旅する小林亜星

小林亜星情報満載

ロシア民謡「一週間の歌」土曜日編

2005-08-29 01:29:13 | 野生のチューリップ
怒涛の一週間6日目。

>土曜日はおしゃべりばかり

せっかくの土曜日を朝寝坊したい気持ちを押し殺し
会社の研修のためにシャワーで目を覚ます。

今日のテーマは「セキュリティの設計」。
余計行きたくなくなる。
体調不良を理由にさぼってしまおかという誘惑に
なんとか打ち勝つ。

会社の研修は普段はあちこちに出向している方々が
自分の会社に集まってするもので
ほとんと面識がなかったりする。

ひと見知りするあたしには
苦痛の一日だ。

それでもなんとか引っ越したばかりの
外資系を装ったオフィスに辿り着く。

10人の教室はまだ疎らなほどしかひとがいない。

前から2列目、左から2つめの席につく。
すでに一番左の席にはかばんが置いてある。

隣りになるひとは
面倒見のいいひとがいいなぁと期待。

研修が始まる。
1年前は新規フォルダ作成も危うかったあたしが
パケットキャプチャくらいはわかってるよになってる。
ビクビクしながらも、なんとかついていく。

隣りの席のひとは
なかなかいいひとそうだ、と思う。

しかもよく笑うひと。

午前中の勢いで隣りのひとを
お昼御飯に誘ってみる。
みんなでお昼にいくことに成功。

研修のあとの懇親会での居場所を居心地よくするべく
ランチタイムにコミュニケーションをとっておく。

午後の研修が終わるころには
隣りのひとの家賃まで知るほどの関係を築く。

あたしは彼のおもしろさに
ひとめぼれしたのだった。

懇親会はいい気持ちだった。
偶然隣りに座った常務のワインがなくならないよに
心がけていたつもりが
酔いがまわって
手酌を2回も許す失態。

トイレに行って
研修で隣りだったひとの近くに
さりげなく遠征する。
もちょっと喋りたいと思った。

独身で彼女もいない模様。
そんな情報を手に入れても仕方ないじゃないかと
冷静な自分は考える。

懇親会1次会終了時に
どさくさにまぎれて連絡先をゲットする。

怒涛の一週間に疲れ果て帰るつもりが
2次会はカラオケだと聞いて歌いたくなる。

2次会終了後
駅まで
とろとろ歩く。

研修で隣りだったひとも至近距離で歩いている。

名残惜しくも
これ以上踏みこんだら
取り返しのつかないことをしてしまいそうで
必死で貞操ブレーキを踏む。

丸の内線で帰ろうとしてた彼を
銀座線に誘導してしまう。

新橋でなんとかさよなら。

夜風が気持ちいい
罪悪感な夜。

ランチ:800円
懇親会:会社持ち
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ロシア民謡「一週間の歌」木曜日編

2005-08-29 00:55:52 | 俺のすべて
怒涛の一週間4日目。

>木曜日に送っていった

今年13年目になるという
「MYSTERY NIGHT TOUR 2005
 稲川淳二の怪談ナイト全国ツアー」に誘われる。

怪談にも稲川淳二にも好奇心が擽られる可能性は皆無。
ただ、誘ってくれたひとの気持ちが嬉しかった。

あたしはただ単に
5000円分もひとを満足させられる怪談が
この世に存在するのかということと、
自分に必要なのは
食わず嫌いしない類の経験であるということから
思いきって参加表明してみた。

誘われたひとは20人近くいたらしいが
参加を表明したのは
主催者も含め4人・・・

なぜなら、チケット代が
伍千円!
スピッツのライブより高いだなんて
調子こきすぎだ、稲川。

当日は台風の真っ只中。
千駄ヶ谷に18時集合。
4人のうち2人は会社を早退したらしい。

会場の日本青年館はいい感じの襤褸さ。
中途半端に1360席。
さすがにほぼ満員だった。

肝心の怪談トークは
やはり
想定の範囲内だった。

どこかで聞いたことあるよな、
どこにでもあるよな怪談で
それを少々冷房のきつい空間で聞くのだ。

・・・とにかく寒かった。

5000円払っても
心底恐怖を体験できるトークは
存在しないのかもしれない。

妙な達成感と
稲川のダミ声を聞き漏らさないよに
集中した肩こりを抱え
四谷で笑笑に行くことにする。

ネタはもちろん怪談ではなく。
いい話ができた。

あたしは彼らとの笑笑でのトークを
買ったのだ。
代償は高くなかった。

稲川淳二の会談ナイト:5000円
笑笑:3000円
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美容師の陰茎

2005-08-27 02:33:10 | 美容師
会社の飲み会帰り、
気遣いに気疲れし
美容師に電話してみる。

「そろそろ、電話がほしいと思ってたころだった」
第一声めから攻撃される。

最寄駅から自宅までの500メートルを
ひとりで歩くには手持ち無沙汰で
5分ほど話したいと思った。

美容師は家でひとり酒。

今どき、パソコンを持たない美容師は
パソコンを買おうかと思ってるらしい。
パソコンを買ったら、
あたしのブログを見たいらしい。

そんなふにぐだぐだ話していると
不意に美容師は
「俺がやろうといったらどうする?」
と聞いてきた。

やるといえば
まず頭に浮かぶのは
「セックス」という言葉より
荒い息遣いと交わる肢体のイメージ。

なのにフライングをすると格好悪いので
「え、何を、ですか???」
と間の抜けた受け答えをしてみる。

あたしが頭に思い浮かべた、
破廉恥な好意は正解だったらしく
美容師がその気がないわけではないことに驚く。

去年の10月に美容師に出会って
それからずっとしたいと思っていたことだ。

正解だったことを充分、確信してから
「あたし、(美容師)さんに初めて会って
 30分後には記念に1回だけでいいからやらしてくれ、
 って思いましたもん」
と照れ隠しに言ってみる。

すると美容師は
「女のひとにやらしてくれって言われたの初めてだけど
 そいうふに感じてくれるひと少ないから嬉しいよ」
とマンザラでもない様子。

じゃぁ、今度お茶でも、
と電話を切ったわけだが
長い間思い描いてきた美容師とのセックスは
実現しなければいいと思っている。

甘美な交わりは想像上だけであって
経験してないことを悶々と想像を続ける方が
実質的な快感を実際に味わってしまうより
快感や疚しさが長続きする気がする。

今まで勝手に積み上げてきたあたしの美容師イメージと
今まで必死に積み重ねてきた美容師のあたしイメージを
崩したくないのだ。

つまり、
あたしは臆病者だ。

でも、
それでいいと思う。
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ロシア民謡「一週間の歌」水曜日編

2005-08-24 23:35:35 | 青春生き残りゲーム
怒涛の一週間3日目。
定時退社でバドミントンにしけこむ予定が
さすがに仕事が溜まり残業を強いられる。
あくまでも自発的。

>水曜日に友達が来て

残業中のおやつ代:78円

お財布にはやさしい残業日。
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ロシア民謡「一週間の歌」火曜日編 

2005-08-24 00:25:26 | 俺のすべて
怒涛の一週間2日目。

>火曜日にお風呂に入り

前日の交際費が高くついたので
安めの会食を希望。

中学生のとき通ってた塾の友達と
半年ぶり会食。

親戚が銀座で韓国料理を経営してるそうで
「おまけしてくれるよ」の言葉に浮き足立つ。

あたし、
近々、
仕事ですごく嫌なことが待ち受けてる。

なんとか自己主張し、回避しようとする選択肢と
甘んじて素直に受け入れる選択肢に
あたしは迷っていた。

ひと通りぶちまけて
「あたしの立場だったらどうする?」と聞いてみた。

彼女は慎重に言葉を選んで
後者だと思う、と答えた。

物事は
自分の我を通せばうまくいかない、
周りのことを優先すれば結果的に自分に返ってくるよ、と。

とりあえず
ココロがスーーーっとして
騙されたと思って後者を選択することにする。

彼女のひと言にいつも助けられる。

食事代:3000円
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ロシア民謡「一週間の歌」月曜日編

2005-08-24 00:12:02 | 俺のすべて
今週は怒涛の一週間。
月から土まで予定がびっちりだ。
ひと息もつけない。

自分で入れた予定とはいえ
今週だけで
ひと月分の食費を浪費してしまいそうだ。

>月曜日にお風呂をたいて

夫の家族と同居を始めた森三中の黒沢と
ロシアから一時帰国した森三中の村上と
村上の友人でホンデュラスから生還したナオコと
銀座にて晩餐。

しっぽり豆腐懐石。

・・・のはずが、
しっかり下トーク。

腸、捩れる。

いい年こいた、
いい女が4人。

それぞれの人生を抱え、
貴重なひとときを笑いで満たす。

4つのライフはバラバラで
やっと交わった線が
次にいつ交わるのか未定。

「きらきらひかる」の
ごはんシーンを彷彿とさせる。
あたしは小林聡美で。

食事代:5000円
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こんな夜にはこんな読書「行革のレシピ 日本の料理法 NZ風」

2005-08-23 00:29:19 | 恋のうた
中田ひろし狂の彼の鞄の中に忍ばせてあった、
「行革のレシピ 日本の料理法 NZ風」を借りてくる。

本のタイトル、センス技あり。

郵政民営化ネタで
NZの郵政民営化がチラホラと特集されてたけど
否定的な見解だったよな気がする。

この本は1997年に出版されている。
情報が古すぎるのは否めないとしても
中田氏の心意気が充分伝わってくる。

NZの大改革から20年以上経って
今のNZはどうなんだろう。
遠い目で見て成功だったのだろか。

成功の実否に関わらず
改革を成し遂げたことは
大きな成果だろうし、

そんな高い志を持つ、
中田さんがもっと活躍してくれるといいなぁと思う。

1997年といえば
あたしは若干二十歳で
短期留学中のNZで
一生分の愛をインド出身の青年に
注いでいたころだ。

中田氏と奇しくも
同じ大学を卒業しているというのに
片や、29歳で総選挙初当選・・・

あたしはどこで生き方を間違えたのだろう。

ところで
横浜市で公務員をやってる友達が
横浜市で公務員をやってる男と披露宴した際
中田氏から式場に祝電が届けられていた。
もちろん直接本人が出しているはずないけど
そんな気遣いに彼のひととなりを感じた。
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こんな夜にはこんな映画「運命じゃない人」

2005-08-22 01:31:27 | こんな夜にはこんな映画
エ(ア)ロダンサーに誘われて
「運命じゃない人」を見にいく。

渋谷のミニシアターは狭くて居心地がいい。

ファミレスなら、
壁側に座りたいあたしが
いつも壁側に座れそな調度いい、狭さ。

いまどき、携帯のない男との待ち合わせは入念。
有事の際の打ち合わせは特に。

映画は淡々としていて、よくできていた。
見せ方、魅せ方がうまい。
ハラハラしなくて、ドキドキする。
お金がかからなそうな、いい俳優を使うなぁと思う。

会うのは3回目のエ(ア)ロダンサーは
懐が深い感じがした。
落ちつきすぎていて、
あたしはどう接していいか判断がつかない。

緊張してオロオロするばかり。

このひとと腹を割って話せるよになれば
酒がどんなにおいしくなるだろう。

次回は
あたしが返り討ちしよう。
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水の都?

2005-08-22 01:15:48 | ハイファイ・ローファイ
ここ10年、
海やプールに行こうと誘われたことがなかった。

いや、誘われても頑なに拒絶してきた。

プールに行こうと言い出したのは
彼が初めてだった。
ハイドロポリスに行きたいという。

映像に耐えない醜い肢体を晒すのは耐えられないと
いつものよに断ってみたものの
今、脱がなければ一生、脱げない気がした。

自分を変えるのは自分だ、と。

競泳用以外の水着を着るのは14年ぶりだった。

夏の終わりに水着を選ぶ。
如何に安く
如何に露出部分を最小限に抑え
如何に気に入った
水着を手に入れるかが最大の焦点だった。

豊島園駅につくと
スタイルのいいひとばかりだった。

ひとりくらい、
自分以上に醜態を晒しているひとがいるだろうと
高を括っていた自分に焦る。

しかし
水着に着替え、
太陽の下に行くと
開放感にうっとりし
自分の肢体など
最早どうでもよくなった。

あたしはこの快感を
10年も封印してきた・・・

風と水と光。

あたしは昔から水が好きだったことを
思い出した。

思いきって自分を変えることは
こんなにも気持ちいいもんだ。

来年は臍ピアスに挑戦したい(嘘)。
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こんな夜にはこんな映画「うなぎ」

2005-08-22 00:58:49 | こんな夜にはこんな映画
「うなぎ」を借りる。
過去2回レンタルして
2回とも見ずに返した。

借りたいのに
家ではなかなか見たくならない作品。
3度目の正直で、見ることができてよかった。

平凡な人生をゆっくり歩んで
ある日ひょんなことからちょっとした事件に巻きこまれ
やっぱり平凡な人生でよかった~、みたいな
静かな映画を想像してたのに
正反対だった。

静と動の使い分けがキラリと光る、
最初から最後までひと息もつけない作品。
コメント (2)
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