旅する小林亜星

小林亜星情報満載

筒物語

2007-03-31 14:19:59 | エ(ア)ロダンサー
同じ生年月日に生まれたひとと
1327円でプレゼント交換をすることになったとき
何か生まれた日にちなんだものをあげたいと思った。

八重洲ブックセンターに設置してある、しんぶん館。
明治5年まで遡って過去の毎日新聞を印刷してくれるサービス。
A3サイズで400円/枚。

一面と社会面を選べる。

社会面のほうがアサッテ君もあるし
その時代ぽいネタが満載かと思って
1977年3月27日(日)の社会面を1枚出力してみたが

稲城の丘陵地で少年がトンネル堀りをしていて
生き埋めになり死亡したという記事が真っ先に目に入ったのでやめた。

結局、1977年と1987年と1997年の3月27日の一面を出力。
計1200円。

これをプレゼント交換用にするために今度は入れ物が必要になった。

5軒の100円ショップを巡ってみたが
ピンとくるギフトボックスがない。

時間もなくなってきたので
ラップの芯の内部に入れて包装紙でくるもうと思っていたが
実家のラップはまだ使いかけなことに気付いた。

整理整頓術を出版しそなくらいの
専業主婦の収納術をもってして片付けられてるよなそのひとの家なら
きっとラップの芯もとってあるとふんで電話をしてみるとビンゴ。

早速そのひとの家に自転車を飛ばす。

用意してくれていたラップの芯はいくつかあったけれど
薄くて細くて柔らかくていまいち使い物にならず。

うんうん唸っているとそのひとが
「また賞状でも入れるの?」とひと言。

そう。
小豆島一周100km連続歩行ホステリングに行った帰り
完歩した賞状を入れるために
あたしがわざわざバドミントンのシャトルを入れる筒を持参したのを
そのひとは覚えていた。

!!!
バドミントンのシャトルの筒なら腐るほどある。
そして自分が大切に思ってるスポーツの象徴。

しかも無料。
プレゼント交換には最適。

ということでそのひとがあたしの中に吹き込んだアイディアの風を抱えて
あたしは家に帰った。

シャトルの筒を手ぬぐいで巻いて
自己満足プレゼントの出来上がり。

ドラマ「ヒーロー」に出てくる、
いつでも「あるよ」て言ってくれる田中要次がやってたバーテンみたいだ、
そのひとは。
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家族

2007-03-30 23:54:00 | 旅人
夫をもつひとと
妻をもつひとと
独身のあたし、3人で飲む。

結婚という概念が想像ベースなあたしにとって
子どもを作れないのではなく
子どもを作らないのであれば
結婚する意味はないのではないかと突き詰めて思ってきたが

子どもを作らないことを選択した二人は
家族がほしかったから結婚したと
そのときの感情をそれぞれ説明してくれた。

家族。
家族がほしいこと。

男と女を超えていっしょに生きてくひと。

家族がいることと
家族を作ることは違うのだろか。

それは全く新しい概念だった。
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御縁

2007-03-29 00:15:52 | ハイファイ・ローファイ
軽石の新しい男から

「やっぱり君とは付き合えない」と
世話人を通して連絡があった。

ほっとしたのと
ちょっとがっかりと。

でも今のあたしなら
負け惜しみでなく縁がなかったのだと思える。

水着審査や一次オーディションが受かっただけでも
十分ドキドキできたし

付き合えなかったのは
やはりそいうことなのだと思うし。

肌も合わせたことないのに
セックスする関係になるかどうかを決めるのは難しい。

今の男とはちゃんとセックスしつつ
また次の獲物をゆっくり探す日々へ。
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助手席

2007-03-28 23:30:55 | 大宮サンセット
水曜のバドミントンのあと
ビジターでやってきた土曜のHちゃん29歳を助手席に乗せて
錦糸町までドライブ。

アキ男。と話す話題がないよと言ってたHちゃんは
あたしが突っ込んだら悪いかなと思ってた結婚ネタをふってきたので
あたしもHちゃんに結婚ネタを突っ込んでみる。

あたしと同じ、B型でひとりっ子なHちゃんは
男ゆえなのかすごく安定してるよに見えて
「~すりゃーいいじゃん」と終始さっぱりしてた。

もちょっと話したいかもと思ったころには
14号は錦糸町の前にいて

「じゃぁ、すかいらーく行くか」というHちゃんの言葉は
本音かどうか量りかねて

勢いで、行かないよーと言ってしまったことをちょっとだけ後悔した。

いっしょにバドミントンしてるだけで
今までちゃんと話したこともないのに
なんだか親友にも話さないよなことをペラペラと喋ってしまったのは
Hちゃんがあまりにも脳天気な装いだったから。

薄く開けた窓から入ってくる夜風が気持ちよかったから。
Hちゃんとした基礎打ちのプッシュレシーヴがやりやすかったから。

なんだかくすぐったかったから。
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無形

2007-03-27 22:25:19 | 謝々!
誕生日は自分がお祝いしてもらうのではなく
親に感謝する日、というそのひとの思想を真似して

今までの誕生日は恋人にお祝いしてもらうのを当然と思ってきたけれど
30回目の誕生日は親に感謝する日にしようと思った。

けれど嫁に行くわけでもないのに
「30年間育ててくれてありがとう」とか
「産んでくれてありがとう」とか
「二人の子どもに生まれてよかった」とかは
こっぱずかしくて言えないので

感謝の気持ちは
自分の誕生日ケーキを手作りすることで表すことにした。

材料を買って家に帰ると
母はインフルエンザに感染したらしく寝込んでいて
誕生日ケーキはまた後日ということになった。

結局いつもの火曜と同じよに大好きなエ(ア)ロに行き
父が買ってきたお惣菜を夕飯に食べた。

いつもはけして洗わない食器の後片付けをしていたら
母が起きてきてありがとうと言った。

まるであたしが普段家のことを何もしてないみたいじゃないか。

とりあえず感謝の気持ちは形はないものの伝わったみたいだ、
ということにしておこう。

ありがとう、と
おめでとう。
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絞首

2007-03-27 01:59:36 | 謝々!
30歳を迎える瞬間。

何をしようかと散々迷ったけれど
歌舞伎町のホストクラブに行こうかと思っていたけれど
23時55分にレイトショーを見終わったあと

大好きなそのひとと電話をしたのがその瞬間だった。

この瞬間を迎えるまで
まるで死刑囚が絞首台に向かうよな気分だったけれど
当然ながら何も変わらなかった。

テーマはドリカムの「午前零時を過ぎたら」。

30年も生きてきたこと自体がすごい。

今まで育ててくれた親にほんとうに感謝と
なんとか無事に生きてきた自分におめでとう。
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こんな夜にはこんな映画「ホリデイ」

2007-03-27 01:47:46 | こんな夜にはこんな映画
20代最後の日に見ようと思ったのは「ホリデイ」。

ジャック・ブラックが最初にキャスティングされ、
彼はケイト・ウィンスレットに会えてギャラをもらえるならと
出演を快諾したという話を聞き見たくなった映画。

予告を見れば大体ストーリーが読める駄作。
予想通りの薄っぺらい映画。

けれど映画をこよなく愛する気持ちを思い出した。

「ミッション」、「炎のランナー」は見てみたいと思ったし
「ドライビングMissデイジー」はサントラも含め大好きな映画だ。

見たい映画を好きなときに見れる幸せ。
そんな30代も悪くない。
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軽石

2007-03-27 01:26:32 | 青春生き残りゲーム
今の男も居心地がよくてなかなか好きだけれど
実はもっとよさげな男がいるので
あわよくばそちらに乗り換えようと思っている。

今の男はけっこう吝嗇漢だし
何より関係が不安定。
将来的なことを考えると見劣りする。
価値観も若干ずれてるし。

新しい男はもっとお金をくれそうだし
何よりあたしがもっと自分らしくいられるんじゃないかと思うし
あたしを大切にしてくれそうだ。
腰を据えて長く付き合えそうだし。

どうしてもってわけじゃないけど
新しい男と付き合えたらいいと思う。

でも駄目そうだったら
もう少し今の男と付き合っていよう。

またよさげな男が現れるかもしれない・・・

というわけで
20代最後の夜はある企業の最終面接。

エージェントから相当細かくヒアリングされるとは聞いていたが
のっけから激しい攻防戦。

アプリケーションに興味があるかと質問され

興味があるかないかと言われれば
システム自体にはそんなに興味ないのにあるとは断言できず。
こんなとき正直者っぷりを発揮してどうする。

長く働いて一人前になってほしいけど
またすぐに転職する気じゃないのかと質問され

じっくり腰を据えて働きたいとストレートに伝えればいいものを
転石苔を生ぜずという諺はいい意味にも悪い意味にもとられるけれど
あたしはいい意味で苔を生しながら転石したいと噛みながら言ったら

最近文系のひととは話さないのでどういう意味ですかと切り返し食らうわで。

乗り換えるという視点では
男も仕事も同じだなと思ったわけで。

違うのは
男なら新しいのに乗り換えて
やっぱり違ったら別れればいいだけのことだけれど

仕事は新しいのに乗り換えて
違っていてもそうそう簡単には別れられないところで。

新しい男はあたしのことをちょっとは好きみたいだけれど
ま、そっちが付き合いたくないって言うなら
こっちはそれはそれでいいやってわけで。
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アキ男。29歳白書

2007-03-26 02:22:25 | 青春生き残りゲーム
29歳は今日が最後の一日。
この一年を振りかえってみる。

①夢
夢の方向転換

海外で働くという夢は実現の1歩手前まで行けたからこそ
今は海外へ無理して行く必要はないという結論に。

海の外に行かなくても英語で仕事をすることはできる。
今はまだ行く時ではない。

エンジニアとしてCCNA取得後
この一年もまともな資格は取得できず。
CCNPは挫折。

②バドミントン
2部で箱抜け1回
レシーヴ力は若干ついた。

③15人斬りの記録を18人斬りに更新
国籍は中国とフィリピンを追加

④旅行大臣
フィリピン
小豆島100キロ完歩→神戸→徳島→しまなみ海道→尾道→萩→島根→大阪→赤目四十八瀧
神戸+京都
北海道
屋久島

⑤35歳までの結婚
結婚の可否は藪の中。

⑥肉体コントロール
7キロの減量に成功

⑦本
読んだ本32冊
英語の小説は挫折。

⑧その他
新しいことに挑戦できた1年
ITIL講師
エ(ア)ロダンサー
スキューバダイビング
JICAの合宿セミナー3回
不倫3人

30歳という新しい10年の最初の一歩への抱負は以下。

①夢
海外で働くという夢は保留
直近ではエンジニアとしての生き方

翻訳の勉強
35歳までに経済的自立を。

TOEIC860点

②バドミントン
2部入賞を目指す。
ゲームの組み立てを自らできるよに。

③セックス
騎乗位とフェラチオのレベルアップ
挿入行為での昇天

④そのうち行きたいところ
富山
新潟
武尊山
広島
宮崎
湯布院
山形
ポーランド
かもめ食堂

⑤結婚
結婚の可否はとりあえず置いといて
自分らしい生き方の追究を。

⑥肉体コントロール
引き続きエ(ア)ロダンサー
肺活量アップ
大台脱出

⑦本
「坂の上の雲」読破
「蝉しぐれ」

⑧その他
タスクに沿ったスケジュール管理
ダイビング10本
フリークライミング
親に感謝
いとこに会う

アキ男。27歳白書
アキ男。28歳白書
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38

2007-03-25 12:37:17 | エ(ア)ロダンサー
エ(ア)ロ、38回目は
ひとつハイインパクトに階段を上がったベーシッククラス。

初めて見るインストラクターは30歳過ぎくらいの華奢な女性。

左腕の二の腕に岩手県のよな形をした、
横5センチ×縦10センチくらいの大きな真っ黒い黒子。

視線のやり場に困りつつ
どうがんばっても目に入ってしまう大きい真っ黒い黒子。
べっとりと。

生まれたときから付いてただろう黒子。

学校のプールの時間も
初めて好きなひとに抱かれるときも
相当の嫌な思いをしただろう。

もしかしたらそれでいじめに遭ったかもしれない。

腕を出さなくてもいい職業はいくらでもあっただろう。
デスクワークであれば夏だって7分丈のシャツを着れば隠れる。

けれど彼女は敢えて身体を露出するインストラクターを選んだ。

そこには生きる強さ、
プラス方向な開き直り、
生きること自体には何も支障がないことへの喜びさえ感じられた。

「あたしの中のリアス式海岸をご覧」くらいの勢いがある。

そして身体を動かし
汗が迸る快感が伝わってくる。

ウォーミングアップしながら
そんな余計なことを考えた。

エ(ア)ロに集中、集中。

今日の出来は9割。
呼吸もリズムもなかなか。

自分の身体の線を鏡で確認する余裕を。
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