旅する小林亜星

小林亜星情報満載

帰国

2008-06-30 07:32:36 | 青春生き残りゲーム
目覚めると隣には
ひげもじゃのかわいい寝顔があった。

一瞬がっかりしたよな、
ほっとしたよな。

英語の夢を見始めつつも
ときどき日本にいる夢を見る。

あたしの心だけ、ときどき一時帰国してるみたいだ。
まさかのホームシックか。

あたしはここにいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失禁

2008-06-26 16:30:12 | 青春生き残りゲーム
日本ではNW関係の仕事をしてたと言ったら
就職斡旋課のおばさんに

「ITエクスポがあるからぜひ行きなさい」と言われた。

日本の大規模就職フェアでもしりごみしてるというのに
と思っていたら

あたしの大好きな、
クラスメイトの口ひげが濃いい中国人の女の子が行ってみようよというので

勇気があるなと思いつつ、ついてってみる。
用意したCVは三部。

スーツなんかNZに持ってきてないので超カジュアル私服。
でもみんなカジュアルだから浮かない。

ビッグサイトなどで行われる大規模就職フェアを想像してたものの
参加企業はたった7社。

7社の中から1つだけ面接してもらえる権があるというので
恐る恐る面接の受付に行ってみると

7社のうち知ってるのはTelecomだけだった。
そのTelecomには大量のインド人が並んでいたので

一番並びが少ない、
けれど名前を聞いたこともないNAVMANという会社の面接を受けることにした。

すぐに担当者のところに案内されて
軽く自己紹介など。

カーナビの会社らしいのだけれど
プログラミングの求人しかしてなかったようで

いっしょにいた中国人の女の子はプログラミングの経験があるので
ちょっと盛り上がり

あたしはNWの経験が少々、というと
なんで来ちゃったの?みたいな顔をされつつ

気を遣って、アンケート用紙など渡してくれたので
精一杯のアピールなどしてみつつ。

30分くらいで帰還。

人生、無駄な経験なんかないんだと自分に言い聞かせつつ

これから先半年以上就職できなかったとしても

最近モロッコに行ってきた友人からいただいた言葉、
「インシャアッラー(神様が望むままに)」という勢いで

生きてくことを忘れないよにしようと思いつつ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな映画「The Hitcher」

2008-06-25 10:13:06 | こんな夜にはこんな映画
32歳で年収NZ$50000、30年払いでNZ$600000の家に住む中国人の家で見た
おバカ映画「The Hitcher」。

最初に日本語字幕を見せてもらったけど
これがすごい日本語だった。

あたしが訳したほうがましだわ。
あまりにもひどいので英語字幕に変えてもらう。

とにかくおバカ映画のひと言に尽きる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身元

2008-06-25 10:00:27 | 青春生き残りゲーム
来週末でいよいよ、お気楽な学生生活は終わるため
まさに世間の荒波に揉まれようとしてる。

就職活動にはCVという履歴書っぽいものが必要で
これには日本で使ってた職務経歴書の英語版を応用してみる。

CVの雛形には資格の記入欄がないところが特徴か。
資格より経験が重視されるというところ?

日本のとさらに違うのは「REFEREES」という身元照会先が必要になる点。
名前と立場と連絡先。
しかも最低2人。

企業はどのくらい頻繁にここにコンタクトするものなの?と
就職斡旋課のおばさんに聞いてみたところ
かなりの頻度で連絡がいくらしい。

彼女の娘はかつてイギリスで働いていて
NZに帰国してから就活していて

「REFEREES」にイギリスの元上司を書いたところ
応募先の企業はイギリスにまで電話したそうな。

というわけで友達はたくさんできたけれど
身元照会先となるとなかなか頼めるひともいなく。

まずはマレーシアに旅立った元カレと隣にいる今カレに頼んでみたところ
あっさりOKしてくれた。

では彼らの立場はなんと書けばいいのだろう。
Xboyfriendとcurrent boyfriendか。

そういうわけにもいかないので
結局語学学校の先生に頼んでみたらあっさりOKしてくれた。

でもまずはREFEREESにコンタクトされるところまでいくのが至難の業。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな映画「Stardust」

2008-06-25 09:47:20 | こんな夜にはこんな映画
青い眼の彼のお気に入りという映画「Stardust」を
ソファで作った即席カップルシートで見る、英語字幕。

話が単純で、英語も簡単な単語が多く
ほぼ理解できたと思われ。

甘い、甘いファンタジー映画。

永遠の愛を、彼は信じてるらしい。
あたしもそろそろ信じたいけれど。

こんな夜にはこんな御伽噺。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな読書「チーム・バチスタの栄光」

2008-06-24 05:43:37 | こんな夜にはこんな読書
牛にひかれて氏があたしの出国直前にゴミ箱から拾ってきて、くれた、
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」。

母に頼んで送ってもらう荷物の中に入れてもらった本。

日本語に飢えてたのか、あっという間に読んでしまった。
とにかく緻密に繰り広げられる彼らのやりとりが最高だ。

まるで田口なあたしにとって
白鳥圭輔は牛にひかれて氏を一番に彷彿とさせた。

あたしのブログを読んだ牛にひかれて氏が

彼なりにあたしの深層心理をあたしに解説することで
あたしの中のあたしが完結していたことを思い出す。

懐かしい感覚。

とにかくおもしろかったので彼が
「田口・白鳥コンビ」のシリーズを送ってくれることをここにこっそりおねだり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名前

2008-06-23 05:30:50 | 恋のうた
青い眼の彼の部屋には独立してバスルームがくっついていて
小さな洗面所とトイレもある。

気がつくと、新調された青いハブラシとピンク色のハブラシが
恥ずかしそにハブラシ入れに収まっていて

その様子がまさに新婚さんみたいで
あたしの顔から幸せが蒸発して天まで昇ってったのが見えたほどで。

男の子には青で
女の子にはピンクという無意識下の彼の中のステレオタイプには

ハブラシはピンクより緑色を選ぶ傾向にあるあたしに対して
実はあたしの中に女と男が同居してると告白したあたしに対して

もう少しふつうの女の子らしくしてという願望が込められてるのかもしれないと
深読みしてみたりもしたけれど

純粋に、彼の生活に、正式に招待された気がしてうれしかったわけで。

料理がうまいひとはセックスもうまいと思う、というのは
あたしの稚拙な統計から緻密に算出された直感に近い結論で

その根拠は想像力の豊かさ、だ。

きんぴらごぼうが好きな彼は
ニュージーランドではごぼうが手に入らないので
にんじんとブロッコリーの茎で器用にきんぴらもどきを作ってた。

それの、なんとおいしいこと。

ブロッコリーだと言われなければ
ふつうのきんぴらごぼうだと言われても疑わないほどに。

それに加え、毎回こんなセックスが続くなら
きっとセックスレスにはならないだろうなと思うよな手さばきで

あたしは彼がくれる快楽の虜になり下がり
うめき声をあげ続ける。

その微妙なさじ加減はどこで学んだの?と目を見張る。

そんな青い眼の彼に今日

「君にとって、僕はなんなの?」と切り出されたので

「あなたにとって、あたしはなんなの?」
と質問を質問で返す駆け引きをしてみた。

お互いにお互いの気持ちを知っていながら
最後の最後に、その培ったばかりの関係に名前をつけるところで

やはりちょっとだけ臆病になって
二の足を踏んでみたりもしてみた。

そういうわけで予期してなかったことに
あたし史上初めてアジア人以外のカレシがここに誕生したわけで。

あたしたちに残された幸せの時間は6ヶ月弱。

どう見ても将来に繋がらないこの関係も

あたしの血肉になりすれこそ
絶対に損にはならないわけだしいいかと思いつつも

走り出してしまった車の中で
いつか降りるとわかってる同乗者の横顔を眺めながら

またしてもわざわざいばらの道を選ばなくてもいいのにと思いつつも
もう引き返せないところまで来てしまったので仕方ないと思いつつも

今はもう少しだけ甘い汁に浸らせてと思いつつも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一会

2008-06-21 08:11:48 | 青春生き残りゲーム
語学学校の授業で同じクラスになった日本人N。

弱冠20歳。
そして軽く巨漢。

「Hey man, what's up?」と言って
誰彼構わず寄っていく。

音楽と野球と柔道で培われた、それ。

2週間しかいっしょにいれなかったけれど
彼を通じてたくさんの友達に出会えたし

彼が帰国するときは寂しいと思った。

名実ともに大きい存在だった。
誰にとっても。

歩く人見知りだったあたしが
この8年かかってやっと培ったコミュニケーション能力を

彼はたった20歳で軽く凌駕してた。

こんなふうに出会ってなかったら
きっと愛してしまってたひと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住居

2008-06-20 07:49:45 | 青春生き残りゲーム
語学学校の寮には5週間分の滞在費しか払ってないので

そろそろフラットを探そうと
ネットで物件漁りを始めた。

日本人だとわかると返事も来ないと日本人の男の子が言ってたけど
サイトに登録したら、けっこうコンタクトがきた。
女の子だからか。

フラットとはどのような感じなのだろうと
まず片っ端から見学に行くことにした。

昨日初めて行ったのは郊外にある物件。
若い香港人と中国系マレーシアン夫婦の家に

マレーシア人の女の子が間借りしてるとのこと。

$145/週+光熱費、平均$20。

部屋は10畳くらいで、家具も揃ってる。
テレビもほしかったら貸してくれるらしい。

駐車場つき。

家の会話は中国語になりそうだなと思いつつ
最初に見た物件としてはなかなかか。

でもあまりおもしろそな匂いがしないな。

あたしの生活が動き始めようとしてる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘部

2008-06-20 07:41:30 | 謝々!
予想以上にこちらでバドミントンをできそうなので
持参した3組の短パンとユニフォームでは足りないし

重いからと置いてきた英英辞典もやはり不可欠なので
出国早々母に頼んで荷物を送ってもらうことにした。

困ったことに出国前の準備にもたついて
パッキングが完了したのは出国当日の昼だったため

寝不足で頭は朦朧とし
あたしの部屋にある、親に見られて困る秘部を処分してくるのを忘れた。

背に腹はかえられぬが

バドミントンユニフォームが入ってるのは箪笥の3段目の引き出しだけれど
そのひとつ上の段にはあからさまにコンドームが入っているし

バドミントンの靴下をまとめて入れていた棚には
前の前の前の前のカレシにもらったピンクローターがタオルにくるまれている。
使用感たっぷり。

母は見つけても何も言ってこないだろうけど
自分の秘部を曝け出すのはまことに恥ずかしい。

帰国したときのことを考えるとまたまことに恐ろしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする