旅する小林亜星

小林亜星情報満載

新戸

2011-03-27 23:59:59 | 謝々!
昨年12月27日のニュージーランドでの挙式に続き
3月27日に第二弾の日本での挙式を予定していたけれど

大切なひとに不安定な状況に来てほしくなかったのと、
大切なひとを守るのに全力な大切なひとに家族から離れてほしくなかったので

去年の夏から伸ばしてた髪を切って、延期にした。

代わりに、34回目の誕生日に新しい戸籍を作った。

ニュージーランドで挙式したときにもらった、Marriage Licenseと婚姻届で受理されると思ってたところ
実はMarriage Certificateがないとだめと市役所のひとに言われ

わがままを言って

青い眼をした、かわいいかわいい旦那のママにMarriage Certificateを即行で取りにいってもらい
それをPDFで送ってもらって、なんとか受け付けてもらえることになった。

保証人の署名は自分の父母にしてもらい
要らないと言われた夫の署名を青い眼をした、かわいいかわいい旦那にしてもらった。

おじいちゃんとおばあちゃんになるまで
ずっといっしょにいるという決意表明的。

新しい戸籍を作ったと万歳したものの
青い眼をした、かわいいかわいい旦那は日本国籍を取得していないので

新しい本籍を北の地に定めた、
あたしの新しい戸籍にはあたししかいなくてなんとも寂しいのだけれど。

苗字もさらに別の申請書を出さない限り
あたしの苗字はあたしの苗字のままで

入籍したというよりは
ひとりぼっちになったという感じ。

ただただ、いつ何が起こってももうおかしくない事態で
好きで好きで大好きでしょうがないひとがあたしのことを好きで好きで大好きでしょうがないみたいだということと

好きで好きで大好きでしょうがないひともあたしも健康に生きていて
お金がたくさんあるわけではないけれど、不自由なく暮らせる家と仕事があって

毎日ごはんを食べて、コーヒーを飲めることにありがとう。

同じような食べものが好きで
同じような臭いの、同じくらい臭いオナラをして

ものごとに対して、同じくらいのお金を費やしたいと思い
ひとつのことをいっしょに楽しめ

身体も心もセックスをしたいと思えることにありがとう。
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秘部

2008-06-20 07:41:30 | 謝々!
予想以上にこちらでバドミントンをできそうなので
持参した3組の短パンとユニフォームでは足りないし

重いからと置いてきた英英辞典もやはり不可欠なので
出国早々母に頼んで荷物を送ってもらうことにした。

困ったことに出国前の準備にもたついて
パッキングが完了したのは出国当日の昼だったため

寝不足で頭は朦朧とし
あたしの部屋にある、親に見られて困る秘部を処分してくるのを忘れた。

背に腹はかえられぬが

バドミントンユニフォームが入ってるのは箪笥の3段目の引き出しだけれど
そのひとつ上の段にはあからさまにコンドームが入っているし

バドミントンの靴下をまとめて入れていた棚には
前の前の前の前のカレシにもらったピンクローターがタオルにくるまれている。
使用感たっぷり。

母は見つけても何も言ってこないだろうけど
自分の秘部を曝け出すのはまことに恥ずかしい。

帰国したときのことを考えるとまたまことに恐ろしい。
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同窓

2008-05-11 01:41:46 | 謝々!
なぜネットワークの世界に足を踏み入れたのかと聞かれれば
それは必ずしもネットワークである必要は全くなかったわけで

実務も資格も何もなかったあたしが夢破れて
ただただ英語を使って仕事をしたいと漠然と思っていたところ

アルファ+英語のアルファにたまたまネットワークがすっと入り込んできたとしか言い様がない。

英語ができるひとなんて世の中には結局たくさんいて
英語ができるよりは、アルファの部分が絶対的に必要とされてることを

ネットワークの世界に片足を突っ込んでから思い知らされるよになった。

と、先日英語の実務もネットワークの実務も未経験から
経験させてもらった現場の卒業生があたしの壮行会を開いてくれるというので

久々にあの居心地のいい座敷にもぐりこんだ。

その現場で粛々と経験を積み
今は大企業で働いてるひとたちの、わけわからない用語を聞くたびに

いまだに運用フェーズから抜け出せてないあたしは
抜け出そうともしてなかったけれど

なんだかひとり取り残された気がして、気後れしたのは確かだった。

いつまで経っても迷走中で自己実現できてないと、
水溜りにはまってるんだと、思っていたけれど

初心に立ち戻れば元々は
「英語を使って仕事をしたい」と思っていたところがはじまりだったのだから

その点に絞れば
なんだかんだ言ってあたしは自己実現できているのではないかというところに

たどり着いた。

大好きなカニクリームコロッケの2つめを頬張りながら

恋人にするならアレだけど結婚するならAP課長が
「恋する小林亜星」をリアルタイムでチェックしてることを知って

実はそれがなにより一番うれしかった。
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氷頭

2008-05-03 15:23:36 | 謝々!
水滸伝好きなゴジラ課長が
ちょっと早い送別会を開いてくれた。

というか、ただ飲む口実がほしいひとたちが集まった。

酔っ払うと同じことを何度も言うゴジラ課長の隣に座らされて
今日は彼が何度同じことを繰り返そうとも全部聞こうと覚悟。

鼻と鼻の間が30センチの距離でゴジラ課長が
「帰ってきたら、俺の下で働きなよ」と言ってくれた。

あたしはサービスを提供する側で

ゴジラ課長がまとめてるヘルプデスクは
あたしが提供してるサービスとユーザの架け橋的存在で

あたしが一番気を遣い、一番お世話になった部署だった。

そのヘルプデスクは精鋭女子部隊で構成されていて
コールセンターな女子と
インストラクターな女子とに分かれてる。

前者はなぜか選りすぐりの不細工ばかりで
後者は顔選考もしてると専らの噂のある選りすぐりの美女ばかりだ。

ゴジラ課長が多少なりともあたしの働き方を認めてくれたから
俺の下で働きなよ、と言ってくれたことがわかって

うれしくてうれしくて感極まって泣いてしまった。

涙が乾いたころ、でもよくよく考えると
将来的に縁あって彼の下に配属されることになったとしても

きっとコールセンターのほうなんだろうと気づいて
少し萎えた。

不細工を選りすぐってるわけではないだろうけれど
不細工の平均値を上げることになるわけで。

いやでも、ありがたいのだけれど。
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万引

2008-01-10 02:04:33 | 謝々!
初めて会ってから2ヶ月しかたってないのに
なんだか週1くらいのペースで会ってる牛にひかれて氏。

彼があたしに与える影響は計り知れない。

もう露呈しているであろう、あまり頭のよくないことを
それでもまだ隠し通そとしてるあたし。

事実、彼と出会ってからというもの、
あたしの世界は格段に膨張し、奥行きができた。

そんな牛にひかれて氏が毎回あたしにお小言するのは
あたしの図書館通い。

本をこよなく愛する彼は
図書館という制度は生活保護の一種だと、
君のよなひとが増えると出版業界は崩壊すると、
買えるくせに本を買わずに図書館で借りるということは著者の利益を搾取してるのだと、
つまり合法的万引きだと。

彼の唇は甘酸っぱいが
一理あるとは思う。

それでも図書館で本を借りることをやめずにいられないあたしに
牛にひかれて氏は「どうしたら本を買ってくれる?」と痺れをきらした。

「結婚してくれたら、これからは本買うよ」
と茶目っ気たっぷり答えたつもりだったのに

「俺、まだ結婚したくないんだよね」とまるであたしが
ほんとに求婚したかのよなリアクションに返討ち動揺。

だから牛にひかれて氏が
あたしが人類最後の女になったとしても結婚したくないのと同じくらいに

あたしは自分が人類最後になったとしても本を買いたくないのだ。

ただで手に入る情報にいまさらお金を払う気になれないし
これ以上所有するものを増やしたくないし
何より本を買うといつでも読める感で絶対に読まないからだ。

ま、人類最後になったら本屋から無料で好きなだけ本を手に入れられるけれど。

というわけであたしと牛にひかれて氏の図書館戦争は
今のところ小康状態だ。

ところで合法的万引きついでに
あたしの戦利品をふてぶてしくも計算してみよう。

2007年1年間で読んだ本は54冊。

1週間に1冊以上のペースだ。
今までの人生で一番本を読んだ年だったのではないだろうか。

もしそれらを借りずに、全部買っていたら¥71374になっていた。
年収の2%近くか。

明日、また図書館に行こう。
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認可

2008-01-05 00:24:06 | 謝々!
もう隣席にはなれないTから

バザールでござーるカレンダーを貰うついでに
嫁も紹介してもらう。

あたしと同い年の、その嫁は
愛想がよくて気配り上手。

そして健康的にかわいい先生。

非の打ちどころのない嫁っぷりに完敗。

Tの嫁に対する接し方が
見たこともない柔らかさなことに気付いてしまった。

Tの隣席に彼女がいるのは縁なのだと。
心の底から二人の行く末に乾杯。

許しを請われてないが勝手に
嫁になることを認めたろ。
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助太

2007-11-03 01:00:53 | 謝々!
14時間の時を超えて
テキサスのアメリカンがあたしの助太刀にやってきた。

ビジネスクラス。
2週間の滞在、一泊28000円のホテル。
極上の助太刀。

電話口で呼吸するたびに聞こえていた鼻息は
やはり体格によるものだった。

言語コミュニケーションに不安であるときは
身体中の意識が集中している耳から手に入る情報はなかなかのもんだと自負。

「今日の夜、送っとくから」と言って
その日のうちに送ってくれたことのないアメリカンは

けれど会ってみると愛想がよくてよく笑う。

あまりおもしろくないことを冗談ぽく言うとき
すごく早口になるので

周りにいるあたしたち日本人はぽかんと口を開けて
とにかくいっしょに愛想笑いをする。

たとえば部長が
「昨日はよく眠れた?時差ボケ大丈夫?」と聞くと

アメリカンは
「いやー、昨日は朝3時に目覚めちゃって
 明日も夜10時から仕事だから大変だよーhahahahahah・・・」と答える。

彼はおもしろいことはまったく言ってないのだけれど爆笑してるので
こちらも合わせて爆笑するという感じだ。

それでもオフィス初日にお気に入りのとんかつ屋に連れてって
さしでランチでも食べれば

同じ釜の飯を食うってすごい力で
あっという間に仲良くなれた気がした。

特に彼はUnix/Linuxに特化したエンジニアなので
あたしがなぜ汎用性の高いWindowsを選ばなかったの?と聞くと

彼が答えた、「前者にはflexibilityとtransparenceがあるから」という台詞は
至極エンジニアぽくて
それだけで尊敬に値する気がした。

これから2週間、
あたしは彼からどれだけのものを盗めるだろう。
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解毒

2007-09-19 01:00:10 | 謝々!
99進数のaquilaさんが
このたび乗換されることになったので
あたしと、すでに乗換したムックさんと送別会をささやかながら開催。

送別と言っても
ムックさんはもううちの会社にいないわけだし
aquilaさんとは同じ現場で働いてたわけではないので
送り出すわけでもサヨナラするわけでもなく
ただただエンジニアが会社の垣根を越えて集まったという感じ。

去年の9月にやはり今と同じく0地点に溺れて瀕死の重傷だったあたしに
aquilaさんは「見てて苦しそうだった」という理由から

まず会話レベルで相手の言ってることを否定するのを
止めるところから始めてみたら、と言ってくれた。

あたしはその言葉の真意がわからないまま
1年を過ごしてしまったので
また0地点に溺れて瀕死の重傷になりつつ
そのことについて再度aquilaさんに聞いてみた。

それは相手の主張を鵜呑みにするということではなく
たとえ自分と正反対の考えを持ってたとしても
相手の考え方をひとつの考え方として扱うということらしい。

あたしの理解力だと。

今日aquilaさんはあたしの近況を聞きながら
「可哀想!!!ギャハハ!」と爆笑した。

可哀想というのはあたしが、ではなく
あたしの痛さが、ということだ。

うまく生きれない不器用さが、だ。

aquilaさんはあたしの毒素を吸って
それを「プハーっ」と解放した。

それまるで「グリーンマイル」のコーフィのようだった。

aquilaさんは俗世から解放されたひとだ。
そしてあたしの0地点の救世主だ。

はたしてあたしの身体は軽くなった。

これからどうなるのかわからない。
けれどそれはそれとして受け止める勇気がたちどころに湧いた。
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産卵

2007-08-18 01:36:54 | 謝々!
最近の夕飯の食卓によく上るゴマだれ冷やし中華。

卵は錦糸卵ではなくゆで卵。
これがまたゴマだれによく合う。

ところが今日は卵が1つ足りなくて
2つを3人で分け合うことになると思っていたら
食卓には結果的に3つのゆで卵があった。

母にもうひとつの卵どうしたの?と聞くと
「がんばったら、もうひとつ卵産めたのよ」とあっけらかん母。

きっと父に頼んで買ってきてもらったんだろうけれど

思わず「じゃぁ、無精卵だね」と冗談言おうとして
父を隣に生々しすぎると思い直して口をつぐんだ。

黙って兄弟になるはずだった無精卵をいただいた。

周りがサーっと引くよな言葉を躊躇なく思いつくのは
そういえば昔からの才能だった、と思い出した。
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帆布

2007-06-09 19:33:47 | 謝々!
おねだりした、たまに帆布。

ずうずうしいついでに
他の色はないのと聞けば
自分で染めなさいとのことだったので

これ幸いな情報を得たりと
手芸やさんで
「ファイングッズの高純度・ファイン染料 コールダイホット」の、
オリーブグリン色を購入。

オリーブグリーンでなく
敢えてオリーブグリン。

やれプラスチック容器では染めるなだの
やれ染める温度は85℃だの
やれお湯の量は染める布地の目方の40倍だの
取説の口うるさくて気が向かず。

とうとう今日えいやと染めてみた。

相変わらずの先天性ズボラ症に加え
作業効率が悪いあたしは

お湯を沸かしてから
コールダイホットどこだっけ?とか
染める場所、洗面所の掃除しなくちゃとかバタバタバタバタ。

なんとか勢いで染めきったものの
染める前に水にちゃんと浸かってなかった部分がむらに染まってたり
つついてた割り箸のあとがくっきりだったり
途中で追加した粉末の染料を溶かさずに直で入れた跡が残ったりと
お湯の温度が適当だったから思ったより薄い色になったりと

散々だったけれど
お日様にかざしてみればなかなか味のある顔。
アースグリン。

エ(ア)ロバッグに認定。

まだ他の色に染め直したり
他の色と交じわせたりと

人生のよに自由自在に色を変えていける楽しみ。

若いときのよにそんなに簡単には染まれないけれど
まだまだ色が変わる余地がある。
あたしのよう。

うっかり染料液に浸けてしまった指先。
左手だけ宇宙人。
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