旅する小林亜星

小林亜星情報満載

2006-11-30 23:59:17 | アパート
出会頭のモルモット男に
「いつ飲みにいく?」と電話をかけた。

どちらでもよかったので、
というのは特に下心もなかったから
結婚してるかどうかは聞かなかったけれど

あたしが聞いてもないのにモルモット男は
「カミさんが師走で仕事忙しくて毎日子守してんのよ」と
妻子がいるという事実をあたしに露呈した。

「いくつになったの?」と聞くと
「32歳よ」とモルモット男。

30歳を過ぎると
いい男はとうにソールドアウトで
売れ残ってる男はどこか必ず難有りなのだという現実を
じりじりと突きつけられてくのが
これから待っている未来の中で確実なことのひとつかもしれない。

小樽で寄った北一硝子のアウトレットで
本店では何も買おうと思わなかったけれど

規格外れなどの難有りだったり
売れ残りの在庫処分だったりのカップたちは
どこか個性的で愛おしくなりほしくなったのを思い出した。

難有りの男の中で苦し紛れにどれかひとつを妥協して選ぼうとしてるころ
あたしもきっとかなりの難有りで売れ残っているはずで

その難は
少しでいいから個性的で
アウトレットに立ち寄った男の目を魅きつけるといいのにと思った。

モルモット男には
「お酒飲まないで
 子守中の4歳のカノンちゃんも連れてくるのも有り?」と聞いた。

カノンちゃんとはおいしいジュースが飲めそうだ。
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