旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな読書「伊勢丹な人々」

2005-12-31 16:14:47 | こんな夜にはこんな読書
川島蓉子の「伊勢丹な人々」を読む。

ecute品川を立ち上げた、
JR東日本ステーションリテイリング
鎌田さんという女社長が
通勤時間の合間にこの本を読んでいた、
のをテレビで見た。

できる女を真似したくて
読む本も真似してみたが

ISETANで買い物しない、
センスが高くて、値段が高いものより
そこそこかわいくて廉価なものが好き、
アパレル業界に何ら関わりがない、
あたしには

ISETANの個性がどれだけ秀でているのか
その個性を磨いていくには
どれだけ努力しているのか
あまりピンとこなかった。

実際にISETANツアーもしてみたものの
ピンとこなかった。

できる女は
一日にしてならず。

されど
無知なあたしには
抽斗は多ければ多いほどいい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪意に感染

2005-12-31 14:59:38 | 俺のすべて
悪意に感染した、
メールを受け取った。

ここ数ヶ月、
仲良しこよしで
メールをやりとりしていただけに
ショックも強烈。

メールなんて
声色も顔色も抑揚も
感じ取れないんだから

よくも悪くも
如何様にも解釈できるし

揚げ足をとろうと思えば
いくらでもとれる。

そのメールを読んだ瞬間に
涙が零れそうになった。
辛辣。

すぐに
言葉足らずだったあたしの落ち度を
弁解すべく
返信メールを下書き。

知らぬうちに
あたしも悪意に感染していた。

悪意に同調するのは簡単で
よほど楽だ。

相手の悪意を攻撃し
きっと快感だ。

お昼を挟んで
あたしの頭が冷えた。

拒絶されても
拒絶されても
朗らかに立ち向かうK流を思い出した。

右の頬を叩かれたら
左の頬を差し出すのではなく
左の頬を叩かれる前に
相手を笑わせる。

ほんとうにわかってほしい相手だったり
ほんとうに大切な相手ならば
自分のペースで応戦すること。

悪意に感染した返事の変わりに
相手の悪意に
気付かない振りをして

朗らかにおどけたメールを
返信した。

2~3通のやりとりのあと
相手の悪意は消えたよにみえた。

後日、
Kにこの話をしたところ

「俺の意図したところとは
 違うと思うよ~」
とのこと。

これをK流亜種と名づけよう。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナンプラー日和 イン沖縄

2005-12-27 23:43:35 | こんな夜にはこんな音楽
スピッツのライヴに行くのは
3年ぶりだった。

いままであちこちいっしょに行った、
あたしのスピッツの片割れはロシア。

あちこちと言っても
地方は福岡、茨城、岩手ぐらいだから
あたしたちはそんな、
熱心な追っかけではないけれど。

今年のツアーは
ファンクラブ経由で応募したのにも関わらず
抽選に外れた。

電話発売は
ヌードで逆立ちしてもとれないもので
コンビニ端末発売の沖縄分にかけた。

発売日の当日、
9時半にあたしは
ファミリーマート豊島園店の前にいた。
豊島園でデートする前だった。

発売開始10分前に
コード番号を控えてなかったことに気付く。

1秒の気後れが命取りなのに
コード番号がなければ自殺行為だ。

思いつくままに
いつもパソコンの前で生活してそうな、
Hちゃんに電話してみる。
・・・寝起きだった。

Kやんに電話してみる。
・・・寝起きだった。
が、すぐにパソコンを立ち上げて
コードを調べてくれた。

書くものを持ってなかったあたしは
苦肉の策で
まゆ毛ペンシルで
その命のコードをメモした。

9時58分、
コンビニ端末にログイン。

指定席は即時売り切れ、
辛うじて立見ゲット!

大興奮で
少し泣いた。

初めて行く沖縄。
やっととれたチケット。

会場は沖縄市民会館。
開場の17時半まで思う存分観光を予定。

16時すぎ、
国際通りを闊歩しながら
沖縄市民会館の場所を聞く。

何故か、
誰もが首をかしげる。

そう、あたしがいたのは
沖縄市ではなく
那覇市だった!

最寄の交番までダッシュして
半べそで沖縄市民会館への道程を聞く。

この先にバスターミナルがあるから
そこで聞いて、と言われる。

半べそでバスターミナルまでダッシュ。

半べそで
一番最初に会った運転手さんに
バス乗り場をきく。

ちょうどバス乗り場にバスがきていた。

16時40分、バス発車。
沖縄市まで1時間。

半べそで眠りにつく。
米軍基地を通りぬける。

17時45分、胡屋というバス停に到着。

半べそでタクシーに乗る。
急いでくださいと泣きつく。

17時55分、沖縄市民会館に到着。

18時15分、スピッツ現る。
沖縄ヴァージョンなスピッツに
懐かしさを感じる。

無邪気に
恋人という噂の平井堅の歌真似をするマサムネ。

ファンとしては微妙な心情に、
それは交際宣言ですか?
と心の中で問いかける。

ゲイだっていいのだ。
マサムネが幸せなら、
それでいいのだ。

生のマサムネの声は
相変わらず透き通っていて

そしてこんなに力強い声だったっけ?
と新しい発見。

それぞれの曲に染み付いた思い出が
どんどん蘇ってきて
汗と半べそでぐちゃぐちゃになった。

やはり
初めてひとりで行くライヴは
楽しさ半減だった。

「マサムネ、よかったねぇ~」という
相手が隣りにいない。

空も飛べるはず
エスカルゴ
ワタリ
白い炎
ナンプラー日和
恋のはじまり
ロビンソン
ほのほ
スピカ
けもの道
夢じゃない
夜を駆ける
正夢
甘ったれクリーチャー
メモリーズ・カスタム
俺のすべて
みそか

アンコール、
8823
春の歌
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王様の耳はロバの耳

2005-12-27 01:46:00 | 青春生き残りゲーム
所謂、
親会社とそのグループ会社の、
接待風忘年会から
お声がかかった。

面子を見ると
男性は役職者のみ、
女性は20代のみ、と

まるで
女性をコンパニオン扱いな様相。

それでも
普段話す機会のないひとと話せる折角のチャンスだし、
逆に自分の顔を広げるのに
利用させてもらう勢いで出席した。

1次会は和風ダイニング。
偶然、いい席ゲット。

紳士で
謙虚で
スマートに会話をすすめる、
偉いひと2人。

他愛無い話題でも
そこから糸口を探し
会話を広げていく手法を学ぶ。

funnyでなく
紛れもないinterestingだ。

押しつけがましくない、
御酌のタイミングも見習いたい。

会社のお金で飲めたことより
学べたことのほうが価値が高い。

2次会はダーツバー。

いまどき、
珍しい初体験のダーツは
予想外におもしろく
真剣になった。

と、同い年くらいの社員のすごくかわいい子が
部長に意識的にべったりなことに
うっすら気付く。

自分から
部長の腕に乳を押し当ててる。

部長はエロい顔をして
死角になったところで
彼女の胸のさきっぽを
サワサワしている。

!!!

ダーツでポイントを稼ぐ度に
部長は
その場にいた女性全員の乳目掛けて
「ナイス・ダーツ」と言いながら
拳を押し付けた。

拒絶する間もなく
あたしも数回触られた。

あまりにも
旧体質な大企業のセクハラ横行に
言葉を失う。

拒絶できない雰囲気に
ヘラヘラしてるしかないあたし。

そのうち部長は
蟹の肉を口に食み、
ポッキー食いの要領で
キスを要求した。

「え~っっっ」という
なんともしがたいオーバーリアクションで
立ち尽くすあたし。

なんと
隣りにいた女性は
「恋しちゃうんで、キスはできません。」

と、不要なかわいさで
キスを回避していた。

他の女性が
代わりにキスをしていた。

飲み会のノリとはいえ、
乳やお尻を触られるのは
当然ながら不快だった。

が、大企業でいまだに
日常茶飯事に行われている、
セクハラの実情を体感できたことは
あたしにとって貴重な経験になった。

ふたつ、
悔し紛れに見解を述べるとすれば

今まで誰も部長を訴えようとしてこなかった、
または訴えることができなかった環境が
この部長を増長させているのだろうということ。

何が目的なのかわからないけれど
例え、それが出世につながるとしても
自分から乳を押し当てたり
キスに同意する女性は
みっともないと感じたということ。

そんな需要に供給する必要は
全くないと思うし、
プライドはないのかと思ってしまう。

それよりは
場の雰囲気を壊さぬよに
部長の横暴を阻止するよな、
「恋しちゃうんで、キスはできません。」
というナイスな言い訳を考えるほうが懸命だ。

場の雰囲気を壊さないことを選んだとはいえ
拒絶できなかったあたしも
プライドが足りないのかもしれない。

あたしは
うまい言い訳は考えられそうになく
二度と自分を安売りしたくはないので
この種の飲みには参加しないことにしよう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

究極!うすさ0.02ミリ!

2005-12-23 23:23:15 | 流れ星
会社を定時で退社して
アメ横に向かう。

1500円分プレゼント交換用
プレゼントを物色。

交換対象は
30代の男1人、女2人・・・

ユニセックスで
難度やや高。

失笑を買うべく
駄菓子1500円分とか
ちょっとお高めフルーツとか
美肌セットを検討。

失笑より
自分で買う気はしないけど
もらったら嬉しいもの、
というコンセプトに路線変更。

19時に買い物を終了し、
国立に向かう。

シャンメリーで乾杯、
チーズフォンデュでお腹いっぱい、
あみだくじでプレゼント交換、
午前3時まで喋りながら眠りに突入、
目覚ましかけず起床、
ジャージで炬燵、
温いひきこもり、
モスバーガーに買出し、
レンタルビデオ寝っ転がり鑑賞、
スポンジケーキのセルフデコレーション。

食って
寝て
喋って
笑って
うんこ。

ところで
あたしのプレゼントに当たったのは
遠恋中の彼氏と明日半年ぶりに再会するR。

明日買おうと思ってた、というので
どんぴしゃ。

ゴム製ではないそれは
ポリウレタン製。

前の彼氏曰く、

使用感は
至ってふつう、
とのこと。

安全で、甘い夜を。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋を駆ける

2005-12-21 23:04:51 | 美容師
新小岩に車でバドミントンしにいく。
帰りに美容師の住む街を通る。

ついでなので
バドミントンの興奮を引きずったまま
今日お休みの美容師を
ごはんに誘う。

あっさり却下。

にも関わらず
友好的に感じた今夜。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初対面・片平なぎさ

2005-12-20 00:48:10 | ハイファイ・ローファイ
なんとなく
なんとなく封印していたバドミントンを
再開した。

家の近くの中学校でやってるクラブ。

何より楽しかった。
増量した割にけっこう動けた。

シャトルに追いつきたいという気持ちに
なんとか身体がついていこうとしてた。

2つの出会いがあった。

ひとつ目
細くて
ゆるい格好をした
かわいい子がいた。

初対面なのにタメ語、
今にも
「鈍間な亀ね」と嬲りそな勢いの接し方。
高圧的で高飛車。

あたしは松本ちあきか。

いっしょにゲームを組んでも
あたしの存在を無視したよなプレイ。

他のひとには感じ良く接しているところから
若さゆえの人見知りお嬢ちゃんか。

この第一印象で
彼女はすごく損してるだろう。

そんなことを思いながら
時間が経てば
すごく仲良くなれそな気がした。

ふたつ目
同じ中学の先輩がいた。
3コ上だから
ちょうど同じ先生の学年、
同じ色のジャージ。

中学時代バドミントン部だった彼女は
片平なぎさとは対称的に朗らかで
よく笑った。

大好きだった橋本先輩の話をした。

初対面な感じがしないひと時。
思い出話に花が咲いた。

あたしも中1の春、
そのバドミントン部の体験入部に参加した。

体育館競争に敗れたバドミントン部は
人知れず「陸上部」と揶揄されるほど
毎日毎日走ってばかりいた。

体験入部ではいきなり
地獄の校舎周り3周×3本を
走らされた。

あたしは
「陸上部」に入るのを断念した。

人生最大の後悔、目下のところ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心機一転

2005-12-20 00:17:51 | 美容師
髪の毛を
オレンジ色に
変えた。

明日
予約が
とれたら
美容師に
会いにいこう。

ひとりの客として。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

half full と half empty

2005-12-19 00:38:34 | 青春生き残りゲーム
アメリカに6年出向してたひとと
飲んだときのこと。

グラスに半分入ったビールを指して
こんな話を教えてくれた。

half full と half emptyという言葉があって
グラスに半分入ったビールを
まだ半分もある、と思うのか
もう半分しかない、と思うのか

転じて
プラス思考と
マイナス思考を象徴する
いい例え、とのこと。

アメリカ帰りのひとに
自分はhalf fullですというと効果的だよと。

試してみるチャンスは
早々にやってきた。

しかも本物に。

その飲み会には
招かれざる客だった。

正確に言うと
人数合わせみたいなもんだった。

偉いひとばかりが集まる飲み会。
隣りのテーブルには
きっとこれから一生会うこともないだろうCIO。
ちびりそう。

先入観だけど
悪徳代官みたいな雰囲気を
醸し出している。

座ったテーブルには
中国人 3人
アメリカ人 1人
日本人 5人

日本語が話せる中国人が
張りきって日本語を話すため

日系企業に勤めてるのに
日本語が話せない
アメリカ人は必然的に蚊帳の外だった。

久々にネイティヴイングリッシュを聞けると
意気込んだものの
話しかけたアメリカ人は

・・・あまり会話に積極的でない。

そこで受け売りのhalf fullの話。

彼は、あぁ、その話ね、
とすぐにわかってくれたけれど

受け売りが完全に
あたしのものになってなかったせいで
「自分はhalf fullですというと
 効果的なのは本当?」

「いや、そんなことないよ」

という数秒間で話は終わってしまった。

受け売りするなら
もっと自分なりの考えや
その考えに至った事例などを加えるべきだった。

センスある話をするのには
単に受け売りは通用せず。

正直いうと
あたしはかなりのマイナス思考で
three quarters emptyだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとり反省会

2005-12-18 06:06:30 | 大宮サンセット
ひと月に一回の
会社の研修に行ってきた。
自由参加式。

普段は自分の会社から様々な取引先に
出稼ぎに行ってるあたしたちは
自分の会社のひとに会う機会は滅多にないので
研修は他のひとと仲良くなるいい機会だ。

忘年会の反省点を踏まえて
今日は違う切り口から攻めてみようと意気込んだ、
研修中の休憩時間。

トイレに行ったとき
洗面所で初対面の女のひとがいたので
勇気を出して

「はじめまして。
 アキ男。です。
 宜しくお願いしますね。」
と声をかけた。

彼女の自己紹介を期待して
彼女の名札を覗こうとすると

あれ・・・?
プイとそっぽを向いた彼女は

「すいません、
 仕事でほんとに疲れてるので。」
と吐き捨てて
トイレを出ていった。

・・・!!!

彼女が言いたかったことは
次のうちどれだろう?

仕事でほんとに疲れてるので
①アナタに名前を言う労力も惜しいです。
②アナタと仲良しごっこをする暇はありません。
③ナイフみたいに尖ってて触るもの皆傷つけたい。

経験したことのない事態に
あたしは「はぁ」という
温い返事しかできなかった。

むかつく、とか
何あれ、とか
びっくりとかいう感情ではなく

心がキリキリと痛んだのに
びっくりだ。

あたしのハートが
けっこう軟なことに
びっくりだ。

よほど彼女のこころは
荒んでしまってるのね、
などという寛大な受身はとれませんので
悪しからず。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする