旅する小林亜星

小林亜星情報満載

自覚

2008-03-12 01:24:40 | ミーコとギター
同じ職場の攪拌男の携帯から

午前3時4分
午前3時9分
午前3時15分

に着信アリ。

いくら夜更かし子なあたしだって寝てるよと思った瞬間、

「システム落ちた連絡か?
 携帯マナーモードにしてた、まずい」

と気づいた今朝。

急いで会社に自転車を飛ばし
いつもの時間に出勤すると

あたしのシステムはいい子にしてた。

んだよ、と思った瞬間、

「酔っ払って、あたしの声が聞きたくなったか?
 それにしてもこの時間に3回はちょっとやばいし、まずい」

とさらに気づいた午前中、攪拌男は休みだった。

何がしたいのさー。
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動詞

2007-12-12 02:13:56 | ミーコとギター
新宿で長野行きのバスを待つ間
なんとなく買った「牛乳でおいしくホットなココア」。

ちょっとぬるかったせいで
気になった商品名、「牛乳でおいしくホットなココア」。

心の中で繰り返してみる商品名、「牛乳でおいしくホットなココア」。

歯触りがよくないのは何かが足りない・・・
中途半端に動詞がないからだと思った。

牛乳でおいしくホットなココア。

牛乳でおいしく(なった)ホットなココア?
牛乳でおいしく(いれた)ホットなココア?

牛乳でおいしく(感じる)ホットなココア?

牛乳でおいしく(引きたてられた)ホットなココア?
牛乳でおいしく(占拠された)ホットなココア?

牛乳がおいしくて、ホットなココア?
牛乳がおいしいホットなココア?

形容詞「おいしい」は名詞「ココア」を修飾してるわけで
牛乳自体がおいしいのではなく、ココアをおいしくする要因のひとつに過ぎない。

・・・などと考えていたら
あっという間にバスがやってきた。

しばらくの間、あたしの思考を占領していただけあって
実は商品名をつけたひとの思惑通りなのかもしれない。

ほくそ笑む担当者の顔を想像してみる。

こんなことを考えつづけていたら
病気になりそうだ。
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時計

2007-11-17 23:15:34 | ミーコとギター
鷲掴願望を煽る細靴イケメンとの合宿最終日。

今日でどうせ最後だし
せっかくだからイケメンがしてる主張してる腕時計の名前を聞こうと思った。

というかただ仕事以外の話をしてみたかっただけ。

作業は順調にすすみ
細靴イケメンは白い歯ニュっとスマイルで
最後の最後まであたしを悩殺しようとする。

結局仕事以外のネタはひと言も交わせずに
午前1時ごろ細靴イケメンは帰ってしまった。

途中から何が何でも時計の名前を聞こうという強迫観念に囚われて
あたしはあたしにギョっとした。

お礼メールでも送ったときにでも
いくらでも
そんなチャンスはあるではないか、と思いなおしたら
肩のチカラが抜けた。

達成目標を作って邁進するのは楽しいけれど

ひととひととのつながりの中では
目標に近づく道順はひとつではなくて

タイミングがやってこなかったときは
目標をやり過ごす器用な真似がやっとできるよになった自分に気付いた。

細靴イケメンは
今日もいい匂いがした。
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更新

2007-09-24 09:05:35 | ミーコとギター
お世話になったgogotenjikuさんが
この度乗換することになった。

彼はとてもおもしろいエキスを出してるけれど
飲みに誘っても会ってくれるよなひとではないので

きっともう一生会うこともないだろうと思い
最後のランチをいっしょにするために
金曜日に夜間メンテナンンス作業を催し、シフト勤務をゲットした。

福屋で久々の日替わり定食を楽しんでいると
教えて! ogooの課長さんがあたしが来てることを聞きつけたらしく
顔を見に来てくれたのかと思いきや

あたしの顔を見るなり
「セーラー服、セーラー服?」とだけ言い去って行った。

ぽかん。

そんな課長さんがあたしは好きだ。
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湿字

2007-08-25 18:03:05 | ミーコとギター
最近始めた脚痩せマッサージ。

マッサージの前にはこの暑い中、
41度の湯船に30分浸かれとの拷問。

美に王道なし。

手持ち無沙汰なので
前からやってみたかった風呂の中で読書。
ビニール製のブックカバーをした文庫をさらにビニール袋に入れ共に入浴。

湯船の中はほかに何も刺激がないから
ひっそりと汗をかきながら脳が透き通った状態で本に没頭できる。

けれどビニール袋の中で捲るページのもどかしさ。
5ページが限度。

風呂の中ではふやけてもいい雑誌を読めとかいうけれど
読みたい雑誌は今のところないし

風呂の中で読める防水本が売ってるけれど
本は図書館で借りてくるもので買うものではないと思ってるし
読める本は限られてしまうし

防水加工のブックカバーを見つけたけれど
たしかにカバーの部分は防水だけれど
ページの部分はカバーできないのでふやけてしまうし。

ということは風呂の中で完全に湿度をシャットアウトできる
ブックカバーを発明すれば儲かるのかも。

それにしてもあたしが知る限り
未だにそれが発明されてないということは
需要がないのか
あまりにも実現困難だからなのか

はたまた、あたしの父のよに
本はトイレの中で読むべきなのか。

美脚風呂読書に王道なし。
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淳久

2007-06-09 00:13:22 | ミーコとギター
「書店繁盛記」を読んでから
単細胞ながら
ジュンク堂に行ってみたいと思った。

けれど専門書を必要としないあたしには
ジュンク堂のおもしろさはわからないと思ったので
なあたしに光を注いでくれた友人は
きっとジュンク堂でも本を楽しめるひとだと踏み
池袋店ロビーで待ち合わせ。

4階の民俗学や社会学を冷やかしで。

あたしが推測したとおり
彼女が触れた途端、
無言だった本が生命を吹き込まれたよに生き生きして
あたしに自分のおもしろさをアピールし始める。

彼女が口を開けば
どんなに仏頂面した背表紙だって
色気ある男に見えるのがこれまた不思議。

とりあえず彼女が肥後芋茎という野菜の
食べ物以外としての使い方がわかったきっかけになったという
赤松啓介×上野千鶴子の「猥談」を読んでみたくなった。

西洋史コーナーにあった
「排泄全書」や
タモリ倶楽部に出てきた「体位の文化史」も充分魅力的。

たまたまトークイベントの準備をしてた、
「書店繁盛記」の著者、田口さんも見れたことだし。

これからも本屋で本を買うことはほとんどないだろうけれど
ジュンク堂で遊べる器用さを身につけたいところ。
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登頂

2007-04-17 00:47:06 | ミーコとギター
今日生まれて初めて会社に指輪をしてった。
ブラッククリスタルの自作ピンキーリング。

パソコンをカタカタしながら小指を見てはにやつき
トイレで手を洗うとき指輪を外してはにやつき
終日にやつきデー。

アクセサリを見るのも買うのも好きだけれど
如何せん先天性のずぼら症のせいで
その日の洋服や気分に合わせてアクセサリをつけることが面倒でできない。

そんなあたしが先日ものづくらー、たまに開催の
もの作りワークショップに参戦。

シルバーのブレスレットと指輪に挑戦。

材料やコンセプトは全部たまにがお膳立てしてくれていて
石の配置や長さは自分で微調整。

登山で言うなれば
たまにが5合目まで連れてってくれて
そこからご来光までどの道をゆくかを自分で決めるよな。

もの作りもやはり結局は精神力に至るのだと思った。

細っこいシルバーは頼りなく従順で
雑念が入ると乱れる。

自分のペースで完成を想像しながらにやにやにやにや
険しい道を右往左往するのがおもしろい。

自分らしさを追求するプロセスもまたおかし。

もの作りを壱からやるたまにはすごいのだと思った。
またそれを生業としてしまうたまにはすごいのだと思った。
他人が「いい」と思うものを作るわけだから。

今後もたまにの動向に注目。
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誘拐

2007-02-25 12:36:52 | ミーコとギター
ミーコが誘拐されたのは月曜だった。

駅前の登録制の駐輪場で登録してない彼女を遊ばせていたとき
ちょっと目を離した数日間の間の犯行だった。

身代金は3000円。

受け渡し時間は平日は17時までなので
週末に受け渡し指定場所に赴く。

鎖につながれて
けれどミーコは無事だった。

3000円を払い、ミーコを救出した。

雨風の中放置されて
ご機嫌斜め(に見える)なミーコに跨る。

再会の喜びに
顔をこすりつけてグリグリしたい気持ちを抑える。

と、たまたま免許証に書いてある本籍地の近くだったので
住所を辿って4歳まで住んでた場所を探してみる。

全く記憶にないけれど
なぜか懐かしいよな気がする場所。

住んでたアパートはきっともうなくなってしまったけれど
「1丁目5番地」という住所が愛おしい。

ミーコが誘拐されたおかげで来れた、近くて遠い本籍地。

父の精子と母の卵子が交わった場所、
あたしのルーツ。
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先物

2007-02-07 21:35:10 | ミーコとギター
今の現場に来て4月で一年。

秘書さんから
「今年も恒例のバレンタイン大作戦☆」というメールが同じ階の女性に。

どうやらひとり1500円ずつ出し合って
バレンタインに感謝の印として同じ階の男性にチョコレート送るというイベント。

最初に入った会社でもこいう催し物あったけれど
いまだにこんなことしてる会社もあるんだと。

感謝の気持ちを伝えるのはぜひやりたいけれど
感謝してるのは男性に限らず女性にもだし・・・などと
屁理屈を捏ねたいのは
ランチ3回分に匹敵する1500円をけちりたい自分がいたからだ。

それでもみんな参加するのに
あたしだけ参加しないのも体裁悪いし・・・などと見栄も張る。

秘書さんに相談メールを出したところ
去年の実績は2末で退職する女性以外は全員参加だったとか。

仕事中に真剣に考えてみた。

同じ階の女性は約30人。
それに対して同じ階の男性は90人。

女性が全員参加したとして
30人*1500円=45000円
45000円/90人=500円

なるほどひとりの男性に500円のチョコレートを送る計算になる。

逆に考えると
ひと月後のホワイトデーには

ひとりの男性が500円お返しすると
90人*500円=45000円
45000円/30人=1500円ということになり
先行投資した分がそのままの価値で返ってくる。

ひとりの男性が1500円お返しすると
90人*1500円=135000円
135000円/30人=45000円ということになり
先行投資した分が3倍になって返ってくる。

1500円なり、4500円なり
何かに形を変えて返ってくるわけで
それがほしいものではないことは明らかだ。

感謝を表すなら
いくらでも他の方法がある。

などとやはり無理無理理屈をつけて
心が荒んでるあたしは結局参加しないことにした。

ところで気になる去年のお返しは
ピエール・エルメのマカロンだったとか。

・・・いや、500円だったら
きっと参加しただろう。
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鯔背

2007-02-05 01:43:40 | ミーコとギター
mixiのコミュニティで
同じ生年月日のひとにたくさん出くわした。

同じ生年月日のたにっちさんと飲みにいく。
男前とは聞いていたけれどほんとうに男前だった。

「女系家族」に出てくる梅村の若旦那を彷彿とさせるよな、粋な男。

洋服を着てるのに
着物を着てるかのよにスっとしてる。

着物を着て、歌舞伎を見に行ったり
お神輿を担いだりするからだろう。

熊野古道や出雲大社、伊勢神宮など
興味を持つ場所がシンクロする。

、から話もおもしろい。

かといってまじめ一徹ではなく
いろんな遊び心も知ってるひと。

中でも彼が専攻してた政治学の話は
あたしにはない世界だったのでまたおかし。

初対面で自分を脱いでくれるひとは
やはりしっくりくる。
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