旅する小林亜星

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正晃

2007-05-28 18:52:22 | アパート
いっしょにバドミントンしてる金髪40過ぎのおっさんが
食堂をやってるというので
機会を作って興味本位で突撃してみる。

おっさんは年だけれど
なんだかスっとしてて格好いいので
お店も食堂といいつつお洒落なとこだと勝手に想像してた。

おっさんに聞いたお店の名前からぐるなびで調べても
地図と住所が出るだけで
店内の画像やメニューといった情報は出なかった。

お店は駅から徒歩3分くらいで
ほんとうに「食堂」と言った趣きだった。
店の外には蝋でできた見本品。
草臥れた感。

店に入るとクックコートを来た、
店内で唯一垢抜け浮いたおっさんが出迎えてくれた。

席につくとお洒落なおっさんが選んだとは思えないよな、
奥さんらしきひとが水を持ってきて
「いつもお世話になっております」と表情を変えずに挨拶した。

定食はメイン、ごはん、味噌汁、漬物で500円。
安くて、家庭的おいしさ。

奥さんは最後まで表情を崩さなかった。
まるで惰性の接客。

おっさんが食堂をやってると言ったとき
言ってもいいですかとあたしが聞くと
おっさんはいいよと言ってくれたけれど

見てはいけないものを見てしまった気がした。
踏み込んではいけない部分に踏み込んでしまった気がした。

格好いいおっさんの生活の臭い。
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