旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

2005-07-25 00:52:31 | こんな夜にはこんな映画
深夜のカラオケ大会のあと
このまま捌けるのももったいない
気持ちいい夜だった。

「『ザ・パイオツ・カリ・いやーん』というビデオを見付けた。」
というメールを敢えて送りつけてきた、
Kの家に遊びにいく。

彼はそのビデオのタイトルを見て思い出した、
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を
レンタルしたらしく
空も白んだ午前3時にビデオ鑑賞会開始。

これを見るのが2回目というほど
Kはこの映画が好きらしいが、
あたしの琴線には触れなかったので
あまり期待もせず見たせいか、
シンプルな筋に
細かい仕掛けがうまく絡まって
純粋にエンターテイメントだった。

あたしは手に汗握りながら
パーレイの行方を見守った。

Kとあたしの間には
Mが死んだよに静かに眠ってる。

あたしはすっかりKにココロを許していて
Kはそれを知ってか知らずか
分かりやすい一線をあたしとの間にひいて
あたしが何者で
一体自分に何を求めているのかを
見極めようとしているように見えた。

あたしは
Kと友達になりたいと思った。

自分が丸腰であることを
必死にアピールした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2005-07-24 07:35:04 | 恋のうた
午前中に関西のユーザから問い合わせ。
電話で話すと、
モロ関西弁だった。

来週から中国の大連に出張で
それまでにイントラ内の通信を可能にしてほしいとの依頼。

手続き上の障害があって
日本語も英語もいまいちな中国側ユーザを
フォローしてくれた。
中国語を喋れるのだろうか。

おかげで19時ごろには
ほぼ全ての問題が解決。

10回めくらいの代表電話へのコールに
あたしがイノ一番に出ると
「もう声だけで(あなたと)わかるようになりましたよ」
と言われた。

なんのことはない、そんなひと言を
関西弁のイントネーションで発音され
あたしはその彼に恋をした。

20時ごろに
「僕、もう帰ってもいいですか。
 明日も出勤なので」という言葉に

「はぁ、どうぞどうぞ、お帰りになってください」とあたし。

家族の待つ、家に帰るのだろうか
はたまた
同僚との飲みだろうか
などと
顔も知らない彼の日常生活を想う。

そんな淡い夏の夜の恋。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オレオレ合コン

2005-07-23 00:11:17 | 

前の前の会社の先輩と合コンした。
先輩と言っても本社と名古屋支店とで離れていたので
あまり絡みもなかった。

5年くらい前に
本社の別の先輩の結婚式のとき会ったきりで
年に1回のメールと年賀状の交換を続けてきた。

じゃぁ、まぁ、久々に会って合コンでもという話に。

合コンの店を決める段階で
先輩は合コン慣れしてないことが判明。
頼りない感。

有楽町で再会した先輩34歳は変わってなかった。
相変わらずびっくりした顔をしている。

先輩が連れてきたのは高校の同級生。
野村萬斎みたいな男。
合コン受けする顔でほっとする。

久々に喋る先輩は
いい「間」を持っていた。

理屈っぽくて
ひとり勘違い野郎な
野村萬斎よりも
ビックリ顔の先輩の方が
女のこにウケがいい。

久々にこんな楽しい合コンで
迷わず全員参加で2次会へ。

親友Tちゃんが先輩がいいと
こっそり言うのでフォローにまわる。
番号交換もソツなくこなして合コン終了。

これは久々のカップル成立?と思いきや
数日後、Tちゃんと先輩の間でどうやらトラブル。

先輩はTちゃんに
以下のメールを送ったらしい。

どうもです!
昨日はありがとうございました。
また御飯かお茶でもしましょうよ!
Tちゃんはいつも忙しいの?
時間があれば近々どうです?

Tちゃんはごはんに誘われたと喜んだのも
束の間。
合コンに同席していた、
Mちゃんも先輩にごはんに誘われていたと発覚。

どっちともデートしようなんて
先輩もなかなかやるなぁと思った。
もちろんTちゃんは激怒。

先輩に連絡を取ってみると
悪びれた様子もない。

よくよく事情を聞いてみると
先輩は合コンメンバー全員で
再びごはんを食べる計画をしていたらしい。

前述のようなメールを送られれば
誰だってデートだと勘違いするはず。

「なんでそんなまどろっこしいことするんすか???」
と聞いてみると
「だって俺がTちゃんかMちゃん選んだら
 どっちかが傷つくだろ」
とのこと。

呆。

合コン慣れしてないのは仕方ないとしても
気に入った子がいればゴーアヘッド。

自分より友達が選ばれたって
それが合コンの掟だと
千戦練磨の彼女たちは重々承知もいいところ。

誤解が生じたとはいえ、
その謙虚な勘違いに
いいムードはどこへやら。

先輩には
謙虚でビックリ顔好きな女性がお似合いだ、
きっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな映画「ヒトラー ~最期の12日間~」

2005-07-21 22:30:50 | こんな夜にはこんな映画
彼とデートをした。
シネマライズで「ヒトラー ~最期の12日間~」を鑑賞。

記念すべき初映画デートに
この種の映画はどうなんだという疑問を持ちつつも
あたしもその映画に魅かれたので良しとしよう。

映画には特に新しい発見はなかったけれど
目を背けたくなるよなシーンがいくつもあった。
それでもそれらを直視しなければならないと思った。

愛する子どもを死に至らしめるほどの忠誠心や
他人を無残に傷つけてでも守りたいプライドが
罷り通る世界。

信仰が人間にもたらす影響は時に
凶器以上の凶器となる。

ヒトラーの映画と言えば
2001年に「モレク神」というのを
ラピュタ阿佐ヶ谷で見た。
あたしはひとりだった。

今も昔も
いい意味でも悪い意味でも
ひとを魅きつけるヒトラー。

映画のあとのごはんで
大好きなひとと
大好きな映画の話をする。

極上のデート。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第29回小豆島一周100km連続歩行ホステリングへのいざない

2005-07-15 00:01:27 | 小豆島
今年も募集開始です。
期 日 平成17年10月1日(土)~10月3日(月)
開催地 小豆島(香川県)
参加費 15000円(申込金を含む)

※地獄絵図です。

去年の記録はコチラ
あたしも写ってます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森三中の行方

2005-07-12 22:49:49 | 青春生き残りゲーム
風呂からあがると
蒲団の上でくつろいでいたのは
森三中の黒沢だった。
赤い縁の眼鏡をかけていた。

続いてトイレから出てきたのは村上。

それを素直に言葉で発すると
「ていぅか、アキ男が一番大島似じゃんよー」と
切り返し。

ウチラ3人はまさに森三中。
黒沢の用賀にある木造アパートで最後の晩餐をした。

黒沢は秋になったらお嫁にいく。
用賀邸は今月で閉鎖。

村上はアメリカから一時帰国して
次はロシアへ赴任。

そして大島は6年のひとり暮しに終止符を打ち
実家に出戻り。

3人それぞれが全く違う環境に移る。

用賀で過ごしたかけがえのない日々は
最早思い出だ。

あたしたちの未来は
この先どうなるんだろ。

朝、「いってらっしゃい」と
送り出された。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全国共通風俗券構想

2005-07-04 11:48:10 | 野生のチューリップ
親孝行な彼は
過ぎてしまった父の日に
父親に何をあげようか模索していた。

去年はお店で使えるマッサージ券をあげたらしい。

父の日には毎年何をあげるか困る。
母の日のよにカーネーションのよな
王道があればいいのに。

と、そこで思いついたのが全国共通風俗券。
キャバクラから始まって
ヘルス、ソープ、イメクラ、ピンサロ、デリヘルなど
幅広い射精産業関連業者の加盟を狙う。

1000円券からあって使いやすい。
太っ腹の10000円券も必要だ。
となると偽造防止にホログラムも必至。

父の日はもちろん
お中元やお歳暮にも大活躍。

係長から送られてきた風俗券を
課長である父は息子に
「これで筆下ろししてきなさい」と手渡したりするもよし。

デート中に、
チケットショップに風俗券が並ぶ様子まで
とうとうと彼にプレゼンしていると
彼は呆れた顔をして
父親にはゴルフで使える何かをあげることにすると
あたしに告げた。

実現するための唯一の障害は
風俗券を贈られた家庭で
それが如何わしい風俗券だと認識されないよにする点だ。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そこ、そこ。そこがあたしの性感帯。

2005-07-01 00:27:22 | 美容師
温泉やの結婚式が近いので
髪を切りに行った。

懐かしい船堀。
もう他人の顔をした町。

今日は美容師に報告したいネタがないなぁと思っていたのに
言葉がぽろぽろ降りてくる。

大学生のとき憧れていた下北のラブホに先日行ったこと、
下北の美容室で
「山口智子にしてください」と言ったら
ほんとに山口智子になれたこと、
ブログを書いていること、
美容師のことをブログに書いてること、
24歳処女の看護士、加藤はいねのブログのこと、
百会という頭のツボの場所、
ツボは性感帯なのかということ。

百会を押してもらったあたしは
きっとエロい顔をしていた。

美容師が好きだった東京の西から
おもしろくないという東京の東にやってきたのは
6年つきあってた彼女と
もういいかなと思って別れたことが
きっかけだったということを教えてくれた。

恋愛が面倒臭いといってたのは
それが原因か。

「彼女は6年もつきあったのに
 もういいかな、なんて理由で別れるのも
 (美容師)さんらしいなぁ、てわかってたの?」
とあたしが聞くと   

「わかってたんだろね」と美容師。

あたしの話に上の空になるほど
あたしの襟足をどうしようか集中してた美容師。

自分の顔に自信がなくて
自信がなくて
自信がなくて
鏡を正視することができなかったあたし。

今は鏡の中の美容師と目を合わせられる。
個性的な髪型のあたしは今夜かわいい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする