恋心、省エネ中

100から30になってしまった、
自分の気持ちを
素直に
カレシに話してみた。

付き合ったころほど好きでないかもしれない
嫉妬しない
セックスしたくない

こんな辛辣な感情を
淡々と
声色明るく話してみた。

でも
別れたいわけじゃないし
他に好きなひとがいるわけじゃない。

状況を改善するために
自分の正直な気持ちを話す。

なぜ別れたくないの？
という問いに
滴で喉が詰まる。

その滴を
ありのままに受け入れてくれた彼に対する、
この想いは

１年いっしょにいた故の情なのか
恋心が化学反応したのか

それはわからない。

黒やぎさんたら

とあるブロガーを
近々開催される予定だった、
オフ会にお誘いしたかった。

お誘いメールを送ったけれど
返事はいっこうに来ず。

そのオフ会に自分が行けないことになったとき
お誘い取り消しのメールを送ろうと
メールボックスを見ると
エラーでメールが戻ってきていた。

「アナタのgooアカウントにメールを送ったけれど
　戻ってきてしまった。

　戻ってきてたことに気付いた今日、
　メールを送る必要はなくなってしまった。

　白やぎさんの気分。」

とそのひとのブログにコメントを残すと

「内容が気になって
　来てるはずのないメールをチェックしてみたら、
　やっぱりgoo管理事務局からしかきてなかった。
　しろやぎさんに食べられてしまった手紙の気分。」

とレス。

童謡というより
平安時代の短歌の交換みたいだ。

そのひとの書く、詩的なブログ。
詩的な言葉を生で聞きたく。

トキメキと安定の序列

カフェでそのひとは
あたしの話をじっと聞いていた。

ひと通り話し終わると
そのひとは「ラストエンペラー」に出てくる俳優のよに
坊主頭に大袈裟な眼鏡をかけた顔をゆっくりあげて
あたしにこう言った。

「捨てることが不得意なのですね」

言われて初めてわかったけれど
それは当たりすぎるほどに
正解だった。

そのひとが提示した、
２枚ともそのひとのものではない、
トキメキのカードと
安定のカードが
目の前に
並べられている。

あたしは
どちらか一方を捨てることができず
ゆえに
どちらか一方を選ぶことができずにいた。

部屋がいつまでたっても片付かないのは
同じことかもしれない。

行動力と決断力はあるほうだと思う。

決断できるのは
決断することで
明確な何かを捨てる必要がないときだ。

そのひとは
あたしが苦手とする、
零と壱でものごとを判断する。

だからといって
冷徹で情がないわけではなく
零と壱以外の言葉でコミュニケーションを図ろうとする。

論理的に話す必要があって
自分の曖昧な心情を言葉に落とし込む必要があるので
目を宙に泳がせながら
そのひとと仕事以外の話をするのも嫌いじゃない。

そのひとのデジタルな爪の垢を煎じるべく
そのひとが好きな作家の本に挑戦したい。
きっと噛めない熟語の嵐だ。

「ときめきトゥナイト」の真壁くんは
結婚したあとも蘭世のトキメキだったのだろうか。

ときめきがなくなって
安定を手に入れたから
鈴世に世代交代したのだろうか。

あたしは
そのひとの目を見ながら
「トキメキで」と
カードを選んだ。

それは熟考の元では
もう答えを出せないと思った直後の
直感だった。

それは
自分が選んだカードだから
これから何があっても
自分の選択に責任をもとう。

Ｂ型の彼氏

村上の彼氏はＢ型だ。
話を聞いてると
気まぐれな天邪鬼っぷりに呆れる。

そいうあたしも
Ａ型とＢ型から生まれた、
生粋のＢ型で
かなりの気まぐれな天邪鬼だ。

それゆえか
村上の彼氏の複雑な愛情表現も
一見すると冷たく感じるも
なんとなく本意である優しさがわかったりする。

ひっくり返せば
たくさんの気持ちを抱いてるのに
それを素直に表現できなかったりするのだ。

ときには
同じ気持ちを抱いて
同じよな言動を自分の彼氏に畳み掛けてたりしてることに
自ら気付く。

先日
美容師と電話をしていて
彼もＢ型であることが判明。

ちょっとずつ美容師のことがわかってきた。
彼も気まぐれな天邪鬼だ。
愛すべき。

美容師が寂しくなって
電話してきた気まぐれなタイミングを
瞬時に嗅ぎ取り
攻めこむのが
最大の攻撃かと。

だからといって
Ｂ型誰もがみんな
気まぐれな天邪鬼ではないだろう。

ただ気まぐれな天邪鬼に遭遇しても
そのひとがＢ型だとわかると
なんとなく親近感が湧き
気まぐれも愛嬌に見えたりする。

ときには相手を魅きつける、
気まぐれな天邪鬼は
ほどほどにしないと
大切なひとは離れてくかもしれない。

鬱憤指数

お買い物。

自覚がなかったけど
かなりストレスが溜まってたみたいだ。

身体は疲れてるのに
こころは買い物続行を頑なに希望。

自分好みのものを探し、
色とデザインと実用性を確認し、
冷静になるために時間をおき、
財布と相談し、
本当に欲しいのかどうか自問自答し、
レジに向かう、
の繰り返し。

自分の外見に無頓着な、
あたしの買い物欲は
ストレスに比例する。

５点お買い上げ。

ここ数年
１日もずれずに毎月
子宮の壁を叩いてきた生理が
３日も遅れていたものの

買い物が終わったあとに
何もなかったかのように
やってきたということで
買い物という散財行為の偉大さに触れた。

帽子の世界に挑戦したいところ。

自転車操業

あたしの夢を叶えるには
ある程度まとまったお金がかかる。

先週
概算でいくらかかる、という試算ができた。

しばらく足踏みしていたので
試算できただけでも
立派な一歩かと。

貧窮していたひとり暮らしという贅沢から
窮屈な実家生活に出戻ったことで

この薄給でも
４ヶ月で赤字から黒字財政への改革を成し遂げ
今年度50万円の貯金を見こめるようになった。

試算と貯蓄能力を対照表にすれば
１～２年で夢を実現できそうだ。

あとは夢を実現するための
中身の充実と
夢を実現したあとの長期計画。

できるだけお金がかからない方法を検討し
手堅く貯金することで
お金がかかっても対処できるようにしとこう。

引き続き、
いろんなことにアンテナを張り、
好奇心と行動力で人脈作り。

夢の入口からの小さい光が
微かに見える。

夢追い虫。

三者三様

吉祥寺でごはん。

村上は
高いものを高く買う。

黒沢は
高いものを安く買う。

あたし、大島は
安いものを安く買う。

いいものを着ているのは
羨ましいけれど

自分の着たいものを
着たいときに
着れるのが
幸せだ。

そして黒沢の旦那は
お腹が出てる。

偽善する

今の会社に入って
２月で２年になる。

半年以上もプーしてて
よく社会復帰できたと思う。

自分の努力もあるけど
何より自分は環境に恵まれていたと実感。

仕事はおもしろいし
居心地いい人間関係だし
何より夢に近づいてる。

隣りの現場に配属されたＫは
今月で退職することになった。

１年強の結婚生活は破綻し
離婚したあと
半年前くらいから
まともに会社に来ることもなくなって
同期を引っ張ってた笑顔も消えた。

あたしが彼の現場に配属されてたら
あたしも鬱ぽくなってただろう。

あたしは
自分のことにいっぱいいっぱいで

本心を話そうとしない
Ｋのことを思いやる余裕もなく

というより
Ｋのことなんかきっとどうでもよかった。

本心を聞こうとも
本心を聞きたいとも思わなかった。

隣りの現場なので
会社の営業さんは
あたしにＫの状況を尋ねる。

わからないし
興味もない。
心配してる偽善者の顔を
とりあえず、する。

ひとつ言えることは
いい現場に出会えるかどうかは
運や縁で
自分も今後鬱にならない保障はない。

Ｋの送別会を企画してみる。
最後まで偽善。

往生際

美容師に内心、
「あ、太った」と思われたくなくて
髪を切るのは２ヶ月ぶり。

でも太った上に
髪型痛いと
目もあてられないので
自分への警鐘の意味もこめて
美容師に会いにいく。

ネットの世界に足を踏み入れた美容師は
生き生きしていて
今年は情報発信すると言っていた。

ハプバーに興味があるらしく
「今度いっしょに行く？」と聞かれ
アドリブがきかないあたしは
俯いて赤面するしかなく。

こんなときは
ハプバー行く前に
まず二人だけでやらしてくださいと
切り返すのが適当かと。

髪の毛を切り終わってあたしは
鏡に映る自分と視線を合わせて
彼女のかわいさに見惚れながら

マッサージをしてくれる美容師に
「感じる？もっと奥まで？」と聞かれ
アドリブがきかないあたしは
俯いて赤面するしかなく。

こんなときは
さきっぽでコリコリしてくださいと
切り返すのが適当かと。

この程度の球を
バックにレシーヴできずにどうする。

後学のためにも
シングルスやらしてください。

未来がない恋

友達が昨日、
ひとつの恋の幕を閉じた。

半年後に遠恋になることが決まっていて
遠恋はもうこりごりな彼女が出した結論は
前に進むことだった。

彼女が前に進むためのきっかけを作ってしまった、
あたしとしては
彼女の強さと
彼氏の遣る瀬無さが
気になるところ。

未来のない恋をしていたころ
すぐそこに別離のときが見えていても
あたしは寂しさのあまり
愛しさを断ち切ることができずに
松本千秋のように
残りの時間を精一杯愛することしかできなかった。

まだ好きなのに
離れることは
並大抵のパワーではできまい。

彼女が寂しさに負けることなく
次にまたいい恋ができますよに。