旅する小林亜星

小林亜星情報満載

啓示

2008-08-30 15:12:15 | 恋のうた
青い眼をした、かわいいかわいいカレシと
金曜日の夕ご飯はちょっと高級ハンバーガー。

待ち時間10分の引き換え券の番号は「69」。

それを見たカレシがにやにやして

「これって何かのサインだよね」と言って

その晩は仲良くシックスナインをした。

思考回路シンクロ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

性欲

2008-08-27 21:41:27 | 青春生き残りゲーム
話題満載だった「Boobs on Bikes」で宣伝されてた、
Erotica Lifestyles Expo
カレシの誕生日にカレシといそいそ。

老若男女でごった返す会場で
皆ほくほく顔で真剣に大人の玩具を選んでる異常事態の中

ショップのお姉さんに

「これ、このまがりがGスポットに当たって気持ちいいんだよ」と

真顔で説明され
羞恥心のアリ地獄に溺れかけながら

青い眼をした、かわいいかわいいカレシに

「どのバイブほしい?」と質問され

エクスポのイベントで
デロデロのストリップショーを間近で見学して

あたしこそがデロデロになりながら

「使用頻度が高いから、壊れにくいのがいいよね」と言うのが精一杯というわけで
結局2種類の玩具をお買い上げ。

久々にカレシ宅にお泊りしたら

「メニュー1と2、どっちがいい?」と聞かれたので

「2」と答えると

うつ伏せに寝かされて手を拘束され
視覚を奪われた状態で

股全開にされたまま

U字型で片方を膣に、もう片方をお尻の穴に入れるタイプのおもちゃを
お尻の穴に、

スピード高なバイブを膣に挿入されたところで
フェラチオを強請られた。

あまりの虐げられに大興奮。
もう元の世界には戻れないのだと。

自分のことながら
底なしの強欲さに辟易。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話題

2008-08-25 20:40:34 | 青春生き残りゲーム
暇を持て余したご婦人方と余生を楽しむ老人のたまり場、
市民相談所のボランティア研修。

研修と言ってもたいしたことはやってないのだけれど
唯一言語ハンデがあるあたしは

語学学校以外のクラスに参加するのは初めてなので
何もかもが緊張の連続だ。

クラスはネイティブスピーカー向けに行われるので
ゆっくりしゃべってくれたりなどしない。

奥さま方は休憩中コーヒーカップを撫で回しながら
暇つぶしのおしゃべりのひとときを楽しむ。

そんなおしゃべりさえもあたしには完璧には聞き取れないので気後れしがちなところ
積極的に会話に参加せねばと思いつつも
共通点がないので話すことがない。

そういえば前日に見学したばかりの裁判所で
司法判断は違法ではないとされた「Boobs on Bikes」。

ニュースを見ていても内容がいまいちわからなかったので
でも興味津々だったので
気を遣って話しかけてくれた中年のおばさんに

「『Boobs on Bikes』って一体何なんですか?
 誰がなんのために?
 なぜ法廷に持ち込まれたんですか?」

と聞いてみた。

上品なおばさんの顔が一瞬曇り
それでも彼女はちゃんと説明してくれた。

慌てて「boob」という単語を辞書で引いて青ざめた。
一番聞くきじゃない場所で振ってしまった話題。

下品な子だと思われただろか。
いやはや。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小指

2008-08-24 08:18:06 | 青春生き残りゲーム
日本アニメ大好きなオフィスの中国人男子に
金曜夜の飲みに誘われること3回。

あまりの強引さに根負けして
まったく興味を感じないけれど
鬼の居ぬ間に洗濯デート。

中華大衆食堂でごはんを食べ
ホテル最上階でそんなに高くないカクテル。

彼は広州出身で
大学受験に失敗したので

親戚に借金して21歳で渡新して
大学を卒業したばかり。

初対面の印象はいまいちでも
のちほど結婚相手になるかもしれない可能性を考え
ちゃんと話をする。

夜景とスーツマジックで
ちょっといい雰囲気になってしまったけれど

彼の小指の爪が異様に長いことがどうしても受け入れがたい。

ニューハーフ街を通り抜け
彼の家に向かう間の

「僕のこと、どう思う?」という甘いはずの台詞も

「LOVING U」というロマンチックなナンバープレートも

車の中でかかってたYUIのしっとりくる声の演出も

家まで送ってもらってサヨナラするときの
「おやすみのキスする?」という顔に似合わぬ提案も

小指の爪がみな台無しにした。
軽く吐き気。

うぷっ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通訳

2008-08-24 05:59:40 | 青春生き残りゲーム
件の絶対君主、MGRポーラが

日本のファンシーショップで買った農場風寝巻きと
NZのアウトレットで買った雪国風ブーツを

オフィスで着ていたあたしを頭の先からつま先まで眺め倒し

「なんて素敵な格好なんでしょう」と
賞賛とも皮肉ともとれる表情で言った。

夕方から大きい会議があるとのことで
オフィス内は少々ピリピリしてた。

誰かがあたしを指差して

「彼女にも出席してもらう?」と冗談めかして言うと

ポーラが「そうね」と言った。

何のことやらわからずにぽかんとしてると

「今日会議があるの。
 出席するオーナーの中に日本人もいるから
 あなたはポーラが言ったことを彼に通訳して、
 彼が言ったことをポーラに通訳してほしいの」とポーラの腹心、キャサリン。

ポーラの言ってることが理解できないのに
この仕事に関して全く予備知識もないというのに

出席する日本人オーナーとやらが
あたし以上に英語ができないとは想像しがたい。

なんのことやら、わからずにぽかんとしてると
夕方、とあるホテルに連れていかれた。

同行した中国人男子に

「これから一体何が起こるの?」とアジェンダを見ながら聞いてみると

どうやら、この会社は不動産管理をしているらしい。

今回の会議は250戸あるアパートの各部屋のオーナーが一同に会して
年に1回の報告会を行うようだ。

アジェンダには

「~号室の住人が50センチ駐車スペースをオーバーしていて
 何度も忠告したのに一向に改善されず
 5回目に起こったときにレッカー移動してもらったけど
 その費用は負担しないよ」などといった揉め事が満載だった。

会議開催30分前に
自分が働いてる会社の業務内容を初めて知り

どういった具合に通訳させられるのだろう、
ポーラの言ってることが理解できずに通訳できなかったらどうなるのだろうとびくびくしてるうちに

会議が始まった。
集まったオーナーは60人ほど。

ほとんどがNZ人で
アジア人がチラホラ。

会議は恙無く進むよに思われたが
どうやらさきほどから悪意的に会議を中断してる男がいる、と思ったら日本人だった。

彼は管理費の安い不動産会社に鞍替えしませんか?という主張をむやみに繰り返していて
あたしより格段に流暢な日本語英語で皮肉たっぷりだった。

あたしは一番前の会社側の席で
彼らと向かい合っていたので

その痛い日本人が発言するたびに
多くのNZ人が失笑してるのがよく見えた。

結局会議は1年間の契約更新ということで無事に閉幕。

ポーラはその唯一の日本人が問題なく英語でコミュニケーションできることを知ってた上で
あたしを「日本語の通訳」として会議内で紹介した。

サービスの奥深さをアピールするのが目的だと誰かが言ってたけれど
それにしても農場風な通訳未経験のあたしを据えるとはなんともお粗末な。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親友

2008-08-24 04:06:59 | 青春生き残りゲーム
精子様」という書き出しで
牛にひかれて氏がメールをくれた。

彼はどうしてこうも
あたしをひきつける方法を知ってるのだろう。

あたしは彼の友達になるために生まれてきたんじゃないかって
気がしちゃうほどのかけがえのないひと。

願わくば、永遠に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南非

2008-08-23 21:02:47 | 青春生き残りゲーム
越南人の友達、南アフリカ人とジンバブエ人のハーフ、
それでも結局南アフリカ人と鬼の居ぬ間に洗濯デート。

彼にまったく興味を感じなかったけれど
彼もあたしに興味があるとはまったく思えなかったけれど

とにかく南アフリカ人の友達が生まれて初めてできた。
31歳、独身。

23歳で渡新して
すでにNZのパスポート入手。

前日にデート、どこに行きたい?何が好き?と聞かれたので

「話すこと、
 食べること、
 歩くこと、
 自転車、
 海のそばでぼーっとすること、が好き、

 あ、先日電車に乗っててみかけた刑務所に行ってみたい」と返事したら

それの全部をやろう、と言ってくれたのでやや感動。

12時半に待ち合わせして
NZの住人は往々にして時間にルーズなので

「時間通りに来る?
 それとも遅れる感じ?」と当日の朝聞いてみたところ

「時間通りに行くよ」との回答。

結局彼は30分遅刻してきた。

彼らは遅れようと思って遅れてるわけではなくて

家からバスに乗って遠くの駐車場まで行き
待ち合わせ場所まで運転する時間を計算する想像力に欠けてるだけなのだと体感した。

あたしの心の中をそのまま反映したよな大雨の空の下
二日酔いでゲロゲロだった彼は

「どこ行きたい?」と運転する。

そのままだらだらと
whangaparaoaという夏だったら景色最高の場所までいく。

真冬真っ只中で車から降りることもできないまま
だらだらと会話を続ける。

「セックス好きなの?」

「キスはうまい?」

「フェラチオはうまい?」

「オレの、平均サイズより大きいのか、小さいのか、
 ズボンの上から確かめてみて?」

となんとしてもセックスに持ち込みたい模様。

「5大陸制覇」という野望が頭に浮かんだけれど
大切なものを失ってまで手に入れたいほどの興味を感じず断念。

それでも年末帰省するという彼の実家を訪問するのは魅力的。
アフリカ大陸に上陸する最後のチャンスになるだろう。

彼らの脳みそは音楽でできてる気がした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肩肘

2008-08-22 04:16:48 | 青春生き残りゲーム
肩肘を張ってないと
どこまでも堕ちていってしまいそな
危うさを自分の中に自覚してる。

洋服を買ったり
おいしいものを食べたり
友達と会ったりして

便器の底を見ないよに

誤魔化し誤魔化し
なんとかしてる。

ふと肩の力を抜いて
空を見上げると

あまりの、その美しさに
そんなことはどうでもよくなってしまったりする。

そしてまた今日も肩肘を張ってる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

司法

2008-08-21 21:02:23 | 青春生き残りゲーム
市民相談所のボランティア研修の一環として
州裁判所を訪問。

まず市民相談所に問い合わせが来る可能性が高い、
家庭裁判所の業務内容の説明や相談フローなど。

その後、自由解散で裁判傍聴へ。

大学生のとき、法学授業の一環で霞ヶ関の裁判所に行ったときは
人生悲哀交々を目の当たりにして

ひと事ゆえ、かなり好奇心をくすぐられた記憶が。

ボランティア研修中のおばさんたちといっしょに
恐る恐る開廷中の部屋の扉を開ける。

正面最前列中央にこちらを向いて、やはり黒い服を着てる判事、
すぐ手前に書記らしきひと、

中央真ん中こちらに背を向けて弁護士と検察官らしきひとたちが2列に、
最後尾に集中力のない警官らしきひと。

右側に13人の御ねむな陪審員、
左側に証拠書類を手渡したりする、小間使いみたいなひと、

左側最前列にこちらを向いて尋問されてる、
アイランダーらしきひと。

弁護士か検察官らしきひとが彼に尋問中。

尋問されてるのが被告なのか、証人なのかわからぬまま、しばし。

尋問されてるひとが
誰かがシャワーを浴びたあと、服を着せて、ベッドに寝かせたという細かい状況説明をしてる。

陪審員がいるということはかなり深刻な裁判と聞いていたので
殺人か?と思っていたところ

どうやら事は2000年に起こったセクハラ事件らしきことがおぼろげながら。

尋問されてるのは証人で、被害者の息子。
8年前のことなので、証人の記憶もおぼろげ。

彼の母親は救急車の運転手にセクハラを受けたらしい。

尋問されてる息子は

彼の母親が救急車で運ばれるときの、
救急車の運転手の立ち位置など細かなことまで尋問されてる。

救急車で運ばれたのが夜中で
その夜、息子は医師や看護婦と夜中の3時まで何かについて話をしたとか、しないとか。

次の証人がやってきたところで
お昼になり一時閉廷。

一体どんなセクハラで
8年もの間裁判を続けることになったのだろう。

そういえば同じ日に、同じ場所で
「Boobs on Bikes」という、ポルノショップ宣伝のための
おっぱいパレードが違憲かどうかの司法判断が出された。

そちらを見にいくべきだったと激しく後悔。

司法の判断は違憲ではないとのことで
翌日パレードは無事に行われた。

何でもおっぱいをあらわにした女性がバイクに乗って
パレードしちゃうらしい。

これまた市民相談所のボランティア研修で見に行けず。

おっぱいパレードというよりは
おっぱいパレードを観衆はどんな顔して見るんだろうというほうに津々。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栄盛

2008-08-21 20:43:15 | 青春生き残りゲーム
もてる。
とにかくもてる。

「男のこにもてる」て英語でなんて言うんだろうと考えちゃうくらい
もてる。

きっとこれが人生2度目の、そして最後のもて期と思われる。

金曜夜のオフィス。

中国人の男のこが飲みに行こうよとあたしを誘いに来たところに

そうはさせじと、
ランチをいっしょに食べに行った一歩リードの件のインド人が妨害に来るといった感じで。

ここにいると、自分が31歳で
少々、多少、かなり痛い女であることを忘れてしまう。

気がつけば
驚くほど年下の男のこと対等にかけひきしようとしてる。

ここで結婚しておかないと
一生できない気がしてならない。

ひとが結婚を決意するとき
というよりは男が結婚を決意するとき

何が決定打になるのだろう。

その決定打に、

あたしにはあと何が足りないのだろう。
それとも何が多すぎるのだろう。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする