見栄

すっかり忘れてたけれど
今週末に健康診断を受けるんだった。

生理が重ならないかどうか悩む前に
先週末にパイパンにしてしまったプッシーの外見を悩むべきだった。

今日現在で長さ３ミリ。
いくら伸びが驚異的だからといって、３日後には５ミリ程度だろう。

婦人科検診では膣からいろいろ突っ込まれるわけで
上半身と女医さんはカーテンで仕切られるけれど

丸刈りのプッシーは丸見えだ。

いっそもう一度そり直して、てゅるてゅるなプッシーで堂々と行こうか
最近暑くて蒸れるから定期的に処理してる風を装うか。

心なしか、拗ねてるよに見える、上目遣いの割れ目。

青車

駐車場代の高騰と
あまり乗る機会がなくなったということで

今日実家の車がドナドナされた。

毎週水曜日にバドミントンに行くときしか運転する機会がなかったので

運転する前には
「今日も安全運転でお願いします」とハンドルの前でお辞儀し、

誰も傷つけずに、生きて帰ってこれた暁には
「今日も安全運転をありがとう。また来週よろしくです」とハンドルを撫でたものだ。

悩んだときに晴海埠頭までドライブに行きたいという理由で免許を取ってから
まだ一度も海には行けてないけれど

夜中に喧嘩した、複数の元カレの家まですっ飛ばした車、さよなら。

扱使

先週、
青い眼をした、かわいいかわいいカレシの誕生日だったので

この週末、

生えそろったマン毛をパイパンにして、Gストリングを穿いて
その上に午前１時までかかってアイロンかけた、今年度トータルで３回目くらいのスカートを穿いて
フラフラなりながら午前５時前に家を出て

向かう久々の函館。

カレシが発情期と言ってたけれど
いつもの定番、初回フェラチオを要求されずに歓喜のセックス３回も

４回目の勃起を見たところで
陰部がヒリヒリしてギブアップ。

ひと月に１回しかしてないと
陰部も耐久性が落ちるのか。

寝不足のまま、
BBQセットと、鍬と呼ぶのだと信じ込んでいた鎌を買いに行かされ

カレシの家の12畳ほどある庭にて
背丈が１メートルほどある雑草をカレシが草刈り機でウィーンとやったあと

炎天下に這いつくばって、残った根に鎌を振るった。

最初はぶつぶつ言ってたものの
だんだんコツをつかんできて

雑草で覆われてた庭から
土が顔を出すのがおもしろくて夢中になる。

大慌てで逃げ出す虫を見ながら
日本を爆撃するアメリカ軍の気持ちを想像する。

８割ほど土が見えたところで
今度はみみずがたくさん這い出てきて

土の中の根を鎌で刈るようにしてたため
たくさんのみみずを傷つけてることに気付く。

みみずがのたうち回る。

「ごめんね、ごめんね」と言っても、彼らに謝罪の意は伝わらない模様。

そういえばみみずは土を浄化していく神とかなんとか誰かが言ってたような。
10匹ほどみみずを傷つけてから、身体を伝う汗と罪悪感に押しつぶされてギブ。

あんなにみみずが出てくるから、いい土なんだな、と。

その後、惰眠をむしゃぶり
今夏初のお家でBBQ。

刈った雑草が山盛りになった庭にて。

蚊はあまりいないみたいだけれど
念のため買いに行った蚊取り線香はすでにどこも売り切れで

代わりと言ってはなんだけれど
すでにヒーターが販売し始めてることを発見して愕然とする。

そんな、夏の終わり。

ていうか、
みみずを切っても再生すると知ってたら、もっとがんばれたのに。

ていうか、
結婚したら、もっと扱き使われるのかと思うとマリッジブルー。

こんな夜にはこんな読書「SOSの猿」

図書館にて今年の１月から貸し出し待ちだったの本、
伊坂幸太郎の「SOSの猿」をとうとう手に入れる。

今回はどうも？？？という感じ。
あたしの好きな伊坂さんの中の好きじゃない方向の伊坂さん。

ホームレス風おばあさんの姿をした菩薩に試されたのだろうか。

西遊記とユングを読んでから
また読み直したら発見がありそうな。

心にひっかかった言葉。

「『新しい方式や工夫による改革は、もちろんはじめは感心させるものであるが、
　時の経つとともに、それらは疑わしくなり、いずれにしても高価につく』と彼は言い、
　『前進や革新』なるものは、人間存在のはかない甘味料に過ぎない、と言っていた。
　それは何とも禁欲的な言い方に思えるが、とにかくわたしたちはその、
　はかない甘味料かもしれぬ、エレベーターに乗る。」

下回

ひとつのサーバ以外はゾーンの設定も管理もしてないけれど
あたしが各方面と調整して実現した、
subdomain.xxx.comがいよいよ日の目を見て本番運用に。

ところがさっそく海外現法から名前解決できないと連絡が。

結局海外現法から名前解決できることを想定してなかった情シスでの設定が必要というオチで
なんとか事件も名前も解決できるようになった。

あたしが頭を痛めたサブドメインには愛着があって
そのかわいい子を礎に開発環境がガツガツと構築されていくのを目の当たりにすると

まさにインフラ回り、縁の下回りという感じ。

菩薩

ジムを出たばかりの22時近く、
家に帰ろうとフラフラ歩いてると
ホームレスらしき身なりのおばあさんに声をかけられる。

ホームレスなのか
超おばあさんぽい服なのか微妙なライン。

「この方向に進むと、○○に行きますか？」と聞かれたので

彼女の目的地はまったく逆方向だったので

「ここをこちらにまっすぐ行くと大きな交差点があるので、
　そこを右にまーーーーーっすぐ行けば○○ですよ」とあくまでも歩くことを前提に説明した。

彼女の身なりから無意識に判断したのか、歩くことを前提にしてしまったけれど

「あらそう、○○まで行けば家が近いから」とお礼を言われてさよならしたあと

地下鉄で４駅（歩くと約７キロ）ですよ、と
電車に乗る前提で説明してあげればよかったと後悔。

でも無意識にホームレスと認識してたので

「地下鉄に乗るお金がないから」と言われたら申し訳ないなという躊躇もあり。

と自分の中で言い訳してから４駅の地下鉄の運賃くらい数百円だから
出してあげるという選択肢もあったなと思い直す。

よたよたと歩く彼女が22時に歩きはじめて
目的地に着くのはいつなのだろう。

そういえば「家の近く」と言ってたからホームレスじゃないのか。
その「家」というのは段ボールでできた家なのか。

振り返ることも
引き返すこともできずに、そんなことをうじうじと考えた。

これぞ、「SOSの猿」症候群か。

としたら彼女もあたしと同じくらい歩くのが好きで
ちょうど１時間半後くらいの今、家についたころだろうかと想像しようか。

それより西遊記でも読んでみようか。
妄想の孫行者に説教されるだろうか。

歯白

トレッドミルの上をひたすら喘ぐ要領で走りながら

日焼けしてもなお色気がある、
あたしの恋心をくすぐる中性エ(ア)ロインストラクターの

左手の時計をしてた日焼けあとに
彼女のいろいろな思い出を詮索する。

「焼けましたねぇ」と言うと

「そうそう、歯だけ白くって」と歯を見せて笑う彼女。

６月、７月と達成できなかった月間100キロ走覇まであと26キロ。

隣のトレッドミルで走る同い年くらいの女のひとと
なんだか競ってるみたいでおかしくなる。

肯定

日中は会議ばかりで電話に出てもらうのに通常３時間、
メールを読んでもらうのに数日、

さらにメールを読んでもらっても何の話しだっけと数日、
説明してもわからないと足蹴にされ軽く一週間、

の繰り返しで

やっと理解してもらって承認をもらうのに軽く数週間かかる上司に
とある他部署が作成した通知文の承認をもらわなければいけなくなった。

しかもまだ日本語版で、これから英語版に化ける予定の。

その上司が頭が良すぎるというか、元開発者だったせいで、
あたしの文系的メールをどんなに論理的に書いてもわかってもらえないことが多い。

つまりあたしの論理は彼にとっての論理ではなく。

というわけで渋々以下のようなメールを書く。

その他部署が作成するのに２ヶ月もかかった通知文を
作成してもらうことになった経緯を遡って説明し

これからのスケジュールと
いかにその通知文を早く送付しなければいけないかという必死の思いを込めて

メールのタイトルに[至急]と付け加える。

彼の予定をチェックし
たまたまがっぽり予定が空いてた午後にメールを送信し

その45分後に電話をかけたところ、奇跡の在席。

「メールを読んでください」と始めようとしたところ

「あぁ、さっき至急と書かれてたメールの件ね」といつもの30倍の早さで事が進んでる。

３点ほどフィードバックをその場でもらい
今日中に修正依頼を、件の他部署に返信。

どうした、上司。

現地法人にメール数行書けば通じることに何週間もかかってる、
使えない件の他部署が遅々として進めてくれなかったことで

スケジュールがおしておして
結果的に上司の承認を早くもらえたという、そんなオチ。

だから効率化を謳って、
責任分解点をきっちりさせるために部署ばかり増えて

承認フローが複雑になって
反って工数が増える大企業で働くのは嫌いだ。

稲荷

「今日も暑かったよ～
　おいなりも穴もぬれちゃったよ～」

と電話の向こうの青い眼をした、かわいいかわいいカレシ。

「ちょっとくさいけど、好きですか？結婚したら毎日ね」と追い打ちをかける。

汗をかいて蒸れて
精子の匂いと小便の臭いが混じって

ぴとっと冷たいお稲荷さんを毎日
あたしの口の前に差し出されるのかと思うとマリッジブルー。

暴何

土曜の夜から見始めた「NARUTO−ナルト− 疾風伝」の過去エピソード。

朝７時まで見たせいで
今まで順調だったすべてが狂った。

10時からのあたしの恋心をくすぐる中性エ(ア)ロインストラクターのクラスにも行けず
14時からのクラスも寝過ごして

さらにコンスタントにできていたTOEICの勉強も滞り
今昼寝したら今夜眠れなくなるとわかっていたのに

３回も電話で起こそうとしてくれた青い眼をした、かわいいかわいいカレシの画策もむなしく
夕飯のあとにも致命的なだめ押し昼寝。

ジムに行かない
　↓
勉強しない
　↓
暴食
　↓
暴眠

絶対諦めないナルトを見て
あたしも諦めないとか思っちゃうほどたかがアニメに影響されてんのに

あたしの中の怠け者がコアントロー。