Spitz JAMBOREE TOUR 2010 インＪＣＢホール

草野正宗に会うのは
また２年ぶりだった。

SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008 "さざなみOTR"　インNHKホールぶりだった。

JCBホールの、第一バルコニー2列23番席。
隣には長年連れ添った、愛しきあたしのスピッツの片割れ。

今年も彼女の隣で笑えるのがほんとに幸せ。

久々に生で聴く彼の声は年を重ねても
色あせるどころか、より透き通って圧倒するものだったけれど

あまり乗れなかった。

あたしの好きじゃない側のスピッツの曲が多かったもあるし
新しい曲には思い出が染みついてないから。

昔の曲にはフレーズごとに思い出が染みついていて
ひとつの音で、その思い出がしみ出してくるのに。

いい意味で草野正宗も年をとったのだと思う。
エッジがなくなったというか。

その代わりにMCの間というかおもしろさは格段にアップした気がした。

最近のダジャレを垂れ流すくだらないお笑い番組なんかより
ずっとおもしろかった。

草野正宗だって、いまだにあんなに格好いいのに

歯槽膿漏で口臭がきついかもしれないし
近くにいたら加齢臭だって飛んでくるかもしれないし

トイレの便座を下げない癖があるかもしれない。

今月入籍した隣の席で飛んでる彼女と
来年入籍するあたしのために

「恋のうた」を歌ってくれたりしないかなとか思ったけど
そんなに都合のいいことは起こらなかった。

初恋クレイジー
8823
君は太陽
ビギナー
愛のしるし
旅人
つぐみ
日なたの窓に憧れて
さわって・変わって
スターゲイザー
しろくま
ナイフ
愛のことば
恋する凡人
チェリー
スパイダー
放浪カモメはどこまでも
メモリーズ・カスタム
俺のすべて
ヒバリのこころ

アンコール、
不思議
花の写真
僕のギター

こんな夜にはこんな音楽「フォー・ユア・エンターテイメント」

慰撫のアダム・ランバートの、
デビューアルバム「フォー・ユア・エンターテイメント」が

80年代ぽい古さがあるけれど

あの透き通る強くて優しい声が
すごくよくて毎日聴いていたら

もう日本にいないはずの、
来日中のアダムと行動を共にできる機会に恵まれた。

カラコンをしてる鋭い眼光に包まれながら
彼がゲイだってことも忘れ

いっしょに穏やかなときを過ごした。

今だけ、今だけ、と思っていたら

婚約したばかりの青い眼をした、かわいいかわいいカレシに

「もうひとり彼女ができたから」と言われた。

すごく悲しかった。
あまりにも御都合主義。

エイプリルフールな夢。

こんな夜にはこんな音楽「THE E.N.D.」

NZでよく耳にしてた、
何度聞いても名前が覚えられないBlack Eyed Peasの
「THE E.N.D.」を思い切って聞いてみる。

どこまで行っても
どうがんばってもへんてこりんな歌なのに

ずっと聴いてるとなんだかよくなってくる曲たち。
「Boom Bom Pow」と「I Gotta Feeling」を中心に聞き込む。

そのうち「Alive」という曲が失恋ソングだと気付いたころから
歌詞に集中してくる。

「U make me feel alive I've I've I've」のaliveが

ずっとlieに聞こえてたので
嘘をつく悪い男の歌かと勘違いしてたけれど

「ほんとに好きだったよ」と繰り返す歌詞からは

なぜ彼が彼女から去ったのか不明。

「Party All the Night」という毎朝あたしを会社に行かしめてくれる

ノリのいい曲も実は

「ひと晩中パーティして、一日中寝てられたら、どんなに人生楽かね」

みたいな歌詞があたしの気持ちを代弁。

最後に「I'm so tits.」って聞こえるんだけど、そこも不明。

超おっぱい？

こんな夜にはこんな音楽「40oz. to Freedom」

青い眼をした、かわいいかわいいカレシの背中にいるタトゥー、
不細工な太陽。

元になったのがSUBLIMEの「40oz. to Freedom」というCDだというので
恐る恐る聴いてみる。

カレシの音楽のセンスはすごく好きだし
あたしの音楽センスをカレシも好きになるけど

あたしの知らないカレシの、
やんちゃなころの好みなので臆病風。

ところが聞いて見たら予想外によかった。

まだあたしが農場にいたころ
キャベツ畑で終日雑草むしりのときには最適な曲たち。

カレシにマッサージするたびに
この不細工な太陽と目があう。

こんな夜にはこんな音楽「ハニー/ちぐさ」

ストファイ姫祭り～Girls Fight～ではじめて聴いた、まきちゃんぐ。

２年前はCDが買えなかったので
このたびまとめて全曲DLしてみる。

子守唄に聴こうと思ったのに
口の中に入れた甘いはずの飴玉が爆発したみたいに

またまきちゃんぐに憑依された。
パ、パワーアップしてる。

歌い方演歌ぽいし
曲のアレンジが80年代な感じなのに

何かを突き動かす彼女の声の中の何か。

それにしても彼女の名前だけは好きになれない。

こんな夜にはこんな音楽「TALKIE WALKIE」

セックスするときはいつも
AIRの「Pocket Symphony」をBGMにする、
青い眼をした、かわいいかわいいカレシ。

今年のクリスマスにはもう彼はあたしの隣にはいないので
ちょっと早いけど、と昨日クリスマスプレゼントをくれた。

同じくAIRの「TALKIE WALKIE」。

またAIR独特の空気にふわりと包まれて
もう彼の前では泣かないと決めたのに

また泣いてしまった。
うれし泣きかな。

矢井田瞳 COLOROCK LIVE 2008

ヤイコに会うのは
何年ぶりだろう。
２回目。

牛にひかれて氏に初めて会った日
牛にひかれて氏があたしに興味を持ったのは

あたしがmixiのプロフィールに
「好きな音楽　矢井田瞳」と書いてたからだと言った。

牛にひかれて氏をあたしはすぐに好きになったので
おなじみのセックスしてみたいという衝動にたどりついたけれど

そのとき予約してもらった
ヤイコのライブにはどうしても行きたかったから

セックスをしてあたしが深入りしたくなって
気まずいことになるのも嫌だったから

その想いは屈折して

「ヤイコのライブが終わったら１回だけお手合わせお願いしますよ・・・」

という言葉を彼の車の中で言うのが精一杯だった。

初めての日から半年経って
牛にひかれて氏はJCBホールの隣の席でたくさん涙を流していたけれど

あたしはヤイコのおかげで
牛にひかれて氏と出会うことができたのだと思って
ほんとにうれしかった。

「会いたい人」や「i can fly」の歌詞について
牛にひかれて氏と語ったことを思い出した。

ヤイコと同じ世界で
あたしもたくさん恋をして、たくさん失って

ヤイコを聴いて
そのときの想いが曲に染み付いていって。

そのときの想いを思い出に変えたあとも
ヤイコが歌えばそれはずぐに解凍される。

牛にひかれて氏とセックスしたいという衝動はもう消えてしまったけれど

牛にひかれて氏とのかけがえのない一瞬一瞬が
またヤイコの曲に染み付いてくのがうれしくてうれしくて。

YES
ハッピースピナー
Buzzstyle
Siren
I Love Youの形
Not Still Over
未完成のメロディ
靴音
虹のドライブ
How?
会いたい人
君こそ道しるべ
恋バス
ドキドキのつぼみ
i can fly
ミラクルワイパー
アンダンテ
GO MY WAY
ネバーランド行き
Not Enough
～.period～

アンコール、
My Sweet Darlin'
手と涙
モノクロレター
ハネユメ

SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008 "さざなみOTR" インNHKホール

草野正宗に会うのは
２年ぶりだった。

ナンプラー日和　イン沖縄ぶりだった。

NHKホールのC8列目。
隣には長年連れ添った、愛しきあたしのスピッツの片割れ。

去年リリースされた「さざなみCD」はいまいちだと思った、
昔の垢抜けないころの曲調と似てる気がしたから。

あまり聞き込まずに放ったまま。

正宗に会う１週間くらい前からせこせこ「さざなみCD」を聴き始めた。
聴き込んでみたら全然いまいちじゃなかった。

スピッツの曲たちは聞き流してるうちは
容易にはよさをわからせてくれないのだ、きっと。

正宗は少し痩せた気がした。

頼りないほど細いからだから、あの強くて透き通っている声が出る。

彼の人生に思いを馳せてみて

彼も辛いことや悲しいことを、

楽しいことも愛したことも
塗り箸みたいにきれいなものに変えてるのだろうなどと勝手に思ってみる。

いつか息子を産むことがあれば
正宗と名づけようと決めた。

僕のギター
不思議
ヒバリのこころ
けもの道
トビウオ
点と点
チェリー
群青
ルキンフォー
P
楓
桃
ネズミの進化
夜を駆ける
Na・de・Na・deボーイ
スパイダー
8823
俺のすべて
砂漠の花
漣

アンコール、
魔法のコトバ
ハチミツ
みそか

こんな夜にはこんな音楽「innocent view」

高松についたら絶対に行こうと思ってたカフェがあった。
北浜アーリーの「umie」。

umieのお休みはたしか月曜日だった、
今日は水曜日だから大丈夫と訪れたumieは・・・お休みだった。
いつ定休日変えたの？

失意のまま、北浜アーリーをブラブラ。
お手ごろなカフェ、「dozy」で夕ご飯。

なかなか居心地のいいソファ、ゲット。
閉店間際の最後の客。

カフェではありがちなカバーアルバムが流れてる。

ごはんが運ばれてくるまでの間、
うつらうつらと本を読んでるとBGMが気になる。

なかなかいい声してるじゃないの、という余裕のある感想が
だんだん魅き付けられて

お会計をするころには後戻りできないところまで来てしまった。

カフェのひとにCDの名前を聞くと
SotteBosseの「innocent view」とのこと。

旅を終えたら即買しようと即決。

とぼとぼと暗い道を高松駅に戻る。
福岡行きのバスが発車するまでにはあと１時間半ほどある。

急に寂しさに襲われたとき、黒沢からメールがきた。

「旅人は孤独です」という弱音を送ってみると
「孤独という自由を楽しんでください」と黒沢。

ちょっと元気になって
ただでさえ荷物がいっぱいなのに
一目惚れしたシャツを衝動買いしたらすっきりした。

東京に帰ってきてCD購入。

でも自分の部屋で聞くといまいち・・・
BGMさえもカフェの小物のひとつだったのだと判明。

こんな夜にはこんな音楽「COTTON EYE JOE」

その曲「COTTON EYE JOE」の歌詞を見ていて
曲の雰囲気とは逆に悲しい曲なのかと思いきや
よくよく読んでみるとおもしろい曲だと思ってニヤニヤした。

「もしコットン・アイ・ジョーがいなかったら
　俺はもっと前に結婚していただろう
　君は一体どこから来て、一体どこへ行ったのか
　コットン・アイ・ジョー、君はどこから来たんだい

　彼はまるで真冬の嵐のように現れた
　彼はクールに力強く草原を走り抜けた
　彼の瞳は万能で、彼の武器はそのスマイル
　でも彼がこの町に来たのは道楽のためだった

　彼は行く先々に厄介ごとをもたらした
　多くの女の子が傷つき
　誰にも知られないよにいなくなった
　そしてコットン・アイ・ジョーのせいで男だけが残された」

映画が一本撮れそうだ。