旅する小林亜星

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殺気

2009-06-15 22:32:50 | 青春生き残りゲーム
NZ最後の週末に
「RING OF FIRE Ⅱ」というキックボクシングに連れていかれた。

格闘技にはまったく興味がないけれど

青い眼をした、かわいいかわいいカレシの家族がみんな行くのと
青い眼をした、かわいいかわいいカレシの友達のダニエルが出るという理由で。

数週間前に紹介してもらったダニエルは大麻栽培で大金を稼ぎつつ
カラテ家。

やわらかい雰囲気のひとだと思っていたら

試合の直前にあいさつした彼の周りには殺気が纏われていて
まるで別人だった。

Pihaというビーチのタトゥーを背負って
リングに立った彼は

14試合の中で最もエキサイティングな試合のひとつを魅せた。

相手の隙をついてがんがんパンチ、キックしていくところ
キレがある。

気がつくと隣にいたカレシのママは
立ちあがって大興奮でダニエルを応援してた。

2分×3ラウンド。

パンチがうまく入る度に快感。
ダニエルの判定勝ち。

南島旅行中にマウントクックで出会った日本人の女の子に

友達の香港人の女の子がX JAPANの香港ライブのために
ワーホリ4ヶ月にして帰国したことを受けて

あたしは彼女の気持ちが理解できないという話をしたら

彼女は格闘技の大ファンで
魔裟斗の引退試合にはワーホリ途中でも帰国するって言ってたけど

今ならその気持ちが少しだけ理解できるかもしれない。

そういえばキックボクシング会場で前の席に
中国人の若い女の子2人と60過ぎくらいの、

(大木凡人+青島幸男)÷2みたいなおっさんが座っていて

カレシママが「娼婦かな」と耳打ちしてきた。

女の子のうちのひとりが
もうひとりの女の子とそのおっさんのツーショトを

何枚も撮っていた。

もうひとりの女の子はものすごくかわいい。
20代前半くらいの。

ものすごく大きいダイヤの指輪が薬指に。

おっさんはおしげもなく
彼女の身体に手を回してる。

あとから聞いたところによると
そのおっさんはNZでキックボクシングをはじめた第一人者らしく

ジムのオーナーでもあるらしい。

そうこうしてるうちに
またもうひとり中国人のおっさんがやってきたので

彼女が座ってた椅子をおっさんに譲って

彼女と青島凡人はひとつの椅子に半ケツで座っていた。
ベタベタ度が上がった。

お金のためなのか
お金のためなのか

はたまたお金のためなのか

幸薄げな彼女の行く末をお節介に思うと
居た堪れなくなった。

写真中央が青島凡人。
右側が幸薄美人。
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