「マイクロソフトアップデート」 こぼれ話
7月4日の操業中、指揮船「18鹿島丸」から急遽停船命令!
また臨検か?と うんざりしていたら、なにやら様子が違う!
指揮船「18鹿島丸」に乗船している4人の
ロシア人オブザーバーの中の主任監督官は
昨年我々の船にオブザーバーとして乗船していた方で、
昨年釧路に入港した際、pcを買ってきたはいいが
日本語がダメで初期設定できず、就寝中に呼ばれ
私が初期設定をした事で大変喜ばれた事があった。
今回も船に乗船するなり、私のところに来て、
日本語が堪能なオブザーバーが通訳。
それによると「初期設定でエラーが起こり
pcがシャットダウンしてしまうという事でした」
やってみると、やはりエラーが起こり、先に進まない
「ウィンドウズビスタ」にはまだ触れた事が無く
初めてだったのですが、なんとか一旦は
他のアプリケーションを使う事ができるようになり帰った。
が、しかし 翌5日早朝から再度乗船してきて
また同じようなエラー状態になったらしく怒っている様子!
詳しくは解らないまま、操業が始まり、操業に参加せずに
オブザーバーと通訳に挟まれpcを前に四苦八苦!
さすがに時間が経過して行き、仲間達は操業中!
あせりが出始め、知り合いに電話で相談し
「マイクロソフトアップデート」を試してみる事に!!!
しかし、我々の船はインターネット環境が無い為に、
インターネット環境のある僚船に移り「アップデート」し
問題は解決しました。
本当に稀な事で、こぼれ話として載せておきます。
6月9日に釧路港を出港し再度1区向け!
日露中間線のチェックポイントで
(アファリーナ)の臨検を経て北上、
12日にはカムチャツカ沖のチェックポイントで
ロシアコーストガード185(サハリン)から臨検!
(この監視船からの臨検で豊進丸が連行された)
13日、指揮船(18鹿島丸)とロシアコーストガード282
(パゲージャ)から同時に臨検。
13~20日まで7回の操業で1区の漁獲枠を消化し、
3a区向け南下、22日ペトロ沖のチェックポイントで
ロシアコーストガード145(デュナイ)から臨検、
23日3a区での操業前にロシアコーストガード160(パロシィ)
から臨検、6月23日~7月11日まで19回の操業中
6月30日には故障した方向探知器の予備を借りる為
仲間の船(68海運丸)と会合。
7月3日には指揮船(8光洋丸)から、4日には(18鹿島丸)から
6 日にはロシアコーストガード(ギアナ)から臨検!
9日には(18鹿島丸)からFo約14、5klを補給。
3a区では漁が無く、2航海目は延べ26回の操業となりました。
13日朝、日露中間線のチェックポイントで(アファリーナ)
からの臨検後日本の領海内に入りロシア側の
厳しい取り締まりから開放され乗組員みんながやっと一安心!
14時30分頃釧路入港予定、入港後休みが有るようで、
2航海分の漁の疲れを癒やす時間がありそうです。
注 ロシアコーストガードの船名は
ロシア人オブザーバーから
聞いての発音から判断したもので
実際の船名とは若干異なるかもしれません!