旅する小林亜星

小林亜星情報満載

鰤門

2008-02-29 01:59:15 | 青春生き残りゲーム
あたしのリアル友達の中で一番上流階級なN氏。
10年前にニュージーランドのドミトリーで友達になった日本人。

あたしの在籍してた東京の大学名を聞いた瞬間、
「今度合コンしよ」という初対面だったイメージ悪。

外資系の投資関係で云々という仕事柄、
南の麻布に2Kのマンションひとり暮らし。

人生なにもかも思い通りに生きてるよに見える彼のそのマンションの一室に
ニュージーランド仲間で集まったのは

たしかあたしがCCNAに受かる前のことなので3年以上前。

そのとき借りた、彼がお風呂の中で読んだという
塩野七生の「男たちへ」をそろそろお返ししようと思い立ったら

今まで全く興味のなかったK氏にさしのみを挑むのもおもしろいと思ったわけで。

快く誘いを受けてくれたK氏から待ち合わせのメール。
時間と場所は合わせますと言ったものの。

「以下予約したのでよろしく
 銀座 鰤門 しもん http://r.gnavi.co.jp/g729101/ 03-5537-0010 中央区銀座5-5-13 坂口ビル6F」

二人だけれど金曜だしわざわざ予約してくれたのだわと思い
URLをチェックして呆然。

ランチでも5000円しちゃう、
「銀座の本格江戸前鮨を、くつろぎの空間で食べる」・・・

軽く居酒屋でごはんでもと思っていたというのに

K氏の圏内には永遠に入らないであろうあたしを
普段のデートコースで使ってそな店に連れてってどうする。

そりゃ、杓子定規すぎってところで。
あたし、何着てけばいいのか一体。

そういえばお返しする前までに読み終わろうと思っていた、
「男たちへ」はまだ4/54しか進まず、間に合わないし

そういえばCCNAは今年の4月でエクスパイヤだし
なんともかんともいかんとも。

あー、ソレソレ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008 "さざなみOTR" インNHKホール

2008-02-29 00:54:11 | こんな夜にはこんな音楽
草野正宗に会うのは
2年ぶりだった。

ナンプラー日和 イン沖縄ぶりだった。

NHKホールのC8列目。
隣には長年連れ添った、愛しきあたしのスピッツの片割れ。

去年リリースされた「さざなみCD」はいまいちだと思った、
昔の垢抜けないころの曲調と似てる気がしたから。

あまり聞き込まずに放ったまま。

正宗に会う1週間くらい前からせこせこ「さざなみCD」を聴き始めた。
聴き込んでみたら全然いまいちじゃなかった。

スピッツの曲たちは聞き流してるうちは
容易にはよさをわからせてくれないのだ、きっと。

正宗は少し痩せた気がした。

頼りないほど細いからだから、あの強くて透き通っている声が出る。

彼の人生に思いを馳せてみて

彼も辛いことや悲しいことを、

楽しいことも愛したことも
塗り箸みたいにきれいなものに変えてるのだろうなどと勝手に思ってみる。

いつか息子を産むことがあれば
正宗と名づけようと決めた。

僕のギター
不思議
ヒバリのこころ
けもの道
トビウオ
点と点
チェリー
群青
ルキンフォー
P


ネズミの進化
夜を駆ける
Na・de・Na・deボーイ
スパイダー
8823
俺のすべて
砂漠の花


アンコール、
魔法のコトバ
ハチミツ
みそか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茜空

2008-02-28 00:31:09 | 美容師
「今日の夕焼けはあたしよりきれいだ。」

そんなメールを送って
カーテンを開けてみてくれそうなのは美容師かなと、思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな映画「象の背中」

2008-02-25 23:16:43 | こんな夜にはこんな映画
なんとなく手に入ったので
なんとなく見てみる「象の背中」。

何もかもが映画のよに
出来すぎていて美しすぎて物分りがよくて

東東京一、涙もろいあたしが一滴さえも泣けなかった。

経験したことはないけれど
生きることはもっと格好悪いんじゃないかと。

漉してみたら何も残らない映画。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな映画「コンナオトナノオンナノコ」

2008-02-24 21:46:22 | こんな夜にはこんな映画
なんとなく手に入ったので
なんとなく見てみる「コンナオトナノオンナノコ」。

素人っぽさを演出したっぽい素人っぽさがグー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口実

2008-02-24 21:13:35 | 羽遊人
2年ぶりにバドミントンのミックス大会に出場。

第四試合だったので
軽く基礎打ちしてから2回もうんこして
観覧席でたらたらと試合の準備をしてると

後ろの席にひとの気配がしたので振り返ると
ラケットバッグを背負ってあのおっさんがいた。

全く存在感がなくてびっくりしたので
「あ、おはようございます。
 すっかり気配を消してましたね」と話しかけるとあのおっさんは

「いや、(体育館の前でやってる)フリーマート見にきただけだから。
 このあと練習があるんだけれどまだひとが集まってないみたいだからね。
 もうちょっとしたらすぐ練習に行くから。」

とあたしがまるで彼がなぜ観覧席にいるのか疑問に思ったのを、

またはもうちょっと突き詰めるとこんなお天気の休みの日なのに
試合の応援に来るほど彼が暇なのではないかと思ったのを、

嘲笑し、問いただしてるかのよな言い訳がましい彼の返答。

いや、それを言うなら「フリーマーケット」だし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな海外ドラマ「HEROES」

2008-02-23 16:23:45 | こんな夜にはこんな映画
友達が出演してるとのことで
出来たての海外ドラマ「HEROES」を見てみる。

「X-MEN」+「SEVEN」÷5?
二番煎じという言葉を製作者は知ってるのだろか。

友達は確かに出演してた。
しかもメインメンバーのひとりで台詞も多々。

日本と思われるセットもまた日本語の看板だけという手抜きさに加え
どう見ても中国人をエキストラに多用してる点、ほほえましくさえ。

こちらから見て白人の国籍がわからないよに
向こうから見て黄色人は黄色人なのだと。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな読書「翻訳夜話」

2008-02-23 11:56:05 | こんな夜にはこんな読書
いつか生話を聴きたいと思っているけれど

ジュンク堂のトークセッションはいつも満員御礼になってる柴田元幸と、
村上春樹の「翻訳夜話」をとりあえず読んでみる。

それは翻訳という世界にちょっと興味があって
でもどこからどうやって近づいていけばいいかわからないから、というのもあって。

対談形式で進む本編は
なんだか柴田元幸も登場する質問者も
みな一様に村上春樹の言葉に媚び諂いまくりの印象。

翻訳というもの自体が曖昧だからなのかもしれないけれど
村上春樹が言ってるのはあまりにも主観的で曖昧で高慢ちきな感じ。

私はこうしてるけれど、
これはプロだからできるわけであって
君たちはやっちゃいけないよー、みたいな
ここまで降りてこない感じ。

以前「ライ麦畑でつかまえて」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読み比べてみたときは
何が違うのかわからなかったけれど

「海彦山彦」の章を読む前に
自分なりに原文を読んでみて
それから村上春樹と柴田元幸の競訳を読んでみたら

自分の初期イメージと彼のと彼のとでは三者三様に
明らかに受け取るイメージの色が変わったことに気付いた。

翻訳するってことは、
特に文芸翻訳というものが読者に与える影響は計り知れないのだと。

心にひっかかった言葉。

「文章っていうのは人を次に進めなくちゃいけないから、
 前のめりにならなくちゃいけないんですよ。
 どうしたら前のめりになるかというと、やっぱりリズムがなくちゃいけない。
 音楽と同じなんです。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな夜にはこんな読書「エルマーのぼうけん」

2008-02-22 22:50:55 | こんな夜にはこんな読書
物心ついてから読んだ本の中で
一番記憶におもしろかったと残ってる本、
ルース・スタイルス・ガネットの「エルマーのぼうけん」。

図書館の児童コーナーで見つけたので読んでみる。

寓話チック、なんて抜きにして
なにげにかなりおもしろいもんだ。

そしてけっこう残酷。

心にひっかかった言葉。

「『そうはとんやがおろさんわい。』
 と、ライオンが、いいました。」

そういえば「大どろぼうホッツェンプロッツ」もおもしろかったな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿寒

2008-02-20 00:11:29 | 流れ星
件の細靴イケメンと最後に仕事で絡んだのは去年の12月。

夜間作業の前にしなくてもいい用件を無理やり作り
電話してみた細靴イケメンの仕事携帯。

電話の最後に余談にと
細靴イケメンの時計はどこのですか、と苦し紛れに質問。

向こう側で笑い声がしてから「ランカスターです」という甘い声。
白い歯ニュっとスマイルが心に浮かぶ。

そのあと夜中にトラブルに見舞われて
細靴イケメンに朝まで対応してもらったのだけれど
結局こちら側の些細なミスだったことが判明して

なんだか恐縮のまま年が明けた。

それからしばらくして
細靴イケメンの上司が新しいシステムの説明にやってきたのは今日だった。

「今後も3名態勢でフォローしてきます。
 実は前担当だったHは退職したんですけどね。」と細靴上司。

「はぁ、そうでしたか」とだけやっと反応して
あとは上の空。

隠す動揺。

転職してまた違う外資系にでもステップアップしたのだろうかと思って

説明が終わったあとに
「ところでHさん、どこ行っちゃったんですか?」と聞いてみると

「実家に戻って家業を継ぐとか。
 なんでも手広くやってるらしくてね、まず焼肉屋をやるみたいですよ。
 彼の実家は北海道の阿寒湖というところでね、マイナス20度だって」
とあたしが聞きたいことを察したのか、全部答えてくれた細靴上司。

ほとほと細靴イケメンとは縁がなかったのだなと思いつつ、
阿寒湖の場所を調べてしまうお痛さん、あたし。

実は阿寒湖が釧路市にあって

人生あまりにも蛇行中のあたしが
いつか行きたいと思ってる釧路湿原から50キロほどしか離れてないことに気づいた。

縁がないこともないかもしれない。

「阿寒湖」の近くで「手広く」やってる「焼肉屋」+細靴イケメンの苗字で
なんとかたどり着けてしまいそな情報を偶然手に入れてしまった。

よし、もう少し縁があったらストーカーになろう。
釧路まで。

阿寒?いや、悪寒?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする