旅する小林亜星

小林亜星情報満載

不惑

2010-01-26 23:40:28 | 青春生き残りゲーム
やさしいキスをしてくれた桜貝のひとに

2年半ぶりに会った。
桜貝のひとは40歳になっていた。

2年半前、セックスをお強請りしてしまったことが尾を引いていて
飲みに誘うことを一度は躊躇したけれど

少しはエンジニアとして桜貝のひとに近づけたんじゃないかと思って
あたしの行き先の参考に誘ってみた。

「前回みたいな粗相はしないよにするので飲みいきませんか」と。

返ってきた返事は

「粗相のない飲みなんておもしろくないけどね」とさ。

前回粗相した秋葉原と同じよな雰囲気になるのは嫌だったので
田町で待ち合わせして

こっそり盗み見た桜貝のひとの爪は相変わらずキラキラしてた。

あたしがネタを話す度に笑って細くなる桜貝のひとの目が見たくて
あたしは加速する。

幕末の話と
ブロードバンドルータの話。

桜貝のひとに会う度に

「もっと痩せろ」と言われるけれど

痩せたら

「また痩せたころに会いましょ」って言えなくなるから

ひょっとしたら痩せなくてもいいのかも。

いつまでも背中しか見せてくれないひと、
また痩せたころに。
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こんな夜にはこんな読書「ゼロの焦点」

2010-01-25 22:01:18 | こんな夜にはこんな読書
品川で初期だけいっしょにお昼ご飯を食べてた、
名前しか知らないお姉さんが

年始早々久々にメールを寄越したと思ったら

松本清張の「ゼロの焦点」を大絶賛してたので
生まれてはじめて読んで見る松清。

というか大抵の本屋に松本清張は30冊くらい置いてあるのに
「ゼロの焦点」だけ見事に売り切れ。

5軒くらい回って手に入らなくて焦れて
東京駅の丸善でやっと。

○の焦点・・・

はじめての活字松清はすごくおもしろかった。
これは眠れないわと思った。

これを映像化して土曜ワイド劇場にしてしまうと

途端に陳腐になってしまうのだろうけれど
特に犯人が自白するシーンとかは、

頭の中で風が吹きすさぶ断崖絶壁を想像すると
物理的に背筋も凍る。

犯人は意外だったし
最後まで行ったり来たり。

禎子は映画版の広末をそのまま想像しつつ

田沼久子は一体中谷美紀と木村多江どちらなのだろうと
むやむやしながら

能登半島の列車に同乗した。
久々に旅に出たい衝動。
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204

2010-01-22 22:15:02 | エ(ア)ロダンサー
「あ、今日こっちだったんすか」と惚けた振りして、ばばばばん。
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伯母

2010-01-22 22:13:52 | 恋のうた
青い眼をした、かわいいかわいいカレシの兄とタヒチ人の嫁の間に
今日男の子が誕生した。

「もうおじさんだねーーー」と電話でカレシに言ったら

「アキ男。も僕の家族になったら、おばさんだよーーー」と言い返された。

「カレシのパパとママにとっては初孫だねーーー」と言ったら

「二人目の孫はまた兄夫婦かな、それとも僕たちになるのかな」と言い返された。

恐いくらいに順調じゃんか、あたしの遠恋。
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202

2010-01-20 23:58:47 | エ(ア)ロダンサー
痩せやすいらしい先週の生理中にエ(ア)ロがんばったせいか、
はたまた昨日3回うんこをしたせいか、

昨日体重を量ったら
先週に比べて1.5キロ減だったので

もう残業も飲み会もしないで
毎日のあたしをエ(ア)ロに捧げたい。

というわけでノー残業デーの今日も
バドミントンよりエ(ア)ロを選択。

来月丸々休みを取るらしい
あたしの恋心をくすぐる中性エ(ア)ロインストラクターとは

もうしばらく会えないと思っていたのだけれど
今日彼女が居たのでびっくりした。

というかすごくうれしかった。

エ(ア)ロが終わってから
休み中にどこに行くのか話かけよう話かけようと思って近づいてったら

「平日に珍しいっすね」と言われたけれど

あたしの舌の上にはもう

「休み取ってどこ行くんですか?」という何度も心の中で繰り返した質問しか

乗ってなかったので

彼女の感想には何も答えられず
いきなりあたしの質問を開始した。

20代のときには4年も営業してたあたしが
なぜ彼女の前だとこんなにも口べたになるのだろう・・・

最初は

「旅に出るんです」と言ってた彼女から

行き先を吐かせるまで数回押し問答。
どうやら北海道でスキーかボードに勤しむらしい。

勢い余って
目が爛々になるのを避けられないまま

「あたしも今週末、函館行ってきますよ
 あ・・・でもだからと言ってぜんぜん絡みないけど・・・」

と尻すぼみの方向に自ら進んでしまい

最後は

「じゃぁ、元気で」と言って、しょぼん。

どんなに離れていても
たとえ会えなくたって

彼女と同じ都道府県に居られるのは格段にいい気持ちだ。

あまりに近づけない彼女のことを想いすぎて
今日は辛くなってしまったので

彼女のことを想うのはやめようと思う。

第一あたしの淡い想いのベースにあるのは彼女の本質ではないかもしれないし

万が一彼女があたしの思い通りのひとで
想いが成就しても、困るのはあたしだし。

あぁ、苦しい。
恋をするのは苦しい。

そして体重は昨日から0.1キロ減。
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防音

2010-01-18 23:51:15 | 青春生き残りゲーム
新しい現場は
関西人3人、千葉人1人、愛知人1人の男ばかり5人のチーム。

前から4人目までは頭のキレがよくて
かなりおもしろいけれど

5人目は毎回切り返す言葉に絶句するほどおもしろくない。

早く馴染めるよに
毎日みんなでお昼を食べに行くのに参加するのだけれど

話がもたない。

これが大人の社会というものなのか、
プライベートの話をまったくしない。

そういえば前にも男ばかりの現場に行ったことがあったけれど

性急に仲良くなろうと
スタートダッシュで下ネタ驀地だったあたしを受け入れてくれた、

今思うと温かい現場だった。

昼の定食屋で
お座敷に6人で陣取って

毎日のよに下世話な話に花が咲いてた。

ところで先日防音壁を買おうとしてる友達がいて
その現場は防音壁も扱ってる会社なので

これはいい話のネタが、と思い

どんな防音壁を扱ってるのかと聞いてみると
音楽狂いの彼らはさっそくネタに食いついてくれた。

幸先いいかもと思ってニコニコしてたら
数分で話が尻つぼみになってきたので

「防音壁がそんなに高いなら
 その中でシャワーとか浴びれたら、効率的で経済的ですよね」と発言してみたら

「そんなんじゃ、排水溝から音が漏れちゃうよ」と冷静にコメントされた。

いやいや、いっしょうけんめいボケたんだから
突っ込んでほしかったのに。

というかあたしのボケがそもそもわかりにくいのか。

そんなこんなで
あたしの下ネタはしばらく封印。

上品で畏まってて
肩が凝るけれど

仕事がめちゃくちゃおもしろいのでよしとする。
今のところ。

でも「仕事がめちゃくちゃおもしろい」とか言った瞬間に
それが泡となって消えてしまいそな気もするので

そんなに言うほどおもしろくないかもしれない。
と、言っておくことにする。
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200

2010-01-17 21:29:07 | エ(ア)ロダンサー
2006年10月に始めたエ(ア)ロ。

記念すべき200時間目は
あたしの恋心をくすぐる中性エ(ア)ロインストラクターのクラスにしたかったので

回数調整で
昨日はダブルヘッダー。

今日はいつもより早起きして
エ(ア)ロの前にトレッドミルで走り込みして

前から2列目の中央を陣取った。

開始時間になって
中性エ(ア)ロインストラクターがやってきて

彼女から距離にして1メートルのところ、
あたしの前がぽっかり空いてて

「ここ、空いてるよ」って言われたのだけれど

あまりに恥ずかしくて
最前列デビューは見送った。

でも切なくも、彼女の脇の下が見える距離。

バドミントン以外でずっと続けられるものは
しばらく見つからなかったけれど

エ(ア)ロ200時間というのは誇らしくもあり
楽しさの延長に鎮座してるだけでもあり。

今日はまた午後から
いとこの子供の結婚式だったのだけれど

ひと汗流してから
結婚式の衣装を着て

ジムを後にしようとしたら

中性エ(ア)ロインストラクターが
あたしの格好を見て、どうしたの?と目で合図してきた。

恥ずかしくて、照れ笑い。

そんな彼女とはしばしのお別れ。

先月入らなかったドレスが今日は入った。
確実に身体がしまってきたのは彼女への想いの横に。

今年はとりあえず怪我をしないで
300時間を目標に。

そして彼女と飲みに行けたらいいなぁ。
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構築

2010-01-11 01:34:31 | 青春生き残りゲーム
本社に2ヶ月いた間
日々何をしていたかというと

VMにCentOSを入れて
DNS、メール、ウェブサーバをたてたりしてた。

そんなのはネットをひとさらいすれば
誰だってできるのだろうけれど

たとえばVMでブリッジ接続にして
LANがゲストOSを認識しないから

何度もNICの設定をし直して

結局SUNのVirtualBoxのほうが
NICの設定が安定してることを発見したり

ほかのひとがたてたDNSサーバのセカンダリサーバになって
名前解決ができるようになったり

メールではSendmailのあとにPostfixの設定をして
うまくメールの送受信ができないのを

メールの配送ログからDNSサーバに原因があることを突き止めたり
Postfixの設定ミスを発見したりと

あたしの中の、切り札が増えた気がする。

最後にはそれぞれ授業で学んだことを
自分でくっつけて

ルータでIPSecのトンネルを掘って
アクセスリストを適用し

ある端末から
VMが入ってる端末のホストOSに対しては通信できるけれど

ゲストOSには通信できないみたいな構成を作り上げた。

これはとうとううまくいかなかったけれど。

配線からひとつひとつ自力でやれば
自分が何をわかってないのかがわかってくる。

でもそんなことより
オンラインゲームをPC2台でやりたい、

青い眼をした、かわいいかわいいカレシの家で

NTTのひとつしかNWの入り口がないONUに
ルータを買ってきて

実用的なLANを生まれてはじめて構築したことのほうが
感動は大きかった。

機器選定3時間、
機器購入30分、
機器設置3分、

これからオンラインゲームに興じるであろう時間30年・・・

ルータを買うときに

CCNAの知識を無駄に使って
「PCとルータの間はクロスケーブルですよね?」と

ビックカメラ有楽町店で店員さんに質問したら

「いえ、ストレートです」と言い張られた。

「AUTO-MDIXなので、どちらでもOKです」と答えてくれてたら

あたしだって納得したのに。

とまあ、そんな基本的なことも
勉強になったというわけで。
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こんな夜にはこんな映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

2010-01-11 01:21:47 | こんな夜にはこんな映画
というわけで
実話でも創作でもどちらでもいいけれど

過去ログで大泣きした、
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

の映画を見る。

「守護天使」と同じ監督の、佐藤祐市。

たいして期待もしてなかったけれど
映画の出来はたいして。

やはり映画は監督より脚本か。

過去ログの中の、マ男が初日に丸投げされた仕事を
自分でひとつひとつ調べあげて完成させた

過程を映像で見せてほしかったのだけれど

そこは無意味にすっとばされてた。

映像技術に頼りすぎでおもしろくしようとして
おもしろくなくなった感。

小池徹平じゃなくて
顔だけで存在感のあるよな役者を据えてほしくも。

たとえば松山ケンイチみたいな。
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こんな夜にはこんな読書「オリエント急行の殺人」

2010-01-11 00:06:36 | こんな夜にはこんな読書
小学生のころ、
推理小説がクラスですごく流行ったことがあって

そのときは教室中、本を読みまくってた。

あたしは土曜ワイド劇場の再放送を毎日のように見てたので

不倫、愛憎といったテーマが大好きで
三毛猫ホームズシリーズばかりを。

で、アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」を読んだ子がいて
読み終わってから

「犯人が○○だったんだよ!」と親切にもオチを教えてくれたので

ぜひ読みたいと思って
小学校を卒業してから10年くらい経ってから

その本を買ったのだけれど
当時のあたしには難しすぎて読めず

10年ぶりに見つけたその本を原点から20年経って読んで見る。
本当に犯人が○○だった!!!

こういうのを土曜ワイド劇場で愛川欽也が映像化してくれたら
おもしろいだろうに。

でも正直言うと
向こうの列車の文化がわからないから

誰々が列車のどちらの方向に移動して、という描写があっても
実際にはどうなのかよくわからなかった。

それぞれの外国人が話す違う種類の英語とかフランス語とか
身なりがいいとか

そういう細かい造作も含めてのミステリーなので
やはり底冷えする土曜日の深夜に

デビッド・スーシェにNHK枠で蘊蓄を傾けてほしい。
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