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旅する小林亜星

小林亜星情報満載

再燃

2007-11-23 03:41:33 | 比律賓
愛とは何ぞやと考える機会をくれたS。
愛は、むずかしいと思うきっかけになったSの嫁、R。

久々に携帯に着信アリ。

11/21 22:05 Sから着信
11/21 22:21 Sから着信、「元気?」と留守電

11/23 01:01 Rから着信、無言の留守電
11/23 01:04 Sから着信

徒ならぬ雰囲気を感じて電話に出なかったので
ふたりに何があったのかはわからないけれど

Sがあたしに電話したことに
きっと嫉妬したR。

あんなことしといて勝手な言い分だけれど
ふたりにはふたりらしく幸せになってほしいと思う。

地獄に堕ちるだろうか、あたし。
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射勝

2007-07-19 22:59:15 | 比律賓
去年のちょうど今頃遊びに行ったフィリピンで
もたらしたもののMOSQUEDA将軍の別荘に連れてってくれた、
シャーウィンというフィリピノから、1年ぶりに突然メールがきた。

22歳で若気の至りに処女をいただいてしまったが故に
責任取って結婚する羽目になった不運としか言い様がない男から。

結局離婚することになって別居してる不運としか言い様がない29歳から。

彼の一行が日本に来たとき
名前を漢字で書くというのが流行って
いろんなフィリピノ/ナに名前を書いてあげた。

けれど「シャーウィン」だけは当て字ができなくて
ウィンはwin=勝と表意文字で変換してあげた。
射勝。

で、メールの内容といえば
「あのときみんなの中で僕が一番いいと言ってくれたけれど
 あれって本気だったの?
 恥ずかしくて言えなかったけれど僕も君がいいと思う」てな。

1年ぶりに。

そんなこと言うのに1年かかるってどんだけ恥ずかしがりやなのか
はたまたただの社交辞令な好意に縋り付きたいほど彼の人生はどん底なのか。

将軍の別荘に行くとき彼が雇った運転手が猛スピードで運転していて
前方を横切ってた野良犬を堂々とひき殺した瞬間
助手席から振り返って
「不快なものを見せてごめんね」と言ったときのシャーウィンの濁り無い眼差しだけが
心に残る。

射精で負け組、射敗。
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no more time, no more chance

2006-08-29 02:07:15 | 比律賓
hi5というSNSで知り合った在日フィリピン人。

横浜でPDS、パイプのデザイン?をしてるという25歳。
アルニスプレイヤー。

世界各国で仕事をしてるらしく
今月いっぱいで一時帰国して次はサウジアラビアに行くらしい。

鎌倉に行きたいというので
充分なコミュニケーションもとれないまま待ち合わせ。

待ち合わせはJR鎌倉駅で、というと
どう行ったらいいかわからないという始末。
インターネットあるんだから
そのくらい自分で調べなさいと思いつつ
彼の家から地下鉄で5駅目の桜木町の改札内で土曜の午後に待ち合わせ。

彼、Vincentは曇りなのにサングラスをしてて
やはり鼻から鼻毛が出ていた。

コミュニケーションは往路でとればいいやと思い
じゃぁ、行こかとホームに行こうとすると
彼は前から決まってたことのように驚きもせず
財布を忘れたから家に取りに行っていいかと言う。

財布なしでその切符どうやって買ったの?という疑問もそのままに
いいよと言うと
「いっしょにうちにくる?」と彼。

ははん、そいうことかと思い
充分なコミュニケーションも取れてないのに
そんな下心に早々に応じられるかと
その申し出は断って駅で待つことにした。

カフェで本を読みながら待っていると
しばらくして彼からメールがきた。

「今、叔母から電話があって
 昨日彼女と話したときは明日の日曜日に広島の彼女の家に行くと言ってたのに
 広島に行くのは今日になったといわれたよ。
 どうしたらいい?」
という内容だった。

あまりにでき過ぎた成り行きに
呆れて物も言えず
「楽しんできてね」と返信した。

桜木町くんだりまであたしを呼び出した彼の目的はいかに???

家に呼んでヤりたかったけど
拒まれたからポイ捨て?

できることなら種明かしは本人に聞いてみたい。
男の気持ちを理解するのは難しい。
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愛は、むずかしい

2006-07-11 23:30:34 | 比律賓
本能的策士で登場したSの嫁、R。

彼女は日に何度かメールを寄越す。
最早Sとの関係を問い詰められることもなく
すっかり友達のやりとりだ。

ドリカムの「戦いの火蓋」という歌を思い出した。

彼女の目的は友達ごっこではなく
あたしの動向を探るためなのかもしれないけれど。

彼女は22歳で看護学校に通ってるらしい。
Sと結婚して4年目だそうだが
彼以外の男に心を奪われたことはないとか。

なぜ彼を愛してるの?
彼の良さはなぁに?
と愚問を投げかけると

「彼はあたしの人生が終わるまで愛したいひとだから。
 どれだけ彼を愛してるかは言葉では言い尽くせない。」
とRの返信。

変わらぬ愛なんて存在しない、
ひとの気持ちなんかいつか変わるものだと思いつつ

人生が終わるまで愛したいと思えるひとに出会えた彼女が羨ましく
彼女の人生が終わるとき
その愛が続いてるかどうか見届けたいと思った。

あたしは心のどこかで
そんな愛を切望しているんだと気付いた。
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愛とは何ぞや

2006-07-05 23:55:29 | 比律賓
本能的策士で逢引きしたSは
あたしが日本に帰国した後もメールをくれる。

「僕はこんなにも君を愛している。
 君は僕を愛してる?」と聞くので

「愛してるってどいうこと?」と質問すると以下の答え。

Do you care for me?
Do you think of me?
Will you fight your love to me at all cost?
Are you happy with me?
Do you appreciate me?
Do you like me?

「答えが全てイエスだったら
 君は僕を愛しているという事実を受け入れるべきだ。」と。

愛してるってなんだろう。
大体いっしょにいることができないなら
無駄になる愛なら
お互いに愛してるかどうか確認し合っても意味がないと思う。

それでも彼が楽になれるのなら
あなたを愛していると言ってあげよう。

「僕たちは愛し合っているのだから
 愛を育み大切しなければならない。
 離れていても幸せになれる方法を考えよう。」

「君にお願いがある。
 君はセックスが好きで、
 好きな男だったらセックスをするみたいだけれど
 もう僕以外の男とセックスしないと約束してほしい。」

これがフィリピン式の束縛愛なのか。

「あなたが奥さんとセックスするのは理解できる。
 それがあたしを嫉妬させることをあなたはどう思うの?
 愛は平等であるべきだと思うんだけど。」
というあたしのメールに返事はこない。

はっきりとわかるのは
あたしは彼を愛しているのではなく
ただ愛しいと感じているということ。
あたしはまだ本当の愛を知らないのだということ。

そして愛していないひとに
あなたを愛してるというのは心苦しいということ。

ナンセンス。
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もたらしたもの

2006-06-30 00:55:45 | 比律賓
フィリピノの友達の中に警察関係者がいて
タガイタイ近くのMOSQUEDA将軍の別荘に招待された。

将軍は警察を引退していて
膨大な敷地の別荘で悠悠自適に暮らしてる普通のおっさんだったが
アロヨ大統領と親しげに写っている写真を見せ自慢げだった。

屋外で振舞われた料理に蝿がたからないよに
テーブルの脇に女性が立っていて
常にハタキを振りまわしていた。

そのハタキから落ちる埃のほうが気になった。

敷地内には母屋からつり橋が出ていて
つり橋の下にはプールが2つとコテージがあって
つり橋の向こう側に渡ると闘鶏飼育場と闘鶏学校が併設されていた。

このご時世にたくさんの鶏が放牧されていて
アメリカから輸入したという血統書付きの鶏がたくさんいた。

ここに鳥インフルエンザが上陸したら大変なことになるだろうと思いながら
ナイフなしの闘鶏をやらせてもらった。

将軍のお付の警官が弾なしの拳銃を触らせてくれた。
緩い。

将軍はしきりにビジネスの話を繰り返していたが
ぽつりと言われた植民地時代についての言葉には何も返せなかった。

「スペインはフィリピンに怠惰を教えた。
 アメリカはフィリピンに技術を教えた。

 日本はフィリピンに残酷さを教えた。」
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馬尼拉という街

2006-06-29 23:56:05 | 比律賓
マニラは何が有名なの?
と聞かれハっとした。

遺跡とか建築とか
これといって有名なものはないのだ。

島々を訪れなければ
本当のフィリピンの美しさは見えないのかもしれない。

あたしは3日間マニラにいただけで
フィリピンの1%も堪能してないはずだ。

マニラの街は
太陽と汗と排気ガスと活気と笑いがミックスされたにほいがして
あたしはそこがマニラで一番好きなところだ。

エアコン付きのタクシーに乗るより
ジプニーやトライシクルに乗って
くしゃくしゃの紙幣を手渡しながら
汗を拭き拭き
風を頬で感じるほうがエキサイティングだった。

マニラ大聖堂やサンチャゴ要塞を訪れるより

職員がいっしょならIDなしに顔パスで入れちゃう外務省や
恐る恐る近づいたアロヨ大統領の住まいや
便座もトイレットペーパーもないサント・トーマス大学のトイレのほうが
よほどマニラの生の匂いがした。

「次はいつ来るの?」と聞かれ
「近々ね」と答えながら
もう来ないだろうと思うのは

フィリピンという国をすっかり知った気になって
世界にはまだまだ訪れたい国がたくさんある、
同じ国を2度も訪れたくないと思うのは

ひとりの男を深く知るより
たくさんの男をちょっとずつ知りたいと思う、
あたしという人間の未熟さに通ずるところがあるのかもしれない。
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本能的策士

2006-06-28 00:10:49 | 比律賓
1回の飲みと
1回のランチを共にしたおっさんに
「本能的策士」という称号を頂いた。

本能的策士というのは
既婚男性に都合のいい、
つまり無意識に隙だらけであるということなのかもしれないと思った。

つながる瞬間
いっしょに仕事をしたエンジニア、S(26)に
マニラで会うことになった。

ひとつの仕事をいっしょに完成させたという一体感が
あたしたちの初めての出会いをより興奮させた。

ホテルに迎えにきたSはやや若禿げだったが
笑顔が眩しかった。

ホテルのロビーでしばらく談笑、のつもりが盛り上がってしまい
かなりの時間、談笑。

Sはあたしの話を真剣に聞き
なぜ?を繰り返していた。
あたしが適切な単語を見つけられずに言いよどむと
忍耐強くわかろうとしてくれた。

刺激的なキャッチボールだった。
スマートな男だと思った。

Sは結婚していて
子どもがひとりいるということを知った。
少しがっかりした。

Sはマニラベイの近くのフィリピン料理に連れってくれた。
たまたまマニラ記念日の夜で
間近で打ちあがる心臓に響く花火を
口を開けていっしょに眺めた。

このあとどうする?
飲みに行く?
お酒を買って君のホテルで飲む?と聞かれ

部屋に入れるということは
セックスをすることになるかもしれないと思った。

そしてしてみたいと思った。

セブンイレブンでワインと氷を買い
ホテルに向かう。

向かい合った2つのシングルベッドのひとつずつに腰掛け
話の続きをする。

レストランで
あたしが仕掛けておいた、
「美容室で髪の毛を触られると感じてしまう」
というネタを使って
Sはあたしの髪に触れ
首筋にキスをした。

押し倒された。
期待通りの展開だが
「ゴムがないとできない」と言うと
Sは指のスピードを早めた。

気持ちよくすれば根負けするだろうと思うのは
中国人もフィリピン人も同じみたいだ。

妊娠したらどうするの?
あたしがエイズだったらどうするの?という問いかけに

僕は射精をコントロールできるから大丈夫、
君はエイズでないと信じてる、と答えるのは
中国人もフィリピン人も同じみたいだ。

ホテルの近くのセブンイレブンにはゴムがおいてなく
少々歩いてドラッグストアでゴムを半ダース購入。
世界のオカモトはマニラでも健在だった。

生でしようとしたくせに
ゴムを念のため、と二重にするのには
矛盾だろと思った。

そしてSとあたしは
激しいセックスを静かに4回した。

乳房をなぶるよな乱暴さに
陰核を齧るよな乱暴さに
快感を覚えるあたしはやはりMかもしれない。

お尻の穴を舐められたのも
お尻の穴を舐めさせられたのも
アナルを奪われたのも
初めての経験だった。

オーラルセックスのあとに
ペニスをあたしの顔や耳に擦りつけるよに指示されたのも
初めての経験であり
カルチャーショックだった。

あたしはSを好きだと思ったけれど
異文化をもつ男とセックスすることを
旅行中に現地人とセックスすることを
スタンプラリーや女の勲章のよに扱い
これもひとつの文化交流であり
相手のことを知る短絡的な方法だと考えていることを
悟られないよに意識した。

朝5時にSの嫁からどこにいるの?と連絡があり
Sは帰って行った。

あたしが帰国する朝、
Sはさよならを言いに
もう一度セックスをしに
ホテルに会いにきた。

セックスをしたあと
Sは「Do you miss me?」と尋ねた。

空港に向かうタクシーの中で
Sは急に身をかがめた。

Sの嫁の兄、つまりSの義理の兄は
ドバイで働いていて一時帰国していた。

Sの義理の兄はあたしが帰国する日に
ドバイに向かうことになっていたらしい。

あたしたちのタクシーの前を走っていたのは
Sの義理の兄の車で、
つまり見送りに行くSの嫁も乗っていた。

タクシーの運転手がスピードを緩め
Sの義理の兄の車から離れた。

ニノイ・アキノ空港について
Sとキスをしてさよならした。

今にも泣きそなSを見ても
寂しいと思わなかった。

成田空港について
SにSMSで無事着いたことを告げた。

夜中にフィリピンから国際電話がかかってきた。
電話に出ると
相手は何も言わずに切った。

Sの嫁から同じ番号でSMSが送られてきた。
「あたしはSの妻です。
 Sに会ったのはいつ、どこで?
 Sはあなたのカレシなの?
 Sはあなたを口説こうとした? 
 あたしたちには娘がひとりいて、もうひとり妊娠中なの。
 あなたたちのやりとりを見て本当に不快だわ。」

どうやらSが眠ってる間に
Sの嫁は携帯を盗み見たらしい。

あたしは
Sは大切な友達のひとりで
Sに会ったときには他の友達もいたと返事をした。

Sから「愛している」とメールがきた。
不倫をするなら嫁に気付かせないのが礼儀と思うあたしは
恋愛バロメータの針が振りきれていて
どこか壊れていると不安になった。

左の乳房にキスマークがついていた。
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Thanks God

2006-06-27 00:07:13 | 比律賓
キリスト教の国、
フィリピンから無事生還。

どの宗教も信仰してないけれど
もし神が存在するとしたら

飛行機が落ちなかったことを
スリに合わなかったことを
誘拐されなかったことを
誰も傷つけなかったことを
誰にも傷つけられなかったことを
麻薬の密売人に仕立てられなかったことを

今自分が生きていることを
神に感謝したいところ。
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インターナショナルプラトニック不倫?

2006-03-01 01:05:33 | 比律賓
前述の既婚のフィリピノからきたメールに
「Aishiteru」と二度書いてあった。

I love you.の日本語直訳を教わったのだろう。

さすがに違和感を覚えたので
I love you.をどいう意味で使っているのか
率直なところを聞いてみた。

英語の「愛してる」というのは
そのひとのことを気にかけていて
そのひとに悪いことが起らないといいなと思っていて
そのひとを大事に想うことだ、
という返事だった。

女として好意を持たれてるのかと誤解していたあたしは
ひとりドギマギしてた。

I love you.という言葉は広義で
いろんな意味を持っているのなら
あたしは大きな声で
彼にMe, too.と言いたい。

そんな寛大な愛情表現に動揺しているようでは
真の国際人にはなれないと思った。

遠く離れていて
次にいつ会えるかわからなくても
自分のことを「愛してる」ひとがいる。

なんて贅沢なんだろう。
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