旅する小林亜星

小林亜星情報満載

吐気

2008-04-30 00:12:16 | 羽遊人
団体戦以外では
生まれて初めてのバドミントンダブルス1部出場。
記念出場。

相手の胸を借りて思いっきり試合ができるという脱力と
もしあまりにも不甲斐ない試合になったらどうしようというプレッシャー。

組んでくれたのはいっしょに練習したの1回だけの
週4回練習してて肘故障中のWキ。

試合開始早々、1部のスピードがあまりにも早く
対戦相手+パートナーについていけず、あたしだけミスばかり。

それでもWキの球運びのうまさで
なんとか自分のプレーをできる。

1部にはバドミントンの仙人ばかりがいると思っていたけれど
確かな手ごたえは2部の延長線上に彼女たちは存在してるということ。

1ゲーム目は19点までいけたものの
2ゲーム目は12点で打ち止め。

試合中に吐き気を催したのは久々だった。

スピードも球運びもミスの多さもショットの正確さも全然敵わなかったけれど
そこにはたしかにバドミントンの至上のおもしろみが転がってた。

出直すことにする。
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こんな夜にはこんな読書「食堂かたつむり」

2008-04-29 20:57:19 | こんな夜にはこんな読書
久々に単行本を買った。

本屋のランキングで上のほうに居座ってた小川糸の「食堂かたつむり」。
まさかの草野マサムネ帯文。

この本なら間違いないと思って買ったのが運の尽き。

あまりにもひどい本だった。
これだから一度も読んでない本を買うのは嫌だと思った。

もう二度と本を買うのはやめようと思った。

著者はあまりにも想像力がない、ただの料理好き。
ひとの感情や行動を自分の思うままにしか想像できないひと。

感情の襞々が表現されてないから
感情の流れもただ薄っぺらくて独りよがり。

そしておまけに押し付けがましい御伽噺。

もうひとつ加えるなら文章がおもしろくない。
心にもひっかからない。

「かもめ食堂」には行きたいと思ったけれど
「食堂かたつむり」に行きたいとは全然思えなかった。
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返歌

2008-04-29 02:04:46 | カイロプラクター
明日試合だというのに先週水曜日から痛い腰。

自分の中では最後の試合なので
2週間後に予約してたカイロプラクターとの逢瀬を今日にしてもらって
カイロプラクターの元へ飛んでゆく。

一番最後の受付だったので時間にゆとりがあって

いつもより念入りに、
いつもより卑猥な格好の施術が気持ちよかった。

カイロプラクターに消極的に気持ちを伝えたあと
すでに先週五輪ネタで盛り上がっていたので

あたしの気持ちはもうとっくに流産したのだと油断していたら

最後の最後に
カイロプラクターが伏せ目がちな憂いで

「今、『行人』読んでます。
 まだ最後まで読み終わってないですけど。
 で、メモも見ました。

 あれはどうしたらいいですか?」と。

全く予期してなかった問いに

ただただカイロプラクターを戸惑わせてしまったんだと認識して
「どうもしないでいいです」と朗らかに答えるのが精一杯だった。

それはまるで、オナニーみたいな告白だった。

つぼみは咲かなくても
カイロプラクターに気持ちを伝えられたと思い出すだけで

にやにやしちゃうくらいうれしかった。

事実上、あたしはふられたことになるのだけれど

もし気持ちを伝えなかったら
悶々とした気持ちを抱えたまま後悔してただろうから

このくらいの距離で丁度いい。
そしていつまでもいつまでも、甘い、ちょっと酸っぱい記憶になる。
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144

2008-04-28 00:53:08 | エ(ア)ロダンサー
今日も夢一夜の邪魔だ、あっち行け男はエ(ア)ロに来てた。

エ(ア)ロ中はまた話す機会もなく
無理して話すこともないだろうと思い、着替えて帰ろうとしたところ

邪魔だ、あっち行け男はトレーニングルームの出口のところに座っていて
まるであたしを待ってたかのよに

あたしが出ようとしたら席を立って行ってしまった。

あたしがあとに続いて帰途につこうとすると
邪魔だ、あっち行け男は後ろをちろちろ振り返るので

これは今日こそがまさに話しかけるタイミングだと思い
ずっとずっと心の中だけで温めてきた台詞を邪魔だ、あっち行け男にかけてみた。

「おつかれさまです。
 午前も午後も来てるんですか?」と。

鏡越しではなく初めて見る邪魔だ、あっち行け男の顔は
石川遼をちょうど気持ち悪くした感じ。

一度言葉を交わしてしまえば
あとはほんとに坂道を転げ落ちるだけで

駅までの道のりを
今まで聞きたくても聞けなかったことを矢継ぎ早に聞いた。

邪魔だ、あっち行け男も大分あたしのことを観察してたらしく

いつもYONEXを着てること、
バドミントンと書いてあるユニフォームを目撃したこと、
筋肉がバドミントンしてるひとぽいこと、など指摘された。

邪魔だ、あっち行け男は27歳、
そしてなんと日銀勤務。

出会い系なバドミントンの世界広しと言えども
日銀勤務の男には今まで会う機会なんかなかった。

希少。

駅前の邪魔だ、あっち行け男の家の近くで
また来週と言ってさよならしたあと

なぜ連絡先を交換しなかったんだろうとか
なぜ連休中に飲みにでも誘わなかったんだろうとか
ひと通り後悔してから

いやいや、1回目のコンタクトとしては適量だったと思い直した。

ここはこれまでのミスを活かして慎重になってもなり過ぎることはない。

もしかすると、もしかしちゃうのか。
出るか、人生の9回2アウト2ストライク満塁で、まさかの逆転満塁ホームラン。

か、フォアボール押し出し。

もう時間はあまりないのだけれど。
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独活

2008-04-27 23:29:31 | 大宮サンセット
17時、その店の最初の客として入店。
23時半、その店の最後の客として会計。

6時間半のワープ。
3人で約3万円。

3年前は仲良くなれないと影で泣いた相手と
3年後の今、こうして深い話をできてるありがたき幸せ。

在り難き。

独活が苦くて、梅肉が映える。
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こんな夜にはこんな読書「B型自分の説明書」

2008-04-26 01:07:21 | こんな夜にはこんな読書
本屋で一目ぼれしたけれど

B型信者みたいにただ買うのも癪なので
あたしと同じB型、
けれどB型亜種のTナちゃんの誕生日プレゼントにした本、

Jamais Jamaisの「B型自分の説明書」。

このたび目出度くTナちゃんが読み終わったので
予定通り貸してもらう。

本の中にはあたしのエキスがたくさん落ちていて
なんだかんだ言って自分がB型であることを誇りに思ってる、

典型的B型な自分がそこにいた。

本の中には当てはまらないこともたくさんあったけれど

というかそれはB型だからじゃなくて、
誰にだって当てはまるのだろうけれど

それがB型特有だとしても、誰にだって当てはまるのだとしても
そんなことはどうでもいい、と思う時点でやはりB型なのだ。

すごくすごく心にひっかかった言葉。

「■話が飛ぶ。

 ■のは『それまでの過程』を頭の中で考えてるから。
 自分の中ではつながってる。

 ■でもそれを人に説明するのはめんどくさいし、表現できない。」

というわけでB型のカレシに振り回されてるA型の村上の誕生日プレゼントは
「B型男と幸せになる方法―ミステリアスな男が突然かわいく見える!」
に決めている。

B型万歳。
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非属

2008-04-25 00:45:58 | ハイファイ・ローファイ
久々の登場、前のカレシ三波が好きな漫画家、山田玲司の「非属の才能」が
行き着けの図書館になかったので

購入依頼を出したひと月後
その本はまんまと購入されて

区で一番にあたしの手元に届いたのだけれど

どこまで身勝手なのか、あまり読む気がしなくて
最初の数ページで挫折した挙句、そのまま返却した。

本の内容は

要するに集団に属せないひとや、空気読めないと言われてるひとこそ
世の中ではその個性を活かして大成してる、という内容、多分。

そういえば前の前の前のカレシは
とある集団の中で空気が読めないキャラだったことを思い出した。

あたしが彼を好きになったのは
自分の空気の読めなさとシンクロしてしまったからなのか、

それとも彼のゴーイングマイウェイ的価値観を魅力的だと勘違いしたからなのか、

最後にはそのあまりの空気の読めなさに恋心が色褪せて
終わらせた恋だった。

あれから2年経って
彼の非属っぷりはやはり才能だったのか、それともただの痛さだったのか
確かめたくなって飲みに誘ってみた。

2年ぶりにまともに会話した彼は
相変わらずの空気読めなさっぷりで

酔ったからなのか、冗談なのか、腹いせなのか、
芝居口調で「セックスさせろ」という文句を繰り返し

その夜の懐かしさを情に変換してセックスすることをほのめかすので
あたしは小1時間でその場から逃げ出したくなった。

彼のそれはあたしの視点からは
相変わらずの痛さ以外の何ものでもなかった。

そしてここで一番痛いのは
過去の男の残像を思い出ケースに大切に大切に保管して

それらをときどき思い出したよに眺めようとする、このあたしだった。
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140

2008-04-24 23:00:21 | エ(ア)ロダンサー
140時間目のエ(ア)ロは
108時間目と同じインストラクター。

区切りのいい数字は彼女のためにとっといた。

彼女の名前がはじめて表示されてた。

雅子。
雅子。

雅子。

彼女のフルネームを口の中で何度も何度も大切に舐めまわす。

今日はエ(ア)ロのあとダンベルのクラスだった。

彼女は3キロ、
あたしは試合直前に肩や腕を痛めたくないので500グラムのダンベル。

ちょうどいい負荷に
彼女が「軽過ぎないですかー」と笑いかける。

笑い返す。

近づきたい。
触りたい。
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五輪

2008-04-23 01:01:02 | カイロプラクター
エイプリルフールに「行人」という本にほのかな想い託して
件のカイロプラクターに手渡して以来初めて

カイロプラクターに会いにゆく。

カイロプラクターは特に本や付箋について言及することもなく
あたしも特に本や付箋について追及することもなく

お互いに何事もなかったよに振舞う空気がそこにはあった。

あたしは想いを伝えられただけで満足していて
少なくともあたしにとっては気まずくならなかっただけよかったと思う。

ところで長野県出身の、
しかも今話題の善光寺の近くに実家があるカイロプラクターと
オリンピックの話題になったとき

彼はスポーツ全般を見るのが好きだと言ってたので
では1988年の長野オリンピックは見にいったのかと聞いてみれば

当時はあまりにも忙しくていけなかったと言うので

高校生だったカイロプラクターは彼女と乳繰り合ってたのだろうかと
勝手に焼きもちを焼いてみれば

通ってた乗馬クラブの馬の世話で忙しかったと言うので

ではそちらのほうに進みたいとは思わなかったのかと聞いてみれば

ま、いろいろあってそちらには進みたかったけれど進めなかったと言うので

カイロプラクターの人生は
とことんとことんあたしのそれとは交叉しないのだなと改めて思った。

またそんな馬と心を通わせてただろう、
カイロプラクターの細い手にまた恋心がふつふつと湧いてしまったりするのだ。

その存在だけで、愛しいひと。
あと2回だけ。
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一夜

2008-04-22 22:03:34 | エ(ア)ロダンサー
こんな夢を見た。

138回は鏡越しに目が合ってるだろう、
邪魔だ、あっち行け男にあたしからキスするという夢。

夢の中までも強欲なことに
邪魔だ、あっち行け男の隣にはこれまた好意を寄せてる誰かがいた。

邪魔だ、あっち行け男の心が手に入ってる上に

よく知ってるひとだけれど誰だかわからない、その好意を寄せてる誰かの気も
あたしは引こうとしてた。

特筆すべきは
「あ、この邪魔だ、あっち行け男とのキスはまたブログのネタになるわ」
と夢の中で思ったこと。

どこまでブログのために生きてるんだか。

邪魔だ、あっち行け男とのキスは正夢になるだろうか。
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