「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」のチケットが
玄関に無造作に置いてあった。
母に再三チケットの質について文句を言われた
新聞屋が持ってきたらしい。
けれど平日は17時半までしかやってないし
展示期間最終日まで行けそうになし。
明日から10連休の夏休みなのに
今朝起きると就業時間からすでに4分過ぎていた。
ジタバタしてもしょうがないし
急ぎの仕事もないので
せっかく寝坊したことだし
午前休をとって
江戸東京博物館に行ってきた。
社会人意識皆無だ。
金曜の朝なのに
江戸東京博物館は爺婆で乗車率80%て感じ。
7体しかない兵馬俑だけじっくり観察。
同じ目線の彩色兵馬俑に目を合わせようとしても
彼はあたしを通り越して
ずっと遠くのほうを見てる。
あたしは彼の2200年も先にいるというのに
彼はどれだけ先を見てるのだろう。
ひとつひとつ味のある顔をしてる兵馬俑。
ただの人形なのに作り手の魂が匂いたつ。
同じ権力でも
生きた人間を生き埋めする皇帝もいれば
人形に自分の魂を守らせる皇帝もいる。
始皇帝のことは何も知らないけれど
彼のそんなところは人間の匂いがした。
玄関に無造作に置いてあった。
母に再三チケットの質について文句を言われた
新聞屋が持ってきたらしい。
けれど平日は17時半までしかやってないし
展示期間最終日まで行けそうになし。
明日から10連休の夏休みなのに
今朝起きると就業時間からすでに4分過ぎていた。
ジタバタしてもしょうがないし
急ぎの仕事もないので
せっかく寝坊したことだし
午前休をとって
江戸東京博物館に行ってきた。
社会人意識皆無だ。
金曜の朝なのに
江戸東京博物館は爺婆で乗車率80%て感じ。
7体しかない兵馬俑だけじっくり観察。
同じ目線の彩色兵馬俑に目を合わせようとしても
彼はあたしを通り越して
ずっと遠くのほうを見てる。
あたしは彼の2200年も先にいるというのに
彼はどれだけ先を見てるのだろう。
ひとつひとつ味のある顔をしてる兵馬俑。
ただの人形なのに作り手の魂が匂いたつ。
同じ権力でも
生きた人間を生き埋めする皇帝もいれば
人形に自分の魂を守らせる皇帝もいる。
始皇帝のことは何も知らないけれど
彼のそんなところは人間の匂いがした。