから
余程の人じゃないと付き合ってられない（笑）・・・のかな？
そうそう、「ママ友」も苦手・・・。
ＴＶは見ないわ、ドラマは見ないわ、
「ママたち」が興味ありそうなことは、
ほとんど何も知らない。
ついでに、家事も苦手。（関係ない？）
・・・・ダメだ
（笑）誰かといるとつい、沈黙が怖くて
ベラベラしゃべってしまうか
逆にまた、あまり興味がわかない相手の話題に
顔は笑いながら、うつろに相槌を打ってることが多い。
そんなに「気」を使わなくても
普通に会話が弾む、
あの人とかこの人とかがうらやましい
ということで、「音楽やってる友達」との時間は
私が「素」でいられる時間・・・なのかどうか
「音楽の話題」で盛り上がる（飲み）会というのが
（吹部の保護者会の様な？）ものすごく楽しい。
お友達のブログで。
病院コンサートについての記事を読んで
つい、昔のことを思い出した。
先日、Ｍホームさんという施設で
歌わせていただいたシルキー
ですがみなさん歌が好きなんだな～
と感じることができてうれしかった。
暖かく見守り、歌を聴いてくださり、拍手をいただいた。
私にとってのライブはいつも、どこでも、
聴いていただいてる、歌わせていただいてる、という感じ。
自分の歌が人を癒せるなんて思ってもないし
上手だと感動してもらえるはずもない。
でも、コンサートという企画があることを、
お客さんは喜んでくれて、集まってくれる。
企画がなければ、何もない。
何もないより、ニギヤカシがあった方が良い。
・・・そういうことでも、いいんです。
そういう部分で、求めてもらってるのなら。
「歌う場所を求めて、施設訪問している」と
思われることは、当たってなくもないけど
それだけじゃない。
ちょっと悲しい。
ライブやイベントに出たりしてると
上手でもないくせに、とは言わないまでも
「ふ～～ん、そんなのやってるんだー」という
冷たい視線を身近な人から感じることもしばしば。
出る杭は打たれる、とか、やっかみだよ、とか
言ってくれる人もいるけれど
好きで歌ってることで、こんな思いをすることがあるんだ、
ってことがよくわかった。
実際私も、「地元演奏家」さんたちのコンサートに
よく行くんだけど
「あーあ・・・・」ってことも少なくない。
これで人前で演奏して、お金を取っている・・・
（もしくはボランティアで演奏している）
だけど、なるべく暖かく
その人たちの「修業の場」に立ち会ってる気持ちになりつつも
拍手を送る。
それは、演奏している人たちがみんな
「聴いていただき、ありがとうございます」という
姿勢であるのがわかるから。
「してあげてる」上から目線の音楽だったら、
たとえプロでも、私は拒否するかも。
脈絡のないことをとりとめもなく書いてしまったが
私の発信する、未熟な音楽も
求めてくれる人があるなら、届けたいし
そうでなかったら、
求められるような感動の音を、いつか
聴いてもらえる日がくることを夢見て
今は、必死に努力してる。
いい加減に作ったものを、人前でやることに
一番抵抗を感じているのは、他ならない私自身。
「ほら、どうよ？」と、威張ってるようには見えたくない。
だけど、いくら控えめに構えようと
世間っていうのは、そう見るもんなのかなぁと思いつつ
私は、大人で発表会に出ている人たちの
一生懸命さが好きだから
すごく応援するし、自分に置き換えて拍手を送る。
聴衆の暖かさが、演奏家を作るのかもしれない。
でも、その、優しさの上にあぐらをかいててはいけないね。
「地元演奏家」さんたち、
これからも「努力して」頑張ってくださいね。
私もそうします。
