旅する小林亜星

小林亜星情報満載

余所見

2006-05-31 01:55:44 | 恋のうた
職場に半年常駐してるマレーシアンと
飲みたいですというのを口実に
興味を感じるひとを飲みに誘った。

坐・和民の穴子寿司とししゃもとほっけが好きな
Windows系に強い中国系マレーシアン男、29歳。

片言の英語で話す下ネタは
なぜか免罪符のよに勘違いさせる何かがあって
堂々と卑猥な表現を繰り返す。

my little brother

マレーシアでは殺人をすると必ず死刑になること、
中国系マレーシア人の女性は一番モてること、
自分より肌が黒い女性は恋愛対象にならないこと、
イスラム教徒は改宗すると合法的に死刑になる国もあること、
electionの「L」の発音を「R」にするととんでもない意味になること。

異文化コミュニケーション。

日付が変わったころお開きになった。

公園に置いてある自転車をとりに
これまた公園に自転車を置いてる、
興味を感じるひととテクテク歩く。

夜風は生ぬるい。

「言いたいことは全部言えたの?」
と聞く、ひどく酔っ払ってる興味を感じるひと。

本当はそんなことを話したかったんじゃないんじゃないの?
と言われてるよに聞こえる。

あたしの好奇心に気付いていたとしたら
相当勘が鋭いな、このひと・・・
と思いながら

「はい、全部言えました。
 すっきりしました。」
と模範解答する。

公園についてしまう。
自転車の鍵を忘れたから
歩いて帰るという興味を感じるひと。

もっと風を感じながら歩きたい気分だったので
途中までいっしょに帰りましょうよと提案する。

あたしは自転車を引いて歩く。

手の甲が触れるか触れないか、
けして触れない距離。

興味を感じるひとの興味をひくよなことを言うには
絶好の機会だった。

でもあたしには興味を感じるひとの興味をひく資格はない。

自分のその場の感情に任せて
自分のその場の欲求に任せて
興味を感じるひとの感情を揺るがそうと画策する資格はない。

3歩歩けば恋が落ちてる。
たくさん恋をして
恋心を焦がして
恋をするのが恐くなった。

というよりいろんなひとに目がいくということは
誰にも恋をしてないのだということだ。

また誰かに興味を感じて
勢いでその誰かに恋をして
勢いでその誰かと付き合うことになっても
勢いがなくなった途端、
また違う誰かに興味を感じて

何度も同じことを繰り返すのかと思うと
恐くなる。

それでもまた馬鹿のひとつ覚えのよに
落ちてる恋を拾い集めるのだろう。
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社員の、社員による、社員のためのプロジェクト

2006-05-27 01:28:20 | 青春生き残りゲーム
日ごろはそれぞれ違う現場にいて
自分の会社の情報になかなか有りつけない社員のために、
社員の、社員による、社員のための情報共有プロジェクト。

公募制だったので勢いで挙手。
1チーム5人×5チームで対抗戦。

自分の会社を相手に
サイボウズのデジエを使って
情報共有のためのサービスを提案するというプロジェクト。

プレゼンで社長の発注を得られれば
構築にも携われる。

おもしろそうなこと、この上なし。

今まで絡みなかった社員との人脈が広がり
プロジェクト経験もでき
技術的な知識を嫌応なしに学ぶ必要がある環境に浸される。

ドキドキすること、この上なし。

会社のイントラにアクセスできない社員は
インターネットからDMZ上のサーバにアクセスして
社内の情報を得るという仕様。

湯船につかってプロジェクトのことを思えば
後から後からやってみたいことが溢れてくる。

アイディアがあっても
それが実現可能かどうかというのは
自分で突き詰める必要あり。

まずやりたいと思ったのは
社内版mixi。
実現したらcroxiと名づけよう。
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こんな夜にはこんな音楽 CYCLEHIT SpitzCompleteSingleCollection

2006-05-24 00:42:57 | 青春生き残りゲーム


あたしがスピッツを好きになったのは1995年春だった。
初めて耳にしたのは「涙がキラリ☆」だった。

大学に入りたてで
バドミントンサークルの1年年上のスピッツ好きの先輩に恋をして
夏合宿のシングル戦で勝ったら
スピッツのアルバムを全部貸してもらえる約束をしたのがきっかけだった。

最初は先輩の気を引きたいだけだったのに
結局シングルには負けたけれど健闘したということで
貸してもらえたアルバムに入ってた「恋のうた」という曲を聴いて
あたしはスピッツに恋をした。

今年3月に発売されたベスト2枚組はもちろん初回限定盤を購入。

ランキングでは
スピッツ全盛期だった1991-1997の方が常に上位にいたけど
あたしにとっては1997-2005の方がいっしょに時を重ねてきた曲が多くて
思い入れがあって好き。
特に「水色の街」。

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時間差バックアタック

2006-05-23 22:40:10 | アパート
日曜のバドミントンの練習はひとが少なめだった。

あたしは車で来ていて
帰り道、最寄駅まで送ってほしいという男在り。

手当たり次第ケーキバイキングに女の子を誘い
社交辞令という建前と本音の区別ができない男。

駅まで送るのを渋々承諾。
運転席と助手席の間の密室な空気に
耐えられず窓全開。

「前にパソコン壊れて、やっと直ったていう書きこみを
 掲示板にしてましたよね。
 あれは何が原因だったんですか。」
って質問。

・・・記憶にないよ、何年前の話だよ。

「もうひとつ、聞いていいですか」
って質問に身構える。

「CD-RとかDVD-Rとか強いですか」
・・・ってこれまた、どうでもいい質問。

たった5分の間にも
なんとかキャッチボールをしようと
いろいろ突っ込みどころのあるトスを上げてるのに

この男は全く違う場所でバックアタック、
そして痛いことに空振りしたことにも気付いてない。

あたしのトスが悪いのか。
会話が続かない男にはほとほと疲れる。
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文才

2006-05-23 01:23:23 | 美容師
思い出したよに
美容師に電話。

なかなかつながらない、
すれ違い。

ひと月遅れで
誕生日おめでとうと言う。

葛西でよさげなカフェを探したのでお誘いしたが
美容師は上の空。
話が噛み合わない。

「ブログ見たよ。
 文才あるんじゃない?」
と美容師。

「どの記事読んでそう思ったんですか?」
と詰め寄るあたし。

忘れちゃった・・・なんだっけ、と美容師。

忘れちゃうよな程度なら文才なんかないんだ。

文才があるかどうかなんかより
どんな風に
どの様に
どれくらい
あたしが美容師を想ってるかを
汲みとってほしいだけ。

新しい形の関係を模索中。
客のひとりと美容師に後ずさりは嫌だ。

そそくさと電話を切ろうとした美容師の状況を想像しながら
こんな夜にこんな電話、
とわかったふりをする。
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こんな夜にはこんな読書「オトナ語の謎。」

2006-05-23 00:23:08 | こんな夜にはこんな読書
春ということで
新人の社会人におすすめされていたので不安になって
糸井重里の「オトナ語の謎。」を図書館から借りてきた。

不思議なことにほとんどの語句を
大体理解して
大体文章の中に使っていた。

前の現場の上司はこの本を読んでいたのかというくらい
カタカナ語スピーカー。

「男女の別れをオトナ語でアレンジ④」が傑作。

オトナ語を使えてるかどうかではなく
オトナな対応ができてるかどうかが課題。
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こんな夜にはこんな読書「イッツ・オンリー・トーク」

2006-05-23 00:12:58 | こんな夜にはこんな読書
これまた短渕さんおすすめの、
絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」を図書館から借りてきた。

休みの日に買い物に行って
インドカレー屋でこの本を読み始めた。
ナンを食べるのを忘れて読みふけった。

電車での帰り道、
降りる駅に着いても
読むことを一瞬足りとも中断されたくなく
敢えて乗り過ごして読みふけった。

「出遅れ組は呆れるほどの時間をむしっては捨て、むしっては捨てしている。」
という文が心にひっかかる。
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和歌

2006-05-23 00:00:58 | 流れ星
どうしても我慢できなくなって
ソウルフルな男友達にメールを送った。

「どうしたことか、
 迂闊にも金曜夜に
 あたしはあなたに男を感じてしまって動揺。
 こんなとき光源氏なら
 気のきいた和歌でも送って口説くんだろうなぁー。」

心の中に留めておくべき、あたしの和歌を
男友達は水に流してくれた。

いろんなひとに恋をするのは楽しいけれど
本当の恋を見失ってしまうだろう。

どれが本物か、わからない。
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水色の街

2006-05-22 22:16:50 | 流れ星
新橋で用事を済ませてから帰路につく。

新橋という駅は好きではないので
銀座まで歩いて電車に乗ることにする。

並木通りを歩くと
20時という時間帯もあって

出勤時間の水商売のひとと
客を送り出す水商売なひとと

これから水商売の世界に足を踏み入れるかもしれないひとと
水商売の世界に足を踏み入れさせようとしているひとと

水商売にお金を払うひとと
水商売にお金をつぎ込ませようとするひととで

道は一定のスピードと
一定の匂いで満ちていた。

なんとなく背筋が伸びて
自分が美しくなった勘違いに浸る。

水商売の街を抜けると
だんだんと高級ブランドの店舗に
グラデーションしてく。

おばあちゃんというより
祖母という呼び名が相応しい上品な女性の後ろから
まんまとヴィトンを買ってもらったらしき
しめしめな若い女性が店を出ようとしてる横で

有り得ない深い角度のお辞儀をする店員さん。

新橋→→→銀座。
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案件

2006-05-22 21:57:51 | 青春生き残りゲーム
vodafoneのアカウントで
ヘッドハンチングの高松さんからメールがきた。

本当はちゃんとメアドがあって送信元を偽装してるのか
携帯でカチカチとメール作成したのかわからないけれど
いろんな意味で手がこんでる。

>先日お電話致しましたキャリアサーチの高松でございます。この度はお手間をとらせてし
>まい、申し訳ございません。 
>
>今回の案件ですが、企業に対する経営的視点から質的向上を目指したコンサルティング
>を手掛ける企業でございます。
>
>様々な分野で質的向上を図る企業様に対し、様々な角度から実現したいことの手段の提案
>ができるようなクオリティの高いコンサルティングを求められます。
>
>私益が公益に、また公益が私益に繋がるようであることが経済に関わる私達の願いか
>と。様々な予期せぬ事態に遭遇した時、いかに自らの信ずる展望、方向性をブレさすこと
>なく発現出来るか否か、ここの体力づけに情報収集の取捨選択が効力をもたらすのではと
>考えております。
>私共は不動産業界、外食業界の案件に特に強うございますが、業界の垣根を超えた知恵へ
>の発展に繋がるような情報提供を心がけてます。
>アキ男。様もぜひこの主旨で自由闊達なお気持ちでお聞きいただきたく願っております。
>
>お話を聞いていただけるようでしたら、03-****-****までお電話頂くようお願い致します。

明らかにコピぺな文章。
何を言いたいのか意味不明。

おもしろいので
突っ込み入れといた。

それにしても
あたしが「鴨」に選ばれた理由はなんだろう。

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